はじめに
東京移住に伴う家具・インテリアのショップ・ショールーム巡りを続けています。
今回は、CONDE HOUSEの東京ショップに行ってきました。
さらには、別の日に 五反田ショップにも行く機会がありましたので少し記録しておきます。
・よろしければこちらも
「インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex」(記事はこちら)
CONDE HOUSE
CONDE HOUSEさんは、1968年設立の北海道旭川に、本社と自社工場ももつ本邦の家具・インテリアの会社です。
アメリカ・サンフランシスコ、EU・ドイツにもお店をもち国際的な展開もしているとか。
公式サイトには、Storyという形で以下の四つの会社のビジョンが掲載されています。
- Long & Slow;永く使えるものを
- Global action
- Design conscious
- Real function
この会社は、住友シスコンさんの都内ショップ一覧のパンフレットを拝見するまでは知りませんでした。(お店のない田舎に住んでいたせいで、世間知らずでして・・・)
パンフレットに掲載されていたソファとダイニングテーブルの第一印象が非常によかったので一度実物を見てみたいと強く思いました。
CONDE HOUSE 東京ショップ
以前は、新宿にあったそうですが、2017年5月に青山に移転しています。
↑;この近辺には、とても多くの家具・インテリア関連のショールームがひしめき合っています。 まったく土地勘のなかった自分ですが、さすがに何度も来ていると少しは動ける人になってきました。
表参道駅から徒歩5-6分くらいでした。
↑;東京ショップの一階の様子。最近、新宿から移転しオープンしたばかりで木の香りがほのかに残る新しいお店です。広々しています。ショップは1階と2階の2フロアです。
↑;2Fへつながる階段。ここも木材を使った階段。まだまだピカピカです。
ソファ中心に
まずは、ソファ中心に見ていきます。自分が欲しいなというソファのイメージですがこんな感じです。
- 木材の主張がある程度あるフレーム
- そのフレームに乗っかている感じのあまり高くないソファ
- ソファ自体は比較的スクエアなタイプ
上記の自分の条件を満たすソファがカタログを見ている段階で多数みつかりかなり楽しみにしてショールームに行ってきました。
↑;ATILLAシリーズのソファ。木材フレームとスクエアな形。ただし、アームレストは好みが分かれる所かも。
↑;SESTINA LUXのソファ。これも低いシルエットと四角い形です。かつソファ本体が浮いたような形。フレームが金属なのが、自分としては若干つぼが外れますが、それでもシャープな印象。
↑;ショールーム2Fの全体像。右手はTOSAI LUXシリーズ。ドイツ人デザイナーの手によるものとか。木のフレーム。浮いた感じ。スクエアなつくり。かなり好みに当てはまるソファーです。
↑;上述TOSAI LUXソファの脚部拡大。シンプルですが、木の雰囲気がいいです。
↑;システムソファで「クゥオード」というシリーズ。先ほどのTOSAIよりは細身の脚ですが、全体のデザインは似た感じ。革張りのソファは時間をかけてクッションの空気が抜けますが、布張りのソファーは座ってすぐに空気がぬけるので、そのあたりも座った直後の座り心地に影響するとのこと。
↑;WING LUXシリーズのソファ。これも木材のフレームと脚が付いています。低めのシルエットとスクエアなフォルム。好みに近いです。
↑;で、革だと少し重く感じるので、サンプルのファブリックで覆ってもらいました。結構印象が変わります。
ダイニング
実は、ダイニングテーブルは、カタログで一目ぼれしたものがあり、注目していたのはこのテーブル一択です。
- 四角い天板
- 四隅の脚
- どちらかというと細めのすっきりした脚
が、テーブル選びの自分と嫁のコンセプトです。
↑;WING LUXシリーズの四つ脚のダイニングテーブル。脚は実は四角でも丸でもない、変形二等辺三角形(丸みのある)になっています。
テーブルは、CONDE HOUSEさんではこれが一番すっきりしていて好みでした。
シリーズを合わせると、ダイニングチェアもWING LUXシリーズにした方が当然統一感はでます。チェアの脚部のテーブルと同じ変形二等辺三角形になっています。
