はじめに
田舎から東京へ40歳過ぎてから、転居・転勤することに。
必要な家具をそろえるべく、インテリア・家具店巡りをしています。今回は
匠ソファ 東京青山店
へ行ってきました。
・よろしければこちらも 「インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex」(記事はこちら)
匠ソファについて
京都の家具・インテリアの会社 カネカ家具が展開するソファブランドです。
カネカ家具は1979年創業で、京都の会社らしく和のテイストの家具を中心に扱っています。ソファだけでなく、テーブル・チェア・TVボード、ベッドフレームにマットレス、さらには桐ダンス等を幅広く扱っています。
参照;カネカ家具 公式サイト
先に「匠ソファ」を知ったのですが、「カネカ家具」のソファ以外のラインナップも惹かれるものがあります。無垢材が前面に出ていながらも、野暮ったくないモダンな印象。
東京青山のお店は「匠ソファ」ブランドでしたので、基本的には「ソファ」のみの取り扱いでした。 他の家具もぜひ見てみたいところです。
参照;匠ソファ 公式サイト
↑;場所は南青山。この辺りには、以前訪れた「FLANNEL Sofa」や「NOYES」等、徒歩3分圏内位にソファ専門店が密集しています。
最寄り駅は地下鉄 表参道駅 です。
匠ソファ 東京青山店へ
表参道駅から徒歩数分で到着。
田舎育ちで40過ぎのおっさんの自分でも知っている有名美容室「ACQUA」の表参道店が入っているビルの地下一階・・・。地方出身者には近寄りがたいオーラが・・・。
コンクリート打ちっぱなしのビルの地下一階で、若干分かりにくいですが、それが逆に「隠れ家」的な雰囲気を出しています。
一瞬ひるみましたが、自分は美容室に来たわけではないと心して「匠ソファ」へ向かいます。(挙動不審な感じ・・・。)
↑;玄関で靴を脱いでショールーム内に入るようになっています。 実際、ソファを置くのは屋内なので、靴を脱いだ状態で座ってみるというのは理にかなっています。 広いスペースにゆったりと展示されていておしゃれなショールームです。
↑;ソファ専門店ですが、一部ダイニングテーブルやチェアの展示もありました。「TAKUMI-KAN-furniture」シリーズです。
「TAKUMI-KAN」・・・、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、以前訪問した飛騨高山の家具「SHIRAKAWA」のブランドとの関連があるようです。(ちなみに「SHIRAKWAWA東京ショールーム」訪問記はこちら)
↑;匠ソファでは多くのソファの取扱がありますが、一番いいなと感じたのはこの「LE SOFA」です。 毎度しつこく書いていますが
- 「無垢材のフレーム」
- 「座面が浮いたデザイン」
- 「低めのスタイル」
- 「直線基調」
- 「四脚」
というのが、自分の好み・理想のソファでして、それに一番ぴったり来るのがこのLE SOFAです。
↑;同じLE SOFAの背面。3方からの無垢材が、一か所で「留め加工」されていますが、これをきれいに合わせるのはかなり難しいそうです。加工の難易度はさておき、基調はシャープながら無垢材には曲面の加工がされていて、「無骨・素朴」な感じになりがちな無垢材がエレガントに見えます。
↑;LE SOFA背面。 ここが格子状になっていたり、無垢材の面積が多くなると、和のテイストや重厚感が過剰になることもあると思うのですが、ちょうどよいバランス感の印象。重すぎず、軽すぎずといったところでしょうか。(革張りにするともっと重厚になるでしょうが。)
↑;LE SOFAの1P版。 ブラックレザーで1Pだと、全く違う雰囲気で贅沢で重厚な感じになります。 これはこれでカッコいい・・・。(良い例えではないかもしれませんが、LCソファのウッド版の様に感じます。)
↑;これはPM SOFA。2Pサイズ。 座面と両サイドの無垢材がフラットにそろっていて、低くどっしりしたスタイル。 オットマンも同様なのですが、脚が四脚ではなく「ロの字型」になっているのが特徴。 このソファも自分の好みの上記条件をかなり満たすカッコいいソファ。柔らかい座り心地。
↑;PM SOFAの低く構える無垢材の「ロの字」アーム部。 背面の薄さ(クッション除く)も特徴で、後ろから見たときのすっきり感を出しているとのこと。 自分としてはアームレストの高さがもう少し欲しいのですが、ここにクッションをおいて、そのまま横になってくつろぐことも可能。
↑;これは、LDカウチソファ。 ウッドフレームで宙に浮く座面という点では自分の好みにフィットするタイプ。 背面の小さなクッションは腰のフィット感が上がります。枕代わりに使ったりも。
↑;LDカウチソファのアームレスト部。 LDソファではアームレストは片側のみの非対称性のデザイン。 無垢材のアームレストはかなりの厚みがあるのですが、端が曲面に加工されており、無骨な感じが抑えられています。
さて、上記LE SOFA, PM SOFA, LDソファの三シリーズは、いずれも「利庵」という匠ソファの中でもラグジュアリーなラインになっています。
フレームの無垢材の樹種はウォールナット材が主体でしたが、オーク材(各色塗装あり)も扱っているとのことでした。
また、塗装に関しても、オイル仕上げの自然な風合いと、ウレタン塗装の耐久性のいいとこどりの特殊な塗装にも自信ありと。(ECパステル塗装;業務用特殊仕上げ)
これらのソファは、実はフレームに関しては飛騨の家具メーカー「SHIRAKAWA」が関わっているということでした。デザインは、岩倉榮利氏が手掛けて、座面やトータルの完成は「匠ソファ」で行っているというお話でした。
自分の好みが無垢材なので上記三点が気になりましたが、「利庵」シリーズには細身の金属脚のタイプや、座面厚みのあるタイプ等も展示されていました。
最後にカタログを頂き、ショールームを後にしました。
まとめ
京都の家具店 カネカ が手掛ける「匠ソファ」の東京青山店に行ってきました。
お洒落なショールーム内には多くのソファが展示されていましたが、ラグジュアリーラインの「利庵」シリーズ内でも特に無垢材フレームを使ったシリーズに惹かれました。
座り心地、フレームの加工や塗装、張地、塗装、メンテナンス性等、いずれも妥協しない上質な製品が揃っている思います。 LE SOFAカッコいいなあ・・・。