iPad miniとMUJIのアナログクロックの「木目化」作戦

バックの木製テーブルと同化するiPad mini木目版モノ
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はじめに

家具・建具の自然な木目の柄が、昔から好みです。

特に、本物の無垢の木材製の品々は、いつも惹かれています。

しかし、世の中の商品、圧倒的にプラスチック製品が多数を占めます。

プラスチック製でも、トーンを抑えたり、アースカラーだったりの物もあるのですが、やっぱり自然の物の風合いに憧れがあります。

そこで、とある電化製品のパネルを木目調にしてみようと考えて「3M社製 ダイノックフィルム」を購入。

しかしながら、そのプロジェクト自体はやや行き詰っております。(ドキュメント・スキャナーです。形状が複雑で・・・頓挫しています。)

で、勿体無いので余剰の端材で、練習がてら身近なものに張り付けてみました

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使った材料 工具等

3M ダイノックフィルム」様々なオンラインショップで販売しています。

参照;3M 建築関連製品 3Mダイノックフィルム

自分の購入した柄は、1.2m幅で10cm単位で販売していました。(最低販売は1mから)

本当はサンプルを確認した方が良いのでしょうが、「まあ、こんな色合いで、つやなしで。」位の見立てで、「ファインウッドFW1743」をチョイスし購入。

3Mダイノックフィルム 宅配で到着

↑;こんな感じで、筒状に梱包されて到着しました。

一見、ペラペラの裏面がテープになったただのフィルムです。

広範囲にしっかり施工したい場合は、

  • プライマー(粘着力を増す)や、
  • シンナー(汚れをしっかり落とすことが基本)

が必要のようです。

しかし、今回自分は練習レベルなので使用せず。(というか、プラ部品溶けそうですし。)あと必要な物品は、

  • ドライヤー;曲線部分等は温めてシートを柔らかくするとフィットします。
  • へら状のもの;扱うものの大きさ、形状に合わせてチョイス。自分は十円玉で代用。
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まずは、無印のアナログ・クロックで練習

アナログクロックです。これはMujiのもので、壁掛けにも置時計にもなるタイプです。

これはこれでシンプル・モノトーンで良かったのですが身近に練習できそうな素材もなかったので、実験台になってもらうことに。

MUJIアナログクロックBefore

背部のネジをドライバーで外すと、黒い外枠と、ガラス、時計本体、裏蓋に分解できます。

MUJIアナログクロック円柱形外枠

↑;この黒い円柱状の枠の部分にフィルムを張り付けていきます。ウェットティッシュとアルコールで一応汚れを取りました

MUJIアナログクロック円柱形外枠とダイノックフィルム

↑;フィルムを帯状にカットして、粘着面を露出。かなり余白ができるように切り出しました。

平らな面は問題なく張り付けることが出来ました。

が、表側時計盤面に折り込む部分の処理が非常に難しい

 

MUJIアナログクロック円柱形外枠にダイノックフィルム貼付 しわしわ失敗

↑;一度目。ドライヤーを使わずにトライして「しわしわ」になってしまって失敗してしまいました。残念ですが、いったんはがしました。貼ってすぐなら比較的きれいにはがれます。

めげずに、2度目にトライ。

まず、外周にフィルムをとりあえず巻きます。

で、今度はドライヤーで温めながら、少し引っ張るようにして内側に織り込んでいきます。

 

MUJIアナログクロック円柱形外枠にダイノックフィルム貼付 再チャレンジ中

↑;再チャレンジ中。まだまだしわ・気泡が残っています。

ドライヤーを当てると、あるところから急にフィルムが「ぐにょぐにょ」になる温度があるようです。面白いようにやわらかくなります。

温まっているうちに、素早く引き伸ばします。しかし冷めると、同様に急激に「パリパリ」な感触に戻りますので、温めては伸ばし温めては伸ばしの繰り返しです。

やはり、しわ・空気を完全に除去することはできませんでしたが、それなりの仕上がりに。

 

MUJIアナログクロック円柱形外枠にダイノックフィルム貼付 不完全だが

↑;再々挑戦すればもっと上手に出来そうな気もしましたが・・・。

時計本体、裏蓋を再度ネジで止めれば完成です。

MUJIアナログクロックを木目調化 01

↑;わざわざ、フィルム貼らなくても、こんな風合いのクロック普通に市販されていそうな気もしますが・・・。まあ、練習ということでご勘弁を。

 

