防災用兼家庭用の用途で、イワタニのカセットコンロ カセットフー エコプレミアム と FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE を購入

エコプレミアムとFOLDING CAMP STOVE 比較04モノ
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はじめに

カセットコンロで有名かつ歴史のあるイワタニ製の以下の二機種を購入しました。

  • イワタニ カセットフー エコプレミアム
  • FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE (FORE WINDSはイワタニのアウトドアのブランドの一つ)

今回、機種選定にあたって考慮したのは

  • ある程度小型でありながら、「鍋」も使えること。・・・相反する条件ですが。
  • 防災用途がメインでありながら、家庭での使用も考慮すること。

といった感じでした。

長期使用や過酷な屋外での使用経験等は現状記載できないので、大きさやちょっとした使用感等を写真を中心に紹介できたらと思います。

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カセットコントを購入するきっかけ

我が家では、地方在住の頃より防災グッズや備蓄食品はそれなりにストックしていました。

しかし、最近「家族人数と構成を入力すると、必要とされる7日分のグッズが表示される」サイトを何気なく試してみると、意外なものが抜けていることが判明。

それが「カセットコンロ」でした。

食料や水に比べると「カセットコンロ」の重要度は低くなると思いますが、これを機にそろえてみることにしました。

ネットで色々調べてみると「カセットコンロ」は防災リュックにいれて持ち出すようなものではないものの、自宅避難時には重宝するとの記載がおおく見られました。

「電気・ガス・水道」のライフラインの内、最も復旧が遅いとされているのが「ガス」であるとも言われており、「暖かい食事や飲み物を確保できる。」ことや「飲料水の殺菌・消毒(煮沸)ができること。」も考慮して購入を決心しました。

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カセットコンロの選定の条件

なぜ上記2製品を選んだかを記載していきます。

最初に何らかの「火元」「火力」が必要だと考えたときに思い浮かんだのは、登山用等で使う「シングルバーナー」というやつです。

自分は少しですが登山(というか、山歩き)をするので、「シングルバーナーで沸騰させたお湯で飲むコーヒー」的な情景に憧れがありました。

↑;シングルバーナーの一例。小型軽量です。が、ゴトクの径は小さめ(15cm弱)で、形状からしても大きな鍋を置くと不安定になりそうです。

で、妻に「シングルバーナー」を提案したのですが渋い顔・・・。

曰く「ゴリゴリのアウトドア用途ではなく、カセットガスのローリング(消費期限)を考えてたまには家で鍋なんかもできる製品がいい!」との意見。

一方で広くないマンション暮らしなので収納を考えるとできるだけ小型なものにしたい・・・。

そういった話し合いをしたうえで再度ネットで色々体験談等を検索すると、「カセットコンロ」は持ち出すようなものではなく(持ち出せないというわけではないが)、どちらかというと自宅で避難生活を送る際に有用であるとの記載が目立ちました。

確かに、避難所の屋内での集団生活ではカセットコンロ等の火の使用は危険ですし実際禁止されていることが多かったとのこと。

という事で、「シングルバーナー」はあきらめることに。

ある程度の大きさの「鍋」が使えるカセットコンロを検討することにしました。

次いで、メーカーですがこれはほとんど何も考えずに「イワタニ一択」でした。自分も妻も小さいころから家庭にある「定番」商品だと感じたからです。

一台目;イワタニ カセットフー エコプレミアム に決めた理由

さすがイワタニ。 家庭用の「カセットガスコンロ」は種類が豊富です。より軽量であったり、より薄型の商品もあったのですが、まず一台目は「エコプレミアム」にしました。

「カセットフー エコプレミアム」の特長

  • 10号土鍋が使えると記載のある唯一の製品(2021/3月現在。他は最大9号鍋。)
  • なのに、フットプリント(334mm×274mm)は他の製品と同等かむしろ小さい。

というところです。

大きな鍋が使える理由は、コンロの位置にあります。この製品はコンロ位置がカセットボンベと反対側にずれているところが大きな特徴。 これにより鍋とカセットボンベ収納部が干渉しにくい造りになっています。

