SHIRAKAWA 東京ショールームへ行ってきました。

生活
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はじめに

東京の新居での生活で必要な家具のショールーム巡りをしています。

今回は、飛騨の家具メーカー SHIRAKAWA の東京ショールームへ行ってきました。

 

・よろしければこちらも 「インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex」(記事はこちら

 

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株式会社シラカワ

株式会社 シラカワ は1960年創業の 岐阜の家具メーカーです。

自社工場を持つ会社になります。

日本には有名な家具産地が幾つか有りますが、そのうちの一つである飛騨の会社です。

もちろん、リビング・ダイニングの家具一通りをラインナップしています。

「おっ」と思ったのは、公式サイトで見つけた、木製の車いす でした。

しかも、面白いのは車いす専用のチェアではなくて、ダイニングチェアのデザインがそのまま車いすに適応されているところ。

なので、ダイニングチェアに合わせた車いすを発注すれば統一された雰囲気が作れてしまいます。

例えば、以下のようなダイニングチェアの「ラプト」シリーズというチェアがあります。

 

Shirakawa rapt arm chair

公式サイトより

で、以下の様に、ダイニングチェアがそのまんま車いすになってしまいます。

 

Shirakawa wooden wheel chair rapt

公式サイトより

もちろん車輪の部分等は、木製というわけではないですが、無骨で、いかにも医療器具といった感じの車いすの印象がかなり変わると思います。

いずれにせよ、「脚もの」の椅子へのこだわりを強く感じました。

参照;株式会社シラカワ公式サイト

 

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株式会社シラカワ 東京ショールームへ

ショールームは、五反田の東京デザインセンター(TDS)にあります。

過去記事でも触れましたが、TDSはインテリア関連のショールームが複数入居するビルです。

最寄り駅は 五反田駅。 JR五反田駅からも徒歩1-2分ですし、地下鉄の場合は出口を出てらすぐ。徒歩0分。

 

Shirakawa TDSの馬
↑;東京デザインセンターのビルもかなり凝った作りになっています。中央を貫く階段の一番上には、馬のオブジェが。

 

Shirakawa 入口
↑;ビルの4階にあります。エレベーターで4Fに上がってから、先ほどの「馬」を見ることが出来る渡り廊下の奥に入口があります。

 

Shirakawa SR全景
↑;ショールーム内全体の様子。明るくてきれいです。

 

入口入ってすぐには、Newラプトシリーズの展示。角が取れて丸っこくて、木の存在感のあるシリーズだなという印象。

Shirakawa ニューラプト
↑;Newラプトのリビング、ダイニング、TVボード等一通りそろった展示。ダイニングチェアもベンチも背もたれの存在感がゴツイ感じ。 ペンダントライトはルイスポールセンのスィルク。北欧の、かつパステル調の照明とマッチするということは、そういうテイストなのかもしれません。

 

Shirakawa ニューラプト sofa
↑;木の長めの脚、スクエアな形状、クッション性の低めのアームレスト等、求めるスペックに近い感じ。 同じくNewラプトのソファ

 

Shirakawa ニューラプト Sofa 脚
↑;同Newラプトのソファの脚部。こういうテーブル状の木の土台にクッションが浮いているデザインはツボです。

 

Shirakawa ニューラプト リビングソファ ソファベッドへ
↑;バックレスト、アームレストは簡単に取り外せてソファベッドとして使用可。

 

Shirakawa ニューラプト サイドボード TVボード
↑;NewラプトのTVボードとサイドチェスト。いわゆる「取っ手」がなく、すっきりしたデザイン。 ちなみにラプトは猛禽類(Raptor)からきているようです。

大自然の中にある様々な形態、形状で特に力強い形状である鷲、鷹、鳶などの猛禽類。それらの持つ鋭い爪やくちばし、強力な翼をイメージしました。

 

Shirakawa ニューショコラソファ
↑;ニューショコラSofa. 樹種はいろいろ選べますが、ブラックウォルナットだと重厚な感じになります。アームレストからそのまま背部に回り込む板が特徴的。

 

Shirakawa 多種の椅子
↑;大きなテーブルに異なる種類のチェアが並びます。(左端、車いすがあるのですが、写真切れてしましました・・・) 後ろ姿正直かなり特徴的なものもちらほら。

 

Shirakawa フォンタナ アームレストなしチェア
↑;一番右の一番オーソドックスなスタイルのフォンタナチェア

 

Shirakawa ポロックチェア 1985
↑;右から二番目が、ポロックチェア。1985年年発表の製品群だそうです。背板がそのまま後ろ足につながるデザイン。

 

Shirakawa スーラ アームチェア
↑;右から三番目、スーラ アームチェア。凝ったデザインですが、見た目通り少し重たいです。しかし、座り心地はアームレスト付きでもありしっくりきます。「開発テーマはジャパニーズモダン」とのこと。

 