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電子書籍リーダー専用機と化している5年前のiPad miniを木目化してみる。

調子にのって、次の実験台を探しました。

iPad miniです。

購入当時は、職場で大活躍してくれましたが、今や「Kindle」専用端末の扱いになっているiPad miniをターゲットにしました。

実は、不用品として買取してもらおうかとも思ったのですが、Onlineで購入したときに、「名前の刻印」のサービスを使ってしまい本体に堂々と自分の名前が刻印されている状態でした。何となく売るのも気が引けていました。

細かいボタン類の処理が面倒そうですが、基本的に「板状」の構造だし何とかなるだろうと思って開始。

ネットで他の方の施工例を見てみると、「アップルのロゴ」をくりぬいたり、別フィルムで作成して張り付けたりの工夫をされていましたが、そこまでのこだわりもなく、ざっくり、べったりと貼ってしまいました。(今後、別カラーのフィルムが手に入ったらかたどって張り付けてみたいところですが。)

iPad mini 2 ダイノックフィルム 施工前

↑;練習台となってしまったKindle専用のiPad mini.

 

iPad mini 2 と切り出したダイノックフィルム粘着面

本体+数cm程度の余白の大きさにフィルムを切り出しました。

ウェットティッシュとアルコールでアルミパネル面を清拭し汚れを落とします。

iPad mini 2をダイノックフィルムに乗せる

↑;こんな感じで大胆に貼り付け。

 

四辺部分は丁寧に折り曲げて表面に回り込むまで貼り付けます。

問題の四隅です。

ドライヤーを使いますが、あまり温度が上昇すると、本体に影響が出そうです。短時間あてては、作業を繰り返しできるだけ高温にならないように注意。

iPad mini 2 にダイノックフィルムを張り付け かなり余らせて貼る

↑;やはり四隅の曲線部の処理は困難・・・。 頑張ってみてもこのくらいが限界です。細部の加工には熟練がいりそうですし、はがれやすい可能性もあります。タッチパネルが粘着テープで汚くならないか若干心配でしたが、短い作業時間であれば大丈夫そうでした。

アルミパネルと画面のパネルにはわずかですが溝があるので、それに沿ってカッターナイフで余分なフィルムを取り除きます。

3Mダイノックフィルム施工後のiPad mini

電源や、ボリューム、ライトニング端子、カメラ開口部等もカッターで適宜切り抜きます。

3Mダイノックフィルム施工後のiPad miniのボリュームスイッチ周り

完成です。

3Mダイノックフィルム施工後のiPad miniの角の処理

↑;一番うまくいった角でもこの程度のクオリティー・・・。

バックの木製テーブルと同化するiPad mini木目版

↑;色合いは違いますが、背景の天然木テーブルに一体化するカモフラ感。薄いフィルムの割には木材の質感も程よく再現していると思いますが、どうでしょうか。(カメラのレンズ部をくりぬくのを忘れています。のちに実施)

しかし、結局、カバーがプラスチッキーなので、ちぐはぐ感は否定できません・・・。

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まとめ

3Mダイノックフィルム」は、今回使ったつやなしの木目以外にも、グロス調(つやあり)であったり、カーボンファイバーシート柄であったり、様々なテクスチャーが用意されています。木目だけでも、多様な木材の種類とカラー違いがあり気に入った柄・色合いを探すことが出来ると思います。

施行そのものは簡単です。特別な道具はほとんどいりません。基本、片面粘着テープですからはがして張り付けたら終了です。

大柄な家具や比較的平面で構成されたものは簡単ですが、曲面があったり入り組んだ形状の場合は経験がいりそうです。

iPadのアルミの質感も十分良質だと思いますので、わざわざ木目フィルム張りにするのはもはや完全に趣味の世界です・・・。
しかも、「バッテリーを含む電子機器をドライヤでの加熱」という行為は、かなり危険も伴うでしょう。

「休日に電子書籍を、公園のベンチで読む」的なシチュエーションならば、この木目調iPadも少しはフィットするかもしれません。せっかくなので延命しつつKindle 専用機としてもう少し使ってみようと思います。

ドキュメントスキャナーの木目化もあきらめずにいます。

完成したら、披露したいですが、いつになるやら。

 

完成しました。 まったくもって自己満足な世界ですが、よければ御覧ください。「Scan snapを木製(っぽく)にしました。」

 

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