中年になってから急遽、都会暮らしをすることになりました。
東京に出てきて住まいを探す過程で、いろんなインテリアショップや家具店をめぐりました。
土地勘を得たいと思い、休日の度に出かけました。
気が付けが結構な数のショップやショールームを訪問していました。
記事のまとめとリンクを作って整理しておきます。参考になれば幸いです。
また、撮影禁止だったり、記事にするほど時間をかけて廻れなかったお店に関しても、末尾に簡単に紹介しておきます。
- 家具
- 日本のメーカー
- カリモクお台場ショールーム(記事はこちら)
- 柏木工 東京ショールーム(記事はこちら)
- 飛騨産業 飛騨の家具館 東京(記事はこちら)
- Atelier MOKUBA 五反田TOCビルギャラリー(記事はこちら)
- Moda en casa 五反田TOCショールーム(記事はこちら)
- 天童木工(浜松町)(記事はこちら)
- WISEWISE 表参道(記事はこちら)
- CONDE HOUSE東京ショップと五反田ショップ(記事はこちら)
- MARUNI木工(記事はこちら)
- Master Wal TOKYO showroom 青山(記事はこちら)
- NOYES 東京青山ショールーム(記事はこちら)
- 富士ファニチア 東京ショールーム(記事はこちら)
- 日進木工 東京ショールーム(記事はこちら)
- 株式会社シラカワ 東京ショールーム(記事はこちら)
- HUKULA 大崎ショールーム(記事はこちら)
- カリモク60 オフィシャルショップ新宿店(記事はこちら)
- 家具蔵(KAGURA) 銀座店(記事はこちら)
- FLANNEL SOFA 東京ショールーム(記事はこちら)
- 匠ソファ 東京青山店(記事はこちら)
- 海外のメーカー
- システム収納関連のお店
- セレクトショップや総合家具店、代理店、その他など
- 日本のメーカー
- カーテン・カーペット
家具
日本のメーカー
カリモクお台場ショールーム(記事はこちら)
本邦を代表する愛知の家具メーカーだと思います。
お台場のショールームは新しくて広く、ジャンルも幅広くモダンなものから、トラディショナルな家具まで広く取り扱っていました。
柏木工 東京ショールーム(記事はこちら)
本邦の歴史ある木工家具メーカーです。
デザイン的にも機能的にも優れた製品を実際に座ったり触れたりしながら体験できます。
飛騨産業 飛騨の家具館 東京(記事はこちら)
林業の盛んな岐阜県飛騨に本社のある家具メーカーです。
木材そのものの素材感が活かされた家具が沢山展示されています。
本来、家具には向かない柔らかい杉を圧縮加工して耐久性を持たせた家具の展示もあり、老舗メーカーとして日本の林業や山林の問題にも向き合っている会社です。
Atelier MOKUBA 五反田TOCビルギャラリー(記事はこちら)
一枚板、無垢材のテーブルを扱う本邦の会社です。
世界各地から、多種多様な材木が集まっています。本物の一枚板、重厚です。一生ものだと思います。
都内に何か所かショールームがあり、若干扱う価格帯も違うようです。最高級のモノを求めるセレブリティな方は、青山店 が良いと思います。
Moda en casa 五反田TOCショールーム(記事はこちら)
日本で創業なので、日本のメーカー枠としました。
北欧家具・インテリアのセレクトショップとしてスタートし現在は自社企画・開発製品も扱っています。
「北欧家具」というと、少し若い購買層向けの印象もありますが、落ち着いたテイストの家具もおおく、幅広い層にマッチしそうな製品群でした。
天童木工(浜松町)(記事はこちら)
リオ五輪で有名になった流線形の卓球台を作っていたのが「天童木工」です。
また、日本の著名なインダストリアル・デザイナー 柳 宗理 作の「バタフライ・スツール」も天童木工の製品です。
形成合板=べニア板=チープな感じ という自分の固定概念が全く間違っていることが良く分かりました。ハーマンミラーのイームズも、合板を利用してこれまでにない普遍的なデザインを生み出しています。
WISEWISE 表参道(記事はこちら)
1996年創業ですので、比較的若い会社です。
「国産材の利用」や、「輸入材であってもFare tradeの精神に則った素材」を厳選していることが特徴だと思います。 が、そういった背景を抜きにしても、惹かれるデザインのソファ、チェアが沢山展示されていました。
CONDE HOUSE東京ショップと五反田ショップ(記事はこちら)
北海道に本社のある家具メーカーです。
木の存在感のバランスが良いと感じたメーカーです。様々なライン・シリーズがありますが、どのラインも自分的には結構ツボにはまるテイストでした。
気に入ったチェア・ソファが見つかり、候補にしています。
MARUNI木工(記事はこちら)
広島が本社の90年近い歴史のある家具メーカーです。