簡単に思いつきそうなことですが、これはかなり重要なポイントだと感じました。

カセットフーエコプレミアム バーナー 普通のコンロとバーナーの位置の違い

という事で、一台目はこれに決定。

二台目;FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE に決めた理由

イワタニは、家庭用のブランドのみならず複数のアウトドアブランドを持っていますが、FORE WINDSもイワタニのアウトドアブランドの一つ。

この「FOLDING CAMP STOVE」の特長は、

  • 安定したゴトク部がありながら、折りたたんでコンパクトに収納できる。
  • ヒートシールド(これも折り畳み式)が付属しており、ガスの輻射熱でテーブルを痛める可能性が減る。
  • 収納時の大きさは111×285×114mmと小さく、柱状の形態。

という事で、二台目はこれにしました。

持ち出すことはあまり想定していませんが、持ち出すならば、エコプレミアムよりはFOLDING CAMP STOVEかなと。

FORE WINDS公式サイト

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二台のガスコンロ到着と着火試験 「カセットフー エコプレミアム」と「FOLDING CAMP STOVE」

イワタニ カセットフー エコプレミアム 開封と着火試験

こちらは、某巨大ECサイトで購入。 (といっても、イワタニアイコレクト という直営のオンラインショップからですが。)

イワタニ カセットフー エコプレミアム 外箱

↑;外箱と製品本体はほぼぴったりなので、保管時にはこの箱に入れたままでもそれほどかさばりません。本体重量は1.5Kg。

イワタニ カセットフー エコプレミアム 本体外観

↑;外観はシンプル。天板はシルバーでフッ素加工がしてあります。さらに凹凸は少な目で汚れをふき取りやすい造りです。

イワタニ カセットフー エコプレミアム カセット収納部

↑;カセットガスをセットすべく、フタを解放。カセットガスの下に接触する位置の銀色のプレートは、「ヒートパネル」で、燃焼の熱を一部カセットボンベに伝導してガスの気化を促すとのこと。

イワタニ カセットフー エコプレミアム カセットガス接続部

↑;カセットガスを接続してみました。 これ、切り欠きを合わせて横にスライドして抑えるだけで、磁石の力で固定されます。ものすごく簡単です。(昔からこんな方式でしたっけ。昔のコンロはもっとこう「ガッチャン」と大仰に接続していたような。)

イワタニ カセットフー エコプレミアム 天板はずしたところ

↑;天板を外したところです。構造はいたってシンプル。バーナー部は「内炎式」で熱効率に優れます。

イワタニ カセットフー エコプレミアム バーナー着火

↑;点火は、ノブをひねるだけ。しっかり綺麗な整った炎を確認。 ボンベ一本で強火で72分燃焼可能とのこと。

イワタニ カセットフー エコプレミアム ティファール26cm鍋と

↑;ティファールのウォックパンという深めのフライパン(28cm)を載せた所。問題なく乗ります。

イワタニ カセットフー エコプレミアム 天板裏側

↑;天板の裏側と本体。いたって普通。

イワタニ カセットフー エコプレミアム 裏面

↑;同裏面です。 

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 開封と着火試験

上述しましたが、「FORE WINDS 」はイワタニのアウトドアサブブランド。

こちらはイワタニの直営のオンラインストアで購入しました。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE パッケージ

↑;パッケージはこんな感じで本体同様に長細い四角柱。 ついでにカセットガスも買いました。イワタニの普通のガスと同じものですが「FORE WINDS」ブランドの物。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 開封と取説

↑;パッケージ内には取り扱い説明書。 開けるとすぐに鏡面仕上げの「ヒートシールド」が折りたたんで収納されています。その下に本体が入っています。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 本体とヒートシールド

↑;箱から取り出した本体(ブラック)とヒートシールド。 本体は「シルバー」と「ブラック」の二色から選べます。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE ヒートシールドの格納

↑;折りたたまれた「ヒートシールド」は本体底面(というか側面?)に収納できます。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE ヒートシールド展開