広くない部屋なのでアームレストなし(とうか少しあり)のチェア(上記写真ではテーブル左サイドに並ぶ)がいいかなと思いました。
↑;これは五反田ショールームでの同じタイプのチェアです。
正直に言うと、このチェアを始めてみたときは、「変な形!」と思いました。
本当に座り心地は大丈夫なのか・・・とも。
しかし、座ってみてびっくりです。腰・背中回りに適度なホールド感があります。また背中にも生地を張ることもできますが、木材無垢の背板の絶妙は曲線の感触がとても気に入りました。
これまでも、いくつかの日本の木工・家具ショップで、これに似たタイプの「一見変わった形。でもすわってみるとびっくり」パターンがあって、驚かされます。人間工学って言葉はもう古いのかもしれませんが、技術ってすごいですね。
↑;画面ではうまく色調を表せませんが、ウォルナット色も2種あり。下の方が若干マットな仕上がりです。
↑;お願いすると、このようなサンプルいただけました。
↑;これは、ダイニングテーブルではなくソファとセットするリビングテーブル。同じくWING LUXシリーズ。脚の形が分かりやすいです。若干膨らんだような二等辺三角形をしています。
CONDE HOUSE 五反田ショップ (おまけ)
五反田駅最寄りのTOCビルに入居しています。
当サイトの記事にもたびたび登場のTOCビル。卸売りのビルであり、最近でいうところの「アウトレット」の印象が近いでしょうか。
TOCビルには、CONDE HOUSE以外にも、数軒の家具・インテリアのショップが入居しています。
五反田駅からは、TOCビルを往復するシャトルバスが出ています。
五反田ショップの特徴は、
- ヴィンテージ
- アウトレット
の取り扱いがあるということです。
ヴィンテージとは、公式サイトから引用すると、
・・・旧ブランドのユーズド製品を修理・再生して「ヴィンテージ家具」として販売しています。
一度お使いいただいた家具は、手をかけて補修することにより、新品にはない木製家具特有の風合いが出てきます。エコであることに加え、同等クラスの新品に比べリーズナブルな価格帯も魅力です。また、お客さまに廃棄の手間と費用をおかけすることなく、部材を再利用したり、レストア後ヴィンテージ家具として再販売するなど、何代も使い継ぐ体制を整えています。
【引き取り・買い取りサービス】
皆さまのお宅に、お使いにならないカンディハウス製品がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
使用年数や状態など、詳細を確認させていただき、お引き取り・買い取りのご相談に応じます。
ということです。 これは他の家具屋さんでもあまりやっていない試みではないでしょうか。自社製品に自信があるということだと思います。
↑;25年前のテーブルの修理・再生品。ヴィンテージ。
↑;同じシリーズのリビングテーブル。
↑;同じく再生・修理品。 いずれも現在ラインナップがた落ちているものもありますが、定価の6-7割くらいの印象です。
↑;こちらはOutletのテーブル。すでにSold outの札が付いていました。CONDE HOUSEの他のテーブルの70%くらいのお値段でしょうか。
↑;展示品入れ替え等の理由でのアウトレット品。四角い天板は自分のイメージですが、二つとも、四隅の脚でないところが、自分的には減点です。
↑;Canyonシリーズのダイニングテーブル。その名の通り、テーブル真ん中には「谷」があります。
↑;ナチュラルカラーのダイニングセット。天板の角が丸いのは、柔らかい印象になります。
↑;木材フレームのソファ。シンプルで北欧的な印象。(色合いもナチュラルですし。)
↑;木製のインテリア小物も少し展示がありました。
まとめ
北海道本社で、全国、海外にも進出を図っているCONDE HOUSEの東京ショップと五反田ショップに行ってきました。
東京ショップは、主要な(というか、自分の好みの)ラインナップの展示があり見ごたえがありました。いくつかの有力候補を見つけることが出来ました。
五反田ショップには、ヴィンテージ品やアウトレット品も扱っており、通っているうちにお手頃でめっけものの良い品に巡り合うこともできそうです。
自社製品の買い取りをしているという点は、かなりポイント高いのではないかと思います。リセールを考えてという意味ではなく、それだけ耐久性(構造的にもですが、時の経過に耐えるという意味でデザイン的にも)があるという自信の表れだと思います。