Shirakawa ラプトシリーズ
↑;こちらはラプトシリーズ。既出のNewラプトは低めのLD兼用の高さですが、こちらは一般的な高めのテーブルとチェアになります。

 

Shirakawa ラプト アームなしチェア
↑;ラプトシリーズのダイニングチェア。背は高めですが、きれいな曲線が背中にフィットして座り心地はかなり良いです。

 

Shirakawa ラプト ソファ
↑;ラプトシリーズのソファ。木で囲まれる感じのアームレスト部。ヘッドレストは見た目は高くなりますが座るととても楽。

 

Shirakawa レヴィ armless chair
↑;このチェアは、レヴィシリーズのダイニングチェア。先ほどのラプトと似ていますが、背板が上に向かって少し扇状に広がっていくスタイルは、女性的なイメージからインスピレーションを得ているそうです。

 

Shirakawa レヴィ 板座チェア
↑;同じくレヴィシリーズのアームレスト付きチェア。板座ですが、背中もお尻もすんなりと落ち着くかけ心地の良さ。

 

Shirakawa ビオス シリーズ
↑;ビオスシリーズ。 これはLDタイプ(低めのいわゆるLD兼用タイプ)。 年を取ったら、こういう兼用タイプでこじんまりお茶でもすすっていたい気がします。 ソファは沈み込み過ぎずにダイニング用途にも対応。

 

Shirakawa レンブラント ソファ
↑;レンブラントシリーズ。ソファは木のフレームが前面に出てきます。重厚感が強い。 明るめの樹種にすれば、また違う感じになりそう。(写真はウォルナットですが、オーク材も可)

 

さて、ショールルームの一番奥が「飛騨の匠工房」シリーズや「和のテイスト」に属する製品の展示でした。

Shirakawa 飛騨の匠 シリーズ
↑;「飛騨の匠工房」の椅子。布張り・革張り一切なし。「板座」オンリーのシリーズ。 合わせる部屋やインテリアを選びそうですが、木の素材感・木目を思う存分堪能できます。

 

Shirakawa テーブル用天板
↑;一枚板「風」のテーブル用の天板。一枚板の自然な雰囲気も出しつつ、反り・割れといった一枚板の弱点を克服している天板。

 

Shirakawa 飛騨の匠 チェア
↑;飛騨の匠工房シリーズ。右下の極めてごつくて重厚なのは「和蘇」チェア。

 

Shirakawa 小物
↑;木の風合いを生かしたフォトフレームやペンケース等の小物も紹介されていました。

以上で SHIRAKAWA の家具は終了です。

 

ここから先は展示の中にいくつか気になる「木製の照明」がありましたのでそちらを少し紹介します。スタッフさんに尋ねたところ、これらは同じく岐阜・飛騨の「柿下木材工業所」の製品であると教えてくれました。

参照;MOARE柿下木材工業所 公式サイト

Shirakawa 柿下の照明
↑;Tipoペンダントライト。 ランプシェード部は真っ白で飛んでしまっていますが、この部分は乳白色のガラスでできています。シェードの上の部分も各種樹種で製作可能。写真の例はウォルナット製。 いい雰囲気です。 木製の家具とのマッチングはばっちりだと思います。

MOARE tipoペンダントライト

柿下木材工業 Tipoペンダント ガラスシェード版

公式サイトから

↓;シェード部を木製にするとこんな雰囲気にもなります。

MOARE Tipoペンダント

MOARE tipoペンダントライト;公式サイトから

Shirakawa 柿下ペンダントライト
↑;同じく柿下木材工業所の Ritaダイニングペンダント。 「木目調」の照明ではなく、無垢材で作られています。

こういうテイストで、「シーリングライト」があれば即決なのですが。

ご親切にも、パンフレットもいただいて、帰途につきました。

 

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まとめ

岐阜・飛騨の家具メーカー 株式会社シラカワ の東京ショールームへ行ってきました。

木の持つ、優しい感じがいかされた家具が多数展示されていました。私見ですが、全体的に角の取れた丸みのあるものが多かったような印象です。

国産家具の表示認定という制度があるようで、「修理を受け付けているか」「合法な材木(違法伐採されたものではないか)」「強度・シックハウス対策が施されているか。」といった基準で認定をしているようです。 当然、株式会社シラカワの家具も認定されています。(参照;一般社団 日本家具産業振興会

正直、量販店へ行けば、東南アジアからの輸入品等で一見同じような家具は見つかるかもしれません。しかも、安価で。 しかし、やはり異常に安いものに理由があるかもしれません。(ブラックすぎる労働環境とか、違法伐採、有害な接着剤、耐久性の低さ等々)

個人の力で完全に伐採・製剤のところから完成品までの流れをトレースできるわけでは決してありませんが、少し高価であっても、きっちりとした仕事で、満足のいくデザインで、長持ちして、結果として地球環境にもインパクトが少なければいいなあと感じています。