臨済宗のお寺の座禅会に行ってきました。

東京世田谷 龍雲寺 東京禅センター 当日案内生活
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はじめに

以前、曹洞宗 長谷寺 での初心者禅体験の様子を記事にしてみました。

その後、日本の禅宗で曹洞宗と双璧をなす 臨済宗 のお寺の初心者向けの座禅の講習会があったので、節操ないですが参加してきました。

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臨済宗 龍雲寺 東京禅センター 座禅会 に行ってきました。

龍雲寺と隣接する東京禅センターはこのあたりになります。

参照;東京禅センターHP

最寄り駅は、

  • 東急田園都市線;三軒茶屋
  • 東急東横線;学芸大学前

になりますが、どちらの駅からも徒歩15分くらいはかかってしまいます。自分は三軒茶屋駅からアプローチしました。

東京禅センターのHPをみると、この世田谷区の龍雲寺以外にも、座禅会の他にも、様々な場所でカジュアルな形の催しを実施しているようでした。
「Zen cafe in 表参道」なるイベントも開催しているようで、よく言えば「フレンドリーで門戸が広い」印象です。

東京禅センターでの、初心者向けの座禅の会は予約が必要ですが、HPから簡単に予約できました。東京禅センターでは、水曜日と土曜日の午後に主に座禅会の予定が組まれていました。水曜日の午後のセッションを選びました。
時間は水曜日も土曜日も2時間となっています。

さて、東京禅センターは、龍雲寺の敷地の中ではなく、一見民家のようなので、注意しないと通り過ぎてしまします。

東京世田谷 龍雲寺 東京禅センター 表札

↑;東京禅センターの玄関の表札です。

東京世田谷 龍雲寺 東京禅センター 当日案内

↑;入口に本日の予定等が期された掲示がホワイトボードに貼付されていました。

 

さて、玄関を入ると受付の僧侶の方がみえました。

和やかな雰囲気で、特に威圧感があるとか怖そうということはなく安心できます。

参加費500円を支払い畳の間に通されました。最大で25名までの会ですので、それほど広いお部屋というわけではありません。

時間までに、合計10名程度の参加者の方が集まってきました。参加者は、性別も、年代もバラバラだと感じましたが、前回長谷寺の時と同様、意外と20代・30代の方も参加されているのが驚きです。

挨拶ののち、僧侶の方から色々と説明を受けます。

座り方、手の組み方等を聴きます。

座布団は、一人につき2枚用意されており、一枚は普通の座布団でもう一枚はその半分サイズのものでお尻の下に2重に敷くことが出来ます。

ある程度の説明が終わったら、結構あっさりと「では、座ってみましょう。」ということになって、座禅本番が始まりました。

やはり、前回同様、半跏趺坐(片方の足のみを反対側の太ももの上に置く)で座るのが精いっぱいで両方の足を組むことはできませんでした。

一回20分程度、なんとか集中しよう、無心でいようと思うのですが、次々にいろんな思惑が沸いては消えていきます。

「集中しよう。無心でいよう。」と念じること自体、すでに無心でないという矛盾した状態で「無」は、とても修行してない凡人の身には遠い存在です。

ですが、時間自体はあっという間に経ってしまします。

一回のセッションののちには、ゆっくりと歩いて足のしびれを取る「経行」は、曹洞宗での経験と同じでした。

二回目の座禅も、同様に20分程度。

座禅開始時には、呼吸に意識を持っていくことを指導者の僧侶の方が示唆してくれました。

数を数えながら呼吸に意識を持っていくのですが、いくつか数えるとまた雑念に心を占拠されています。 悪戦苦闘しているうちに、また20分があっという間に経過していました。

座禅の前後には、配られた資料に記載されていたお経を唱えて座禅会自体は修了しました。

その後、お菓子とお茶をいただけるというご褒美付きです。

東京世田谷 龍雲寺 境内梅の花

↑;座禅会終了後に龍雲寺の境内へ。梅の花が満開でした。

東京世田谷 龍雲寺 座禅会の案内

↑;禅センターの座禅会ではなく、龍雲寺の座禅会のお知らせのようです。

東京世田谷 龍雲寺 正門横   東京世田谷 龍雲寺正門

↑;龍雲寺の正門です。世田谷の住宅街の中にある大きな敷地にたたずむ立派なお寺でした。

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座禅会を終えて

前回の長谷寺での体験の際もそうでしたが、座禅の最中には、雑念だらけで自分の心をコントロールできない状況が情けなくも感じました。
しかし、終わってみるとすっきり晴れやかな感覚になるのが不思議です。

 

宗派やお寺の特色があるでしょうから、比較するのも大変失礼な話なのですが、自分の今回と前回の経験から感じたのは、臨済宗の方が曹洞宗よりも、より一般の人々にもなじんでもらおうとしているのかなと感じました。

東京禅センターのHPをみても、一般受けしそうなイベントも多数開催されているようです。ざっくりいうと、ハードルが低く設定されていると感じました。

曹洞宗 長谷寺での座禅会は、会場もより実践的でしたが、臨済宗東京禅センターの施設は逆に一般の建物でありいわゆる「厳かさ」は薄いものの、とっつきやすいのは間違いないと思いました。

なかなか定期的に参加するのは難しいですが、時間があればやはり「心の掃除」をすべく再度座ってみたいと思いました。

 

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