HIROSHIMAシリーズと命名されたチェアの製品群に惹かれました。
トラディショナルな家具にも力を入れているという点も特徴です。
Master Wal TOKYO showroom 青山(記事はこちら)
岡山に本社のある家具メーカーです。
名前の通り「ウォールナット」にこだわった家具群でいっぱいです。Walnutは高級な木材だと思われがちですが、意外とリーズナブルな製品もあります。
自然な深いブラウンと木目はたまりません。
NOYES 東京青山ショールーム(記事はこちら)
名古屋で創業の自社工場をもつソファ専業の会社です。
デザイン、座り心地ともにバラエティ豊かな品揃えです。プライスも結構リーズナブルです。公式サイトも実店舗も、「痒い所に手が届く丁寧な」印象を受けました。
富士ファニチア 東京ショールーム(記事はこちら)
徳島で創業の自社工場を持つ半世紀以上の歴史ある家具メーカーです。
モダンな木材を活かした家具は一通りラインナップがそろっています。 そして、富士ファニチアは「成型合板」を使った家具(特にチェア)もカッコいいものが多数揃っています。
日進木工 東京ショールーム(記事はこちら)
岐阜県飛騨の家具メーカー。創業70周年を超えます。
ショールームのスタッフさんに飛騨の家具はもともと「脚もの」が得意だと教えてもらいました。実際、軽量で細身なのにしっかりした造りのチェアの品揃えが豊富だと感じました。
株式会社シラカワ 東京ショールーム(記事はこちら)
1960年創業の歴史ある岐阜・飛騨の家具メーカー。
岐阜の他のメーカー同様に、「脚もの」であるチェア・テーブルはどれも美しく機能的です。 軽快なデザインから重厚なものまで揃っています。 「木製車いす」の製造・販売など、「椅子」へのこだわりがありそうです。
HUKULA 大崎ショールーム(記事はこちら)
1973年、ドイツHUKLA社と日本の高分子素材メーカーのINOACの合弁会社として設立。
工場は日本にあります。特徴はずばり「ウレタン」です。一口にウレタンといってもその形状・素材・硬軟等に様々なバリエーションがあります。ソファ・ベッドのクッションとして使用されており他の家具メーカーには無い強いだと思います。
カリモク60 オフィシャルショップ新宿店(記事はこちら)
「カリモク」のサブブランドです。 が、独立した店舗と販売網・ショールーム構成となっており、別ブランドと考えてもよさそうです。
自分にとってはとても「懐かしい」感覚の展示でした。ラインナップも少数精鋭で絞られており無駄な商品がない印象です。
家具蔵(KAGURA) 銀座店(記事はこちら)
1953年創業の自社工場を持つ無垢材にこだわった国産家具メーカーです。
キッチンやベッド、大きなオーダーボートまで幅広い製品を作っている会社です。銀座店では、スツール・ダイニングチェアを中心に見てきました。木目の美しさ、手触りの良さ、板座の製品群の座りやすさ、製法・技法(無垢材削り出し・組手等)へのこだわりのある会社だと感じました。スツール欲しい・・・。
FLANNEL SOFA 東京ショールーム(記事はこちら)
名古屋創業のソファ専業の会社です。製造から販売まで一貫して手掛けています。
公式サイトが非常に充実しています。ショールームも、多種なソファがありました。デザインもモダンでカッコいいですが、クッションも座り心地・素材に関して、幅広いバリエーションがあります。特にフェザー入のクッションはふかふかで柔らかい座り心地でした。
匠ソファ 東京青山店(記事はこちら)
京都のカネカ家具が展開するソファブランド。「利庵」シリーズは、お値段も結構しますがその分、妥協のない上質なつくりだと思います。無垢材フレームの加工技術や、張地や塗装にも細かいこだわりがありました。
海外のメーカー
Boconcept 新宿店(記事はこちら)
デンマークの家具・インテリアショップ。
まさに「北欧」テイストですが、軽くない独特の存在感がありました。カッコいい部屋を作れると思います。
ミノッティ青山(記事はこちら)
イタリアの家具メーカーです。
青山に三店舗を構える高級感溢れるブランド。自分には身分不相応と思いましたが、見学させてもらいました。
記事にも書きましたが、多様な素材が混在するのになぜか統一感がでているという「コーディネイトの妙」 みたいなものを思い知らされた気がします。 すごいお店です。
カールハンセン&サン フラッグシップストア(記事はこちら)
デンマークの100年以上の歴史がある家具メーカーです。
見ごたえは「椅子」だと思います。Hans J. Wegnerというデザイナーの作品群は主に1950年頃のものが多いのですが、そのいずれもが全く古さを感じないデザインでした。また、無機質な素材はあまり使っておらず「木」の質感が好きな人はとても気に入るのではないかと思います。
フリッツハンセン;REPUBLIC OF Flitz Hansen 青山(記事はこちら)
