東京探索 有栖川宮記念公園に行ってきました。

有栖川宮熾仁親王の騎馬像エリア・スポット
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はじめに

東京に単身先行移住して約2か月。休日は公園に出向いています。

港区南麻布の 有栖川宮記念公園 に行ってきました。

狙っているわけではないのですが、都心で大きめの公園を選ぶとやっぱり「皇室・旧宮家」ゆかりの地になってしまうんですね。

園内に標高差があり、まるで郊外の山や丘陵内の森林を散策しているようで、とても都心とは思えない自然豊かな公園でした。

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過去の皇室関連の御宮・公園の記事はこちら

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有栖川宮記念公園について

港区南麻布にあります。 某大手マンションデベロッパーの営業さんが言及していた、3A地区ですね。(青山、赤坂、麻布)


確かに、マップをみると田舎者は引いてしまう要素が満載です。

「聖心女子大」とか「各国の大使館」とか超有名進学校の「麻布中学校・麻布高等学校」等が、公園の周囲にこれでもかと存在しています。

東京メトロ日比谷線 広尾駅 が最寄です。

公園は三角形に近い敷地になっていますが、広尾駅から最も近いのは西の頂点に位置する広尾口です。その他、都立中央図書館側や、ドイツ大使館側(南部坂)にも出入口はあります。

参照サイト;

有栖川宮記念公園の敷地は、江戸時代まで遡ると陸奥盛岡 南部藩のお屋敷があったそうです。

その後、明治の時代には有栖川宮家の御用地となりました。

しかしその有栖川宮家は、大正2年に断絶。有栖川宮家の祭祀は高松宮家が引き継がれたそうです。

そして、昭和9年、有栖川宮威仁親王の20年目の命日のタイミングで、高松宮家から東京市に賜与され、公園として一般公開されることになりました。

現在は港区立公園 という扱いになっています。

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広尾口から有栖川宮記念公園へ

東京メトロ日比谷線 広尾駅 1番出口から地上に上がります。徒歩2分くらいで広尾口に到着です。

有栖川宮記念公園 広尾口

↑;広尾口が三角形の敷地の頂点の一つになっています。この公園は、非常に高低差があるのですが、広尾口が最も低いエリアになっています。都立図書館方面に向けて丘を登っていく感じになります。

有栖川宮記念公園 入口の碑

↑;右から左に読ませる石碑。戦前の物であろうことが推測できます。

有栖川宮記念公園広尾口から南部坂を眺める

↑;公園の南側の上り坂は「南部坂」です。陸奥南部藩がその名の由来です。坂の途中右側にはドイツ大使館がありました。

有栖川宮記念公園 池 釣りを楽しむ男性達 釣りOKなのか

↑;入口を入るとすぐに池があります。 ご年配の方が釣り?をされている様子。

有栖川宮記念公園 池の鯉

↑;池には沢山の魚がいます。

有栖川宮記念公園 公園内通路

↑;園内の通路は良く整備・清掃されていてきれいです。見上げれば新緑の緑が空を覆います。

有栖川宮記念公園 池 東側から西方向を眺める

↑;池の南東側から入口方面を撮影。

有栖川宮記念公園 南側の滝と流れ 裸足で遊ぶ人々

↑;池の南東側に注ぐ沢が作られています。その沢を横切る橋も見えます。この日はかなり暑かったので、子供たちは裸足で遊んでいました。 都心とは思えない絵です。

有栖川宮記念公園 南側の沢を橋の上から眺める

↑;その橋の上から池の方を眺めます。立体感のある公園です。

有栖川宮記念公園の南の滝

↑;橋の上から源流(大げさですか・・。)を見ると小さな滝です。

有栖川宮記念公園 池の奥の橋と花菖蒲園

↑;池の北側をぐるりと回ってくると、池の中に菖蒲園が。さらにその奥には石造りの橋がみえます。 どこを見ても緑がきれいな季節です。

有栖川宮記念公園 渓流にかかる橋

↑;その橋まで来てみました。池に流れこむ渓流に架かっています。

有栖川宮記念公園 沢と橋

↑;公園の北側・木下坂に沿って流れを遡っていきます。橋がまたあります。奥は丘になっていて上り坂です。

有栖川宮記念公園 北の渓流を登っていくと滝が

↑;流れに沿ってさらに進むと一番奥には小さいながら滝があります。

有栖川宮記念公園北東の滝

↑;流れは微々たるものですが、それでも滝(沢)の音は心なごみます。鳥のさえずりも聞こえてきます。

有栖川宮記念公園 国際色豊かな感じ

↑;インターナショナルスクール(幼稚園?)の子供たちが遊んでいます。もちろん日本語は聞こえてきません。公園内よく見てみると3割りぐらいは外国人です。

有栖川宮記念公園 森の中の道

↑;道は舗装されていますが、もしこれが未舗装だったら「奥多摩の登山道です。」といっても通用してしまいそうです。

有栖川宮記念公園の広場

↑;少し歩くと公園の南側(南部坂に接したエリア)の広場に出ます。奥には騎馬像があります。

有栖川宮記念公園の広場奥の石碑

↑;広場にはこの公園の由来等が記載された東京都の石碑が設置されていました。

有栖川宮熾仁親王の騎馬像

↑;有栖川宮熾仁親王の騎馬像です。皇族であり陸軍大将も務められたとのこと。

有栖川宮記念公園 花畑

↑;園内の花壇。手入れがしっかりされていました。

有栖川宮記念公園 蝶

↑;都心でも蝶がいます。

有栖川宮記念公園 笛を吹く少年像

↑;アジサイの奥に「笛を吹く少年」像。ここでもベビーカーを押したお母さんたちがゆっくりしていました。

ベンチも公園のいたるところに設置されていましたので、腰掛けてゆっくりしました。ぼんやり座っていと心が癒されます。

 

有栖川宮記念公園南部坂ドイツ大使館の壁

↑;南部坂ドイツ大使館の壁に子供達の絵が。

南部坂のドイツ大使館の脇を通って、中国大使館、六本木ヒルズを通り抜けて帰路につきました。

有栖川宮記念公園 都立図書館出入口から六本木ヒルズ

↑;都立図書館の出入口からは六本木ヒルズが見えてきます。

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有栖川宮記念公園に行ってみてのまとめ

この公園は本当におすすめです。

普通の公園でも樹々の緑は沢山ありますが、有栖川宮記念公園は別格です。もはや、「森林」のレベルです。

さらに、公園が東に行くにしたがって高度を上げていく点が大きな特徴だと思います。もちろん、本物の自然の沢にはかないませんが、木々の緑とセットで渓流・滝の音が聴けることもこの公園の特徴です。

また、子供たちが遊べるような遊具もありますし、園内には東京都立図書館もあります。隣接には運動場として野球場とテニスコートもあります。

そしてここに集まる人々の国際色の豊かさ。 地方出身者の自分には驚異的な光景です。

大人たちも外国人が多いのですが、公園で遊んでいる子供たちが殆ど日本語を話していない光景にびっくりです。

さすが、広尾・麻布です。超高級住宅地とは聞いていましたが納得です。選ばれた人々が住む洗練されたエリアですね。

有栖川宮記念公園を庭代わりに使える人々がうらやましいですね。