はじめに
Dellの法人向けノートブックPC Vostro 15を購入。
特段、革新的な要素はない製品ですが、
- NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB 搭載
- ゲーミングPCっぽくないビジネス用(法人向け)の手堅い外観
といったところが気に入っています。
2018年8月現在; 記事で紹介している第七世代Intel搭載の7570モデルとともに、新型の7580モデルも販売されています。
経緯;
約1年前、自分用にHPのSpectre x360を購入。(記事はこちら) 13インチのモバイルPCですが、とくに外出先で仕事をするような職種でもなく、モバイルなのに基本的には在宅で使用しています。(快適です。金属削り出しの質感も気に入っています。)
一方、職場ではPCの貸与はないため以前から手元にあったDELLのVostro(15.6インチ, 1366×720, Core-i3, 4GB RAM,512GBHDD)を使っていました。 記憶が定かでないですが、2012年頃の購入だったでしょうか。いわゆるエントリーモデルというやつです。
職場は繁忙期と閑散期のギャップがかなりあります。暇な際には、Webブラウジング等にも使用していました。
さて、かれこれ5年経過。最近、おかしなタイミングでフリーズしたりいきなり再起動されたりと挙動が不審になってきていました。
買い替え時かなと思って物色することにしました。
求める要件は以下のような感じ。
- ノートPCがイイが、おそらく基本的に職場に置きっぱなし。
- なので、重量やバッテリー稼働時間にはあまりこだわらない。
- 基本的にワード、エクセル、パワポで仕事は済んでしまう。
ということは、いわゆるエントリークラスのPCで十分ってことになってしまいます。
なのですが、今回「裏の要件」として、
- 年甲斐もなく、量販店でみたPCゲームのグラフィックの進歩に驚愕。
- ゲームはしないものの、ちょっと(というか凄く)気になる・・・。
ということで、GPUにもこだわってみたいという欲求がわいてきました。しかも最近は仮想通過のマイニングとか、AI(機械学習)なんて分野でも「GPU」が騒がれています。
GPUも上を目指せがきりがない世界の様でしたが、
「現行のプレステ4と同等かそれ以上」位のグラフィック性能を目安に検討。
正確なベンチマークはないみたいですが、ネットの情報を鵜呑みにするとGTX 1050 Ti以上で互角以上の性能になるようでした。
ということで、それなりのGPUを搭載したノートPCを探し出したのですが、いわゆるゲーミングPCというやつは、
「デザインが斬新・・・。」
「LEDがグラデーションで光ったり・・・。」
ということで、同僚の視線が気になる職場に設置するには
「遊ぶ気が満々なのが駄々洩れ」な点で躊躇せざるを得ない製品が多い印象。
というわけで、地味なビジネスPC(の皮をかぶり)ながら、それなりのGPUを搭載した製品を探しました。
BTOで対応するDELL以外にも、MOUSE COMPUTERなどにも候補はあったのですが、たまたまGTX 1060 6GBを搭載した構成がセールで20%オフとのこと。
DELLはいつでもセールやってますが、この手のあおりにまんまと引っかかって即オーダーしてしまいました。
参照;DELL公式サイト
DELL Vostro 15 7570 の到着;GTX 1060 6GB付き
さて、個人向けPCとして商品が紹介されているにもかかわらず、20%Offの適応を得るには、法人ページからクーポンを得る必要がありましたが、個人が法人サイトから製品を購入することは特に問題ないらしいので、法人サイトから購入。
今回は注文後約9日という比較的早いご到着。
↑;特に、Macのような化粧箱に入っていることありませんが、しっかり梱包されて到着。
↑;本体と、ケンジントンロックを同時に注文。(がしかし、これが本体と接続できないトラブルあり。結局交換となりました。記事はこちら)
↑;開封。大きい・・・。 幅は389 mm、奥行きは270 mm。 A4どころか、B4用紙サイズよりさらに一回り大きいサイズ。重量は公称 2.65Kg・・・・。 基本樹脂製ですので金属削り出しのモデルのような質感は望めませんが、決してチープな感じではありません。
↑;最近もっぱら使用しているHP Spectre x360の13インチモデルとVostro 15 7000を比較。 当たり前ですが二回りくらい大きいです。
↑;これまた、最近見かけない大きさのACアダプター。 グラフィクスカードが電気を食うみたいです。 180Wという仕様。
↑;右は、古いPC用の45Wアダプター。 比べると左の180Wアダプターの巨大さが分かります。 アダプターからして、持ち歩いて使うような用途には向かない印象です。