↑;ヒートシールドは折り畳み式です。展開するとこんな感じで軽く湾曲しています。

ここからは、収納されていた本体バーナー部の展開です。簡単です。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE バーナー部取り出しゴトク展開

↑;本体のフタを開けると裏に組み立て方が記載されていますが、深く読まなくても直感的にできてしまいます。蓋を開け、バーナー部を横にスライドし、折りたたまれた4つのゴトクを展開します。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE バーナー部の足の展開

↑;引き続きバーナー下部の「足」を展開します。迷う要素はなし。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE ヒートシールドを装着

↑;最後にヒートシールドをバーナーに乗せて完成。鏡面仕上げのヒートシールドがデザイン的にもアクセントになっています。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 点火スイッチ

↑;点火スイッチ部分。 特に変わったところはありません。ひねって点火。着火したら火の強さを調節するのは、他のカセットコンロと同じ。(電池は不要です。)

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE カセットガス接続部

↑;カセットガスの本体への接続は「エコプレミアム」と同様にマグネット式。 ある程度の力で押し付けるとあとは磁力で接続が維持されます。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 点火したところ

↑;点火しました。 問題なく作動。強火で120分持続します。(が、その分エコプレミアムよりは火力は少し落ちます。)

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE ティファールの28cmフライパン

↑;ティファールの28cmフライパンを載せてみました。少し本体カバー部にフライパンがかかるので少し危険な予感。(実際、推奨は24cmまでと書いてあります。)

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE ソースパン20cm

↑;ティファールの20cmのソースパンを載せてみました。 こちらは余裕があります。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 収納縦置き

↑;収納時や持ち運び時にはこのように縦置きも可能。

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE 取っ手

↑;簡易なものですが、取っ手が付いていて持ち運びしやすくなっています。

FOLDING CAMP STOVE と エコプレミアム サイズ感等の比較

FOLDING CAMP STOVEと、エコプレミアムの二つの製品ですが、それぞれ違う用途・ターゲット層だとは思いますが、一応並べた写真でサイズ感等を比較してみます。

エコプレミアムとFOLDING CAMP STOVE 比較01

↑;FOLDING CAMP STOVE格納時とエコプレミアムの比較。 格納されたFOLDING CAMP STOVEのサイズは111×285×114mmと小型ですが、エコプレミアムも薄い造りなので以外と小さい印象です。

エコプレミアムとFOLDING CAMP STOVE 比較02

↑;FOLDING CAMP STOVEとエコプレミアムの比較。 斜めからの撮影なので遠近法的にエコプレミアムが大きく見えますが、FOLDING CAMP STOVEは意外と腰高であり安定感と実際に大型の鍋を置ける面ではエコプレミアムが優位に感じます。

エコプレミアムとFOLDING CAMP STOVE 比較03

↑;できるだけ真上から撮影。FOLDING CAMP STOVEはバーナー部は小さいですが、ケース部分は比較的大きさがあるので、フットプリントという面ではいい勝負かもしれません。

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まとめ

防災にも使えてかつ家庭での一般利用(鍋料理等)も考えながら、2台のカセットコンロを購入しました。

実際に防災の場面での使用はしていませんので大したことは言えないのですが、両者を比較してのこれまでに感じた点以下の通りです。

イワタニ カセットフー エコプレミアムの長所

  • 安価である。
  • お手入れは楽。
  • 火力が強い。
  • 比較的小型の割に最も大型の鍋が使える。
  • 折りたためないが意外と小さい(薄い)。
  • 少し軽い(エコプレミアム 1.5㎏ FOLDING CAMP STOVE 1.6㎏)

FORE WINDS FOLDING CAMP STOVE の長所

  • 折りたたんだ場合の収納や持ち運びがしやすい。
  • 道具としての「所有欲」というか満足感が高い。

家庭での使用がメインならば「エコプレミアム」がコスパも良くておすすめかと思いますが、あわよくばアウトドアでも使ってみたいなあという場合は「FOLDING CAMP STOVE」かなと自分としては感じました。

また、長期使用での問題点等があれば追記していきます。

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