デンマークのブランド。創業から140年以上です。
上記Carl hansen同様に、著名デザイナーによる著名作品が多数展示されています。様々なテイストの製品があるのですが、自分はポール・ケアホルムが手掛けたPKシリーズにもの凄く惹かれました。「木」を好む自分ですが、ステンレスの素材感が抜群だと思います。
システム収納関連のお店
ギャラリー収納 銀座店(記事はこちら)
銀座店を見てきました。システム収納の会社です。
システム収納というと、「壁面収納」と思いがちですがいろんなアイディア・工夫がされており、見ているだけでもワクワクします。
カラーコーディネイトに関しても様々なパターンの展示を見ることで、意外な発見もありました。
ip20 目白ショールーム(記事はこちら)
ドイツ生まれのシステムオーダー家具です。
目白のショールームに行ってきました。正直にいって、広いショールームではありません。 しかし、あふれんばかりの工夫や、オオっと驚くギミックなどは見ているだけで楽しめます。
Time & Style house storage 青山(記事はこちら)
Time & Styleは、家具を扱う東京ミッドタウンのお店や、二子玉川のお店もあります。
訪問した青山のお店は、「システム収納」を展示しています。
システム収納を扱う会社のショールームすべてにいえることですが、とにかくイチイチ「おおーっ!」と思わせる工夫に溢れています。
扱う素材に高級感があり、鏡面の塗装、木目がきれいに合わさった突板仕様等憧れます。
KUUMA 青山(記事はこちら)
システム収納(ドイツ由来)の会社です。パネル等は欧州のメーカー製を採用していますが、組み立て・製造は日本の工場で行っています。
リビングだけでなく、キッチン、書斎、クローゼット等に対応する提案が展示されています。広いショールームではないですが、見ていてワクワクする展示です。
セレクトショップや総合家具店、代理店、その他など
住友シスコンインテリアアベニュー(記事はこちら)
本来、インテリアショップとは言えないのかもしれません。マンション提携のインテリア会社さんです。
しかし、自前のショールームを持っており、広く・浅く多くのジャンル・メーカーの製品に触れることが出来ます。
ここを訪問したことで、様々な個々のショールームに行くきっかけが出来たと思っています。
ACTUS 新宿店 青山店(記事はこちら)
ヨーロッパの複数のブランドの家具を輸入しています。
家具の輸入を行うだけでなく、幅広くインテリア関連の商品を扱っていました。非常に間口が広いので、「インテリアの事はよくわからない。」というような場合にまず行ってみるといいと思います。様々なテイストや雰囲気の中から自分の好みを見つけていけると思います。
hhstyle ショールーム(記事はこちら)
複数の輸入家具ブランドを取り扱っています。
海外の有名チェア(リプロダクトやジェネリックとしてターゲットにされるような)が、ずらりと壁面にディスプレイされているのは圧巻です。
住宅向けにも十分使えますが、Officeや施設によりよくマッチしそうなチェアが多かったと感じました。
大塚家具 有明ショールーム (記事はこちら)
言わずも知れた有名総合家具店です。
有明ショールームはとにかく広いです。広大です。そして、家具だけでなく、ベッド・照明・キッチン・ラグ・カーテン等一か所で一通りすべて網羅してしまえます。
カーテン・カーペット
クリスチャンフィッシュバッハ青山(記事はこちら)
スイスのファブリックメーカーです。
歴史は190年にもなる超老舗。
カーテンに関しては、「形態」で差をつけにくいので素材勝負みたいなところがあると思っていましたが、確かに「良いものは良い」と感じさせてくれるショールームでした。
SUMINOE INTERIOR PLAZA(五反田)(記事はこちら)
日本の老舗カーテン・カーペットメーカーです。
国会議事堂の赤じゅうたんを納入する、由緒正しい歴史ある会社。
素材、柄も豊富ですが、機能面に力が入っているのはさすがは日本製と思います。
クリエイションバウマン(記事はこちら)
スイスのインテリアファブリックメーカーです。
クリスチャン・フィッシュバッハ同様に1800年代創業の老舗。
それなりのお値段ですが、いいものが揃っています。レーザーでスリットを入れた製品等は、他社ショールームで見かけたことのない斬新な印象でした。
照明
Yamagiwa tokyoショールーム(記事はこちら)
青山にあるカッコいいショールームです。
海外ブランドや自社ブランド等を扱っています。大き目のシャンデリアの展示などはあまり他では見当たりません。
ODELIC 東京ショールーム(記事はこちら)
照明専業の本邦のメーカーです。
とても広く、また展示にもこだわったショールームでした。特に、日本の伝統工芸とコラボレーションした照明は、他ではあまり見ない試みだと思います。
