はじめに
40歳(をとっくに)過ぎて歯科矯正を始めることにしました。
- 四十過ぎて歯科矯正って大丈夫なのか・・・。
- 実際どんな感じなのか。
あまり読んでくれている方の参考にならない予感もしますが、記録代わりに記事を残そうかと。
数年がかりになりそうですが、暇があれば書き続けていきたいなと思っています。
今回は、自分の治療のきっかけとなった娘の治療開始までを書き記しておきます。
歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。
きっかけ;子供の歯科矯正開始
小生、子供が二人おります。
二人とも「歯並び」が悪いです。
それはなぜか・・・環境もあるでしょうがおそらく遺伝の要素も大きそう・・・
そう、自分の歯並びが「ものすごく悪い。」のです。
地方から東京都内に引っ越してきて1年。家族は遅れて同居開始して半年。
下の子供は、中学受験・入学を済ませたら歯科に通おうと決めていました。
とはいっても、引っ越し・入学直後のドタバタもあり実際に歯科受診したのは数か月遅れてのこと。
以下は、娘の矯正歯科受診への経緯です。(で、結局はそれがきっかけで「自分も」ということになったわけですが。)
子どもの矯正歯科医院選び
さて、結構長期間かつ定期的通院することになるだろう矯正歯科です。通院の便を考えて、
- 自宅の近くの医院
- 学校の近くの医院
で探してみることにしました。
ネットで検索しては、公式サイトを見るを繰り返して選んでいきます。
とは言っても、引っ越してきたばかりであり近所の方の評判や口コミも知りようがありません。正直、感覚や印象だよりの選択・・・。
いくつか絞ったら実際に話を聞きに行くことにしました。
大体は、初回コンサルテーションに関してはそんなに高額な診察料は取られませんので、これに関しては安心して受診できます。
一つ目の歯科医院を受診;自宅近く・・・却下になりました。
サイトで確認して
- 歴史がある。
- 地元で長らく開業している。
- 誠実そうな印象。
だなと思えた医院へ子どもとともに、まずは相談に行きました。
ネットでの予約はとれなかったので電話で予約したうえで訪問。
都会の歯医者さんの第一印象は「狭い・・・」ということ。そりゃそうですよね。土地が高いですから。
少し待つと、比較的年配の院長先生が登場。
娘の歯を簡単に診察。
そのうえで、医院のことや歯科矯正一般の話題など結構興味深いことをお話してくれました。
理屈っぽい自分としては結構いいんじゃあないかと思って話を聞いていたのですが、妻は微妙な表情を浮かべています。
いったん保留にして医院を後にします。
帰ってくるなり妻と娘の強烈なダメだしが始まりました。
- かみ砕いて分かりやすく説明してくれて熱心な先生であることはわかるが、話がくどい(同じことを繰り返しお話される。)
- 患者への配慮が少し足りない。(娘は歯科治療用の椅子にあおむけで寝かされたままで話を聞かされていた。スカートがずり上がりそうに何度もなっているのに気が付かなかったとか。)
- 設備が古く、清潔感がない。
- 受付の女性とのやり取りも最後に自慢気に医院を語っていてどうも引っかかる。
等々・・・。
やはり女性の感性は鋭く(厳しく)、自分の節穴の目では見えていないことがたくさんなんだな・・・。
ということで、こちらの医院さんは候補から外れました。
二つ目の歯科医院を受診;学校の近く・・・こちらでお願いすることにしました。
同じく二軒目の医院さんをネットで検索。
- 比較的新しい医院
- とはいえ、開業後数年経過しサイトでは治療を終えた患者さんの声なども多数。
- 多様なチョイス(裏側矯正だったり、インビザラインだったり)
- 明瞭な代金の提示
といった点が良いかなと思って受診することに。ネットでの診察予約も可能でしたので予約したうえで受診。
一つめの医院さん同様に雑居ビルに入居しておりやはり田舎者の印象としては「狭い・・・。」
しかし、新しいので内装はとてもきれいで清潔感があります。都会の歯医者さんって感じです。受付の方や歯科衛生士さんも、地方だと若干マ○ル○ヤ○キー感があったりしますが、そんな雰囲気はなくむしろおしゃれで緊張します。
比較的お若い院長先生が登場。診察室に招かれました。
同様に一通りの簡単な診察ののちにPCのモニターを見ながら治療の方針などが説明されていきます。
話している内容はおそらく前の先生とそんなに相違はなかったと思います。
が、自分の印象でも院長先生は
- ゆっくり話されて言葉が明解。
- こちらの質問は最後まできいてから、丁寧に回答。
といった、コミュニケーションの上手さは明らかでした。
一通りの説明が終わって、詳細な治療方針の決定のためには、精密検査を受ける必要があるとのことでした。
「精密検査を受けるかどうかは、少しお考えになりますか?」
とのことでしたが、妻・娘とアイコンタクトの上で彼女たちも納得の様子でしたので、
「このまま精密検査もお願いします。」ということに。
そのまま、娘は精密検査に進みました。
- 歯科診察
- レントゲン
- 上下の歯の型取り
- 写真撮影
などがその日のうちに進行。 精密検査料金(これは残念ながら数千円では済まない金額です。)をお支払い。
2週間後ぐらいに精密検査の結果説明と詳細な治療計画の説明を受けることとなりました。
その日は、計2時間弱ほど滞在し、医院をあとにしました。
家に帰ってくると、娘曰く、「すこしぽっちゃりした先生だったけど、はっきりしゃべってくれて説明もよく分かったし、前の先生と違って○モくなかった。」とのこと。
女性に好かれるには、見た目だけでなく身振り・手振り・口調・癖・姿勢などの総合的な清潔感のある雰囲気がないとやっぱりだめなんだなと今更ながらに感じた日でした・・・。ん・・厳しい・・。
精密検査の結果説明と治療開始
さて、再度予約した日に受診。
再びモニターの前で説明を受けました。
前回の精密検査で作成された歯形の模型や、レントゲン写真、さらには専門的で詳しくは分からなかったものの、歯と顔の各パーツとの位置関係(アライメントのずれなど)を示す数値・グラフの並んだ表などを見つつ治療方針の説明がありました。
娘の場合は、基本的には上顎の前歯(切歯)がすこし前方にでているいわゆる「出っ歯」というやつ。程度としては「中等度」とのこと。そこまでひどくないのではと思っていたので、親としても少しショック。
これらの資料はすべてクリアファイルにわかりやすくく整理されており、頂くことができました。
娘の場合、乳歯がまだ少し残っているので焦らずともよいかもしれないとの話もありましたが、まあ受験も終わって時間はあります。治療は進めてもらうことにしました。
- 顎は小さめではあるものの、抜歯してスペースを作る必要はなく済みそう。
- ワイヤー矯正;最近のワイヤーやブラケットは目立ちにくいとのことで、普通のワイヤー矯正で。
- 小児の矯正治療の扱い;それだけで治療終了となるかもしれないし、成人の治療へ移行という可能性もある。・・・その場合でも料金は小児治療分は差し引いてとするので不利益は出ませんとのこと。
- 上記の治療代金の説明。一括だと少しお得。医療費控除のお話など
さて、上記のお話を伺い納得の上で、治療開始を決定。
で、治療開始に伴って、再度「型取り」があるとのことでそれだけ済ませてその日の受診は終了しました。
数日内に治療代金の先払いを済ませました。結構な額ですがまあ、背に腹は代えられません!。
追記;中年以降の歯科治療ってどうなの?と尋ねてみた。
ちなみに、この日の説明の際に半分冗談・半分本気で「自分のこの歯並びが娘に遺伝したんだと思うんですよちね。自分ぐらいの年齢でも治療する患者さんっていますか?」と尋ねたのが転機となりました。
「もちろん、60歳代の方も治療しましたよ。全然治療可能です。詳しく見てみないと断言はできませんが、それを放置すると将来的には歯周病からの歯の脱落の可能性もありますね。」
成人の矯正は審美的な面もありますが、最近ではかみ合わせを良くしてよりよく健康に生きるという点にもフォーカスが当たっているようでした。
小さいころは「見た目でのコンプレックス」が高度でしたが、今回「将来、歯抜けますぜ、旦那!」というお言葉からくる不安・恐怖はかなりの動機になったと思います。
ついに治療開始
前回受診からさらに約一か月後。ついに治療用の器具(ワイヤーなど)が娘の歯に装着されました。
その日は、
- お手入れ(歯磨き)の指導。
- 各種ブラシとか、口内炎予防(痛みの緩和)用のガム状の保護剤などを受領。
- 発音練習のための用紙・避けた方がいい食事などの表を頂く。
て終了。
↑;いっぱい頂きました。 口内炎が出来てしまった時の「アフタッチ」や、シリンジに入った「GISHY GOO」、フロス、ミラー、各種注意書きなど
やはり、装置の装着(そして今後は、調整)した直後の数日はかなり痛いとのこと。(個人差あり。)
娘もなんだかもごもごしてあまり話をしたがりません。
幸い、痛みは2日程度でかつ軽度で終了。
最初の数日は、器具が唇に接触する部分にかなりの痛みがあったようですが、速やかに改善。
↑;ワイヤーやブラケットが唇などにあたっていたい場合に使用するシリコン剤「GISHY GOO」。シリンジに二種の物質が入っていて、混じることで粘土状に固まるようになっています。
↑;こんな感じで米粒大~小豆大程度を取り出してよく混ぜて、
↑;当たって痛い器具(娘の場合はブラケット部)に押し付けて唇に直接器具が触れるのを防ぎます。・・・御覧の通り「出っ歯」です。(自分に比べればごく軽度ですが。)
ただし、食べたものはそこら中に引っかかるようで、歯磨きと口腔内の清潔を保つことが大事みたいでした。
こんな調子で、娘は治療が開始になりました。現在も治療は進行中です。
昔の矯正治療とことなり、ギラギラ感がすくなく(透明なブラケットだからか)、矯正装置を付けていることがあまりわからないのもありがたいことです。
今も使っているブラウンの電動歯ブラシです。今後本格的治療でワイヤーが入ると使えなくなってしまいそうですが、洗浄力ばっちりです。⇒後日、院長先生に確認したところ、矯正器具が装着されても、「電動歯ブラシ使用はO.K」だとのこと。ただし、「電動ブラシだけでは磨ききれませんので、フロスや歯間ブラシの併用を。」と。
まとめ
自分が治療を受けるきっかけともなった、子供の矯正歯科受診と治療開始を記事にしてみました。
次回は、自分の歯科治療開始までを記事にしてみます。
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