はじめに
自分用にLeatherman社のマルチツール
JUICE S2 を買いました。
以前記事にしたSquirt PS4よりは携帯性では劣ります・・・が、当然機能はアップ。
これでLeathermanのツールは、
- 自宅防災袋の「Wave」
- 家族のキーケース・鞄内に「Squirt PS4」
- 自分の鞄内に「JUICE S2」
と三つ目の購入です.
道具・機械としての「硬質感」「しっかり感」が毎度気に入ってるポイントです。
Leatherman JUICE S2購入のきっかけ
東京に引っ越してくる前から、自宅には防災用品や非常持ち出し袋は揃えていました。
防災用品もいろいろ備えていますが、「マルチツール」はLetherman製を気に入って使っています。
しかし、東京に来てから日常は、「車での移動」から「電車での移動」に大きく様変わりしました。
そうなると電車・地下鉄での移動中や、地下街にいる際などに地震・停電に遭遇するかもしれない考えるようになりました。
そこで、キーケース(あるいはキーリング・キーホルダー)にい装着できるぐらい小型の「マルチツール」を探して、前回はLetherman社のSquirt PS4を購入。(記事はこちら)
これは50g前後小型・軽量の本体ながら密度感の高い・硬質な製品でものすごく気に入ってしまいました。
↑;上はWAVE。 下がSQUIRT PS4。
Squirt PS4は刃渡り的には銃刀法には触れないモデルですが、不用意に刃物類を持ち歩くと問題がありります。
このSquirt PS4は旅先などで、ちょっとした開封作業やドライバーが必要な場面でも活躍しています。
また、同様の地下鉄や地下街での被災を想定して小型のLEDライトを家族にも持たせているのですが(記事はこちら;キーケースに収納できる小型LEDライト;Maglite SOLITAIRE vs. LEDLENSER P3)、家族にもマルチツールを持たせることにしました。
Squirt PS4を2ヶ追加購入し自分が使っていたも物も含めて合計3ヶを家族に渡しました。
そうなると、自分は「新しいものが欲しい病」が出てきます。
あくまで携帯用途です。 素直に軽量・小型のKeychainシリーズにしておけばよかったのですが、少し大型のモデルが欲しくなってしまいました。
以下、Leathermanのマルチツールのシリーズと大きさの概略です。
- Heavy duty;MUT, Supertool 300シリーズ等。 折り畳み時で11cm、300g以上の物が多い。 軍隊・消防などまさにヘビーデューティー用途。
- Full size;Charge, WAVE, REABER, SIGNALシリーズ等。10cm、200~250g程度の大きさ。
- Middle size;SKELTOOL, JUICEシリーズ等。 8-10cm、150g程度。
- Keychain;SQUIRT, STYLE, MICRAシリーズ等。6cm、50g前後。
で今回、Middle SizeのJUICE S2にしてみることにしました。
LEATHERMAN JUICE S2;スペックと実物 (主にPS4と比較して)
LEATHERMAN社は1983年創業の歴史のあるアメリカのブランドです。 軍や警察を含むプロユースの製品(Heavy dutyシリーズ)から、女性でも扱いやすそうな製品(Key-chainシリーズ)までラインナップも豊富。
今回は、上述の通り比較的小型の「Middle size」の製品からJUICS S2を選びました。
LEATHERMANのMiddle sizeのラインナップは、
- SKELETOOLシリーズ;折り畳みナイフ風の軽量化を追求されたデザイン。アウトドアでの利用や登山者などをターゲットに各種バリエーションのある製品群。かなりかっこいいです。
- LEAPシリーズ;子どもでも安心して扱えるナイフレス(後付けは可能)のシリーズ。ハンドルがFRPとなっているなど、LEATHERMANのラインナップの中ではやや異色な存在。
- JUICEシリーズ;XE6、CS4、S2、C2と沢山の製品があって、一見わかりにくいですが、これらに共通する機能は、プライヤー・直刃ナイフ・缶切/栓抜き、ハンドル内装ツール(プラスドライバーと3種類のマイナスドライバー)となっています。製品別に+αされるツールが異なっている仕組み。 ちなみにCS