ルミナベッラ東京(記事はこちら)
主に南欧(スペイン・イタリア)の照明器具を輸入販売する会社です。
大きなショールームではありませんが、けっして無難なデザインではない個性的な照明が展示されています。
KOIZUMIショールーム(記事はこちら)
日本の老舗照明メーカーです。
ビル一棟まるまる、コイズミ照明の施設になっています。多機能で、デザイン性にも優れた照明群を楽しく見て回れます。
ルイスポールセン ショールーム(記事はこちら)
デンマークの老舗の照明器具メーカーです。
自分が生まれる前に誕生したデザインの商品が時代を超えて残っています。発表から数十年以上経っているのに、決して古くなく「レトロ感」のない品々がそろっています。
山田照明株式会社 東京ショールーム(記事はこちら)
住居、施設の照明を幅広く扱う昭和21年創業の照明器具メーカーです。
デスクスタンド・タスクライトで有名なZ-Lihgtシリーズを中心に見学してきました。機能美・シンプル・ソリッドといった感じでカッコいいし、意外とリーズナブルでした。自分用だけでなく、子供用にもほしいかも。
建材・面材やリフォーム関連
パナソニックリビングショールーム東京(記事はこちら)
このショールームには、主に照明を見に行ったので、照明カテゴリーに入れても良かったかもしれません。
パナソニックと聞くと、家電とか電気機器ばかりと思いがちですが、そうではありません。リフォームに関することは幅広く展示しているショールームでした。
LIXILショールーム東京(記事はこちら)
このショールームも、LIXILがやっているので当然ですが、水回り・外壁・内壁・等、オールジャンルにスキがなく、広く、きれいなショールームです。
自分は「エコカラット」を見に行くために訪問しましたが、他の展示も十分楽しめます。いろんなな「アイディア」を得ることが出来ると思います。
東京コラボレーションショールーム(TOTO YKK AP DAIKEN) ショールーム(記事はこちら)
バス・トイレに強いTOTO、ドア・窓・サッシ等に強いYKK AP、各種面材・内装材等を扱うDAIKENの三社が合同で運営している広く大きなショールームです。
ここも、「総合リフォームショールーム」と言っていいと思います。スキのない展示です。
アイカ工業 東京ショールーム(記事はこちら)
メラミン化粧板による面材で有名な会社ですが、その他、キッチンなどの水回りに使う人造大理石(クオーツストーン)も作っている会社です。
収納家具の面材の質感や色合いなどのイメージが湧かずに困っていた時に、インスピレーションを得るために訪問しました。
プロの方も多く訪れていましたが、一般客でも問題なく見学させてもらえます。
単独記事にはならずとも印象的だったショップ・ショールーム
EIDAI 永大産業 新宿ショールーム
建築資材、面材、キッチン、バス等、住宅関連資材を幅ひろく扱っている会社です。
ビルの高層階にショールルームはあります。プロの方向けの印象もありますが、一般客も予約なく訪問しても快く案内していただけました。
参照;EIDAI公式サイト
カーシーナ・イクスシー(Cassina ixc) 青山
超有名な輸入ブランド家具・インテリア雑貨等を扱う会社です。
↑;コルビジェの名作。様々なカラー・素材のバリエーションで沢山展示されていました。
有名なル・コルビジェ作のLCシリーズのソファ等沢山の家具が2フロアに分かれて展示されていました。
ホテルや高級ブティックのロビーを思わせるような展示の数々・・・。クール、シャープといったイメージです。
心して気合を入れて訪問してください(笑)。広いお店です。
Wood you like 青山
このお店は本当に、通りすがりで見つけてふらっと入店しました。
「木材原理主義」と言ったら怒られそうですが、すさまじいこだわりを感じるお店でした。
特に、木のフレームの存在感が抜群のソファーは本当に気に入りました。
この雰囲気が「はまる人」にはたまらんのだろうなあと思います。
参照;Wood you like company 公式サイト
Living design center OZONE(と、THE CONRAN SHOP)
引っ越し、リフォーム等を考えている方にはお勧めです。
OZONEは新宿にある多ジャンル・多店舗が一挙に入居しているショールーム・ショップ群です。
新宿パークタワー(パークハイアットが入っている高層ビル)の3階から8階までを占めます。(3-4階にはTHE CONRAN SHOPも入居)
この施設は、残念ながら写真撮影は全面禁止ですので、ご紹介できる画像はないのですが、ざっと見るだけでも半日は必要だと思います。
夫婦でのんびり見て回ったり、結婚を考えているカップルなんかがゆっくり見て回ればデート代わりにもなるのではと思います。
参照;OZONE公式サイト