東京のどこに住む? SUUMOで検索、そして現地へ

2016冬 あるマンション建築現場生活
スポンサーリンク

はじめに

東京で住むためのマンションをネットでの検索し、これまで探したハザードマップ等と突き合わせて、実際に現地に足を運んで検討してみました。

その経過を記載します。


2016冬 あるマンション建築現場

↑;とあるマンションの現場。

スポンサーリンク

マンション探しの大まかな方針

東京で暮らすにあたって、「どこに住むか」がまず大事なポイントなのですが、
全く土地勘・地理勘もなく、友人・知人が東京にいるわけでもありません。

「都会のマンションに住もう。」 位のきわめてアバウトな感じで住居探しをスタート。

地震・地盤・火災・水害・洪水犯罪発生率・交通等、いろんな要素を検討してかないといけませんでしたが(よければ別記事ご参照を)、

  • 東京の真ん中に近い程、どこに行くにも便利だろう。
  • けど、真ん中は高い(家賃・地価)だろう
  • じゃあ、利便性と値段の折り合いがつくところを探そう。

東京 同心円状の図

という、単純な考えからスタートしました。

スポンサーリンク

ネットで新築マンション探し

実際にマンションの検索をする頃には、水害・地盤・地震・犯罪発生率等の情報を得て自分なりにどのあたりで探すかの見当を付けていました。

「皇居・東京駅から西の方に扇状に広がるエリア」で探そうかなあと考えていました。(実は結局ここが一番高かった・・・。)

東京 同心円状の図 西側

↑;頭の中ではこんなイメージで考えてました。

これに従って、ネットで(SUUMO)で検索してみました。

SUUMOは、賃貸・分譲、新築・中古、一戸建て・マンション 様々な物件を多数の検索条件でフィルターをかけて絞り込める便利なサイトです。

東京の真ん中の皇居がある千代田区周辺の区から左に扇形に広がるような地域を検索してみました。(都心+西部+南部)

よくわからないまま(無知は無敵です。)新築マンションで検索。

間取りは子供二人を考えて3LDK以上(このあたりも怖いもの知らず・・・)

駅から5分位がいいよね。

この段階で、確か60-70件くらいにはなっていたと思います。

そこからは人力検索で、入居可能日で絞ってみました。(次の次の年の春まで)

最終的に 20件程度となったので、すべて資料請求してみました。

不思議なことで、ほとんどの物件は値段が分からないのです。(それが普通らしいと知ったのは結構あとのこと。)

土地勘はもちろんのこと、いわゆる「相場感」も全くないまま、先入観なく集めたのは逆に、良かったのかもしれません。

スポンサーリンク

さらに郵送された資料を検討

一週間以内に、ほとんどの資料がそろいました。そこから妻と再び絞り込みにかかりました。
「物件概要」の住所からGoogle mapsでまず河川や高速道路・幹線道路との位置関係を確認。これらからあまりに近い物件は除外しました。

さらに、入力地点の標高が分かる地図アプリで大まかな標高も確認。標高が5-10m以下は除きました。

最後に、東京都のハザードマップ(倒壊や地震後の火災延焼の危険)とも照らし合わせて、危険が想定される地域にある物件も除きました。

資料の中には物件価格が判明しているものも少ないながら有りましたので、目ん玉飛び出る値段 (数億・・・)な物件も排除。

残った物件を区毎のハザードマップ上にプロットし、懸念点(例えば学校が近すぎて騒がしいのではないかとか、日常の買い物ができるのか)を記入した付箋を張り付けて資料は完成しました。

スポンサーリンク

現地に行ってみる

完成した資料を携えて今度は現地に行ってみました。

新宿のホテルを拠点に一週間ほど東京に滞在し、現地を回ってみました。

渋谷区×1、世田谷区×2、文京区×3、千代田区、港区×3、新宿区の物件を回ってみました。できる限り歩いて移動することに心がけました。

電車・地下鉄に乗る場合でも、往路と復路では異なる駅から、あるいは一駅先から乗車するようにして、「歩いて」感触をつかむことに注意しました。

地方出身で全く土地勘のない人間が、短期間で回った結果ですが、少しだけコメントしておきます。

・渋谷区;明治神宮近くのエリアの物件でした。渋谷区というと若者の集う繁華街の印象でしたが、明治神宮のそばで、一本奥に入ると住宅街でした。こんなところもあるのだなあと驚きました。

・世田谷区;田園都市線の北側と南側それぞれに一件ずつ見てきました。両者ともに「閑静な住宅街」の印象。子供を育てるには良い環境だと感じました。

・文京区;3件見てきました。文京区も南北にかなり長く雰囲気が異なりますが、全体的には静かなところという印象です。

・千代田区;1件を見てきました。中層・高層のビル・マンションが多いエリアで生活感に乏しい感じがしました。

・港区;白金台・青山・赤坂の3件見てきました。(値段も知らずに・・・)いずれも一本奥まれば静かなところです。普通に外国人がたくさん歩いていて驚きます。東京なのに坂が多いなあというのが印象です。

・新宿区;「新宿=歌舞伎町」 みたいなイメージがあり住むところではないと思っていましたが、見学したエリアは一本奥まれば静かで高層ビルも少なく意外でした。

東京分譲マンション 残り3邸

↑;ある物件の現場の看板。「残り3邸」の文字になんとなく焦る。思う壺。

スポンサーリンク

資料だけでは分からない点や気付いたこと

・駅から徒歩5分と書いてあっても、あくまで直線距離であること。例えば駅と物件の間に中央分離帯のある大きな道路があった場合、大幅に迂回する必要があったこと。

・地方に住んでいると、駅の出口は1つか2つ程度で端から端まで歩いても1分程度。だが、都会の駅はとにかく大きい。水平にも広いし垂直にも広い。
電車から降りても駅から出るには結構時間がかかります。

・電車・地下鉄の乗り換えも、地図上ではすぐ乗り換えられそうでも実際歩くとそうでもないこともある。

・現地を見て初めて分かる周辺環境。 有名な観光スポットの近くだと騒々しいことがある(神社・大学・商業施設等) カプセルホテルやコンビニエンスストアが近すぎるのも問題だが、これも行ってみないとわからない。

・地方出身者の勝手な思い込み・先入観に注意が必要と感じました。例えば「渋谷区=若者の街」、「新宿=都庁、歌舞伎町」等。 同じ区の中でも少しエリアが違えば雰囲気はガラッと変わってしまいます。

スポンサーリンク

で、結局は

最終的に候補を4物件に絞りました。この時点でもまだ値段が不明な物件もありました。

一週間近く、ひたすら都内を歩き回って少しずつながらも土地勘がついていくのがわかります。やっぱり、実際に移動してみないとだめだと改めて気づきました。

ここから先は、実際にマンションギャラリーに予約を取ってより具体的に物件を検討していくことになりました。

結局、予算内で幾つかの物件が残ったのですが、最後にはどのようなライフスタイルを目指すかも重要かなあと感じました。

自分の場合は、

  • 都心に近く利便性を重視した暮らし(田舎者憧れのアーバンライフ的な・・)
  • 現在の住居の延長線上の暮らし(静かで低層地域で、いわゆる閑静な住宅街・・)

この2つの選択が最終的に物件を決める要素となったかなと思います。子供がもし幼ければおそらく後者を選んだと思います。
しかし、「現状を大きく変えて新たな気持ちで生活を始めたい。」という考えが、そもそもの東京引っ越しの原点であったので前者に気持ちは傾いていました。

ここから先の話は、また機会があれば記事にしてみます。