↑;デカいだけあってポート類は豊富です。 これは右側面。 ヘッドホン端子、USB(Type A)×2、USB Type C×1(Thunderbolt3 兼用)、HDMI端子、それにVGA端子まで。
↑;同じくVostro 15 7000の左側面端子群。 ケンジントンロックスロット、電源ケーブル端子、有線LAN端子、USB typeA端子、SDカードスロットと続きます。 自分の用途としては十分過ぎるくらいです。
↑;Vostro 15 7000の底面。奥側(写真では手前)の底面には二か所にファンの細かいスリットの入った吸気口があります。 手前(本体奥側)の側面には同じくかなり大きな2箇所の排気口があります。
↑;底面のスリットの隙間からは冷却用のファンが見えます。 左右2機ありました。
↑;本体奥の排気口内部。 金属製の放熱用のフィンが見えます。 同じく左右2ヶ。
↑;本体の厚みは23.95~24.95mm。 同じくHP Spectre x360 13インチと比較すると当然厚いです。 が、デザイン的にうまくテーパーされているためか、ぼてっとした印象はありません。
↑;Displayは1920×1080. 4Kなどのこれ以上の解像度のチョイスはできない仕様。 ノングレアタイプのIPSディスプレイです。
↑;NVIDIAのGEFORCE GTXのロゴシールが貼ってあります。 CPUは第七世代 Inter Core i7-7700HQ。(クアッドコア)
↑;Vostro 15 7000とHP Spectre x360. 当然ディスプレイ部の厚みもかなり違いますが、バランス悪いほどではないです。
↑;本体右奥に電源スイッチ。 これはiPhoneのように指紋センサーを兼用しています。 キーボードはテンキー付き。 バックスペースキーと¥キーがアイソレートされておらず、隣り合っているので慣れるまでは若干押しにくいとことはあります。
さて、Microsoft アカウント等などの初期設定をこなして、普段使うアプリケーション各種をインストール。
まず気付いたのは、想定してはいましたが
- ファンが結構頻繁にOn-Offして、かつ結構な作動音。
あまりファンが動かない設定(その分パフォーマンスが落ちる)にすることもできるようなので、高負荷でない仕事の場合は比較的静かに使えます。
さて、GPUの性能を客観的に比較するには、
”ベンチマークソフト” と呼ばれるソフトを走らせる必要があるようで、検索してみると沢山でてくるのが「Fire strike」というワード。
この、Fire strike は、3D markというベンチマークソフトの中の一つのようで、比較的高性能なPC向けのモノの様です。
基本的な機能を使うだけなら無料で使用可能ということで、DLして使ってみました。
結果、抜粋ですが
- 元職場Note-PC;の第三世代Intel core-i3, 内蔵GPU(intel HD graphics 4000); 392点
- 現在使っているHP Spectre x360;第7世代Core-i7 7500U(2コア4スレッド),内蔵GPU(intel HD graphics 620); 992点
- Vostro 15;第7世代core-i7 7700HQ(4コア8スレッド), GeForce GTX 1060 6GBRAM; 6466点
と、当たり前ですが、手持ちのPC達とは比較にならない数値。
実際のDEMO映像も前者2者では、紙芝居レベルのカクカク画像でしたが、やはり新型はなめらかな動き(そうはいっても、一部処理が重なると目に見えてカクカクする時間帯もありますが・・・。)
オンラインで他のユーザーのスコアと比較することも可能のようでしたが、トップのスコアは50000点越えという驚異的な数字も出ており、上には上がある奥深い世界なんだなと感心。
ゲームや動画編集でもやらない限りはもてあますスペックですが、とりあえずは満足、満足。
まとめ
職場のPCの動作が不安定になってきたこともあり、
DELL Vostro 15 7570 (GeForce GTX 1060 6GB付き)
を購入しました。
ノートPCですが、基本的には据え置きで使うものだと思います。(大きさ、重量、ACアダプタもデカい・・・。)
実際にゲームをしたり、動画編集をしたわけではないですがベンチマークソフトなるもので比較すると画像処理能力はかなり向上したことが分かります。仮想通過でも掘ってみようかしらん。
なんといっても、もともと「法人向け」のVostro。 デザイン的にはいかにも「仕事してます。」感があるのは、狙い通りです。
実をいうと、同時に購入したケンジントンロックスロット様のセキュリティーケーブルが嵌らないというトラブル(記事はこちら)もあったのですが、サポートとメール・電話でやり取りをして、時間はかかったものの解決しました。
明らかにOver specですが仕事をおろそかにしないようにしつつ、暇な時間には、色々試してみます。