はじめに
40歳過ぎて田舎から東京に引っ越すことに。
住む場所は決めました。引き続いて家具を探しています。
今回、銘木の一枚板を販売している MOKUBAさん の 五反田TOCショールームへ行ってきました。
・よろしければこちらも
「インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex」(記事はこちら)
MOKUBA
Atelier MOKUBAさんは、九州福岡に本社のある 関家具 さんが手掛ける 一枚板(主にダイニングテーブル)を扱う事業です。
海外からも丸太を直接仕入れを行い、輸入し乾燥。自社工場で製材・加工までを何年もかけて商品として仕上げるそうです。(特に乾燥過程が重要。最低でも2年は乾燥とのこと。)
参照;関家具公式サイト
Atelier MOKUBA 五反田TOCショールーム
Atelier MOKUBAのショールーム(ギャラリー)は全国13店舗。
都内には4店舗ありますが、今回は五反田のショールームに行ってきました。
最寄り駅は、JR山手線五反田駅 あるいは、東急池上線の大崎広小路駅となります。
TOCビルの中に入っています。TOCビルは、結構古く無骨な建物で、内部はいわゆる卸売りの市場的な雰囲気があって、一般消費者向けというよりは業者間取引とか、直販というような雰囲気のあるビルでした。もしかするといわゆるアウトレットストアのはしりみたいなものだったのかもしれません。(後で知りましたが、TOCは東京・卸売り・センター の略だそうです。)展示場としても有名なビルとのこと。
ユニクロやレストラン等も入居していて自分の訪問した休日は大勢の一般のお客さんでにぎわっていました。TOCビルと五反田駅間のシャトルバスも運行されていました。
いざAtelier MOKUBAの五反田ショールームへ
実は、五反田のショールームに行く前に新宿のショールームを見学する機会があったのです。
新宿のショールームは、新宿パークタワーのLiving Design Center OZONE 内にあります。
OZONEは大きなビルの数フロアにわたる広大なインテリア・リフォームショールームです。
OZONE訪問の目的は、THE CONRAN SHOPや、システム収納のArunaiの見学だったのですが、その際にAtelier MOKUBAの存在を初めて知りました。
Atelier MOKUBAの新宿ギャラリーは、高級なOZONE全体の雰囲気の中でもさらに重厚で圧倒する雰囲気がありました。店舗入口正面に展示してあった一枚板の値段に戦意を喪失してしまいました。3mを超える大きなものではありましたが、
「バストゥーンウオールナット 12,150,000円也」
ええっー!!! 天然木一枚板の複雑かつ唯一無二の木目や風合いは強烈な魅力を放っているものの、恐れをなしてショールーム内に入ることはなく撤退してしまいました・・・。
ちょっと自分には手の届かないムリ目なお店だなと勝手に認定していました。
実をいうとTOCビルには別のテナントの見学が目的で来たのですが、その際にふと「Atelier MOKUBA」の文字が再び目に入りました。
通路に小さ目の一枚板のデスクが展示されていました。
この大きさでも数百万円くらいするんだろ、きっと・・・と近づいてみると、なんと新宿ギャラリーの超高額商品の100分の1くらいの値段!! もちろん大きさや樹種も異なり単純な比較に意味はないのですが。
勇気を出して?店内へ入ってみました。
↑;テーブルとしてセッティングされたものの他に、沢山の一枚板が、立てかけられて展示されています。
↑;一番左の2mを超えるケヤキの一枚板は、やはりいい値段がしますが、それでも100万円台に収まっています。様々樹種、形状、色合い、木目等、見ていて飽きない展示です。
↑;右の樹種は、着色していない自然の色というのが驚きです。きれいなパープルが出ています。
↑;木目が美しく大きさ的にも4人掛けのダイニングテーブルにしやすいサイズ。レッドウッド。170cm×90cm。いいですね・・・。
↑;小ぶりな(130cm)一枚板。それでも四人掛けることは出来そうなサイズ。実際マンションのリビングに入れるならこの辺りが現実的サイズかもしれません。クラロウォールナット材。産地の異なる2種のウォールナットを接ぎ木して生育させた樹種。接ぎ木(移植)による拒絶反応がさらに複雑な木目を生み出すとのこと。深い世界ですね・・・。
カタログと、木製おまけ(鍋敷きとマグネット)を頂き、お店を後にしました。
まとめ
世界各地の銘木の一枚板をあつかう専門店 Atelier MOKUBAの五反田TOCビルショールームへ行ってきました。
個人的な感想ですが、ショールームというより博物館・美術館というような印象です。芸術的な木目の展覧会・展示会といったところでしょうか。
普通の合わせ板のダイニングテーブルを第一候補にしていましたが、一枚板のテーブルも同等かそれ以上の候補になりそうです。
ただし、お値段はやはり自分が考えているテーブルの倍以上は軽く超えてきます・・・。
スタッフの方の説明も丁寧で分かりやすく、商品に自信と誇りがあるんだなあということが良く伝わってきます。
お手入れはそれなりに大変かと思っていましたが、ウレタン塗装を選べば普通のテーブルとほぼ同じお手入れでOKとのこと。
逆にオイル塗装を選べば、少々の傷なら自分で手入れしてしまえるという面もあります。
確かに一生モノと考えれば結果的には決して高くないのかもしれません。
自分はたまに山にも出かけるのですが、直径が1m近くもあるような木にはまず出会うことはありません。 何十年ではなく何百年レベルで育ってきた樹木の歴史とか重厚さはとても貴重だなと感じました。
また、時間があれば都内の別のショールームにも足を運びたいなと思っています。(ちなみに、青山ギャラリーは「プレミアム」と名乗っており、1000万円級の製品がゴロゴロしているらしいです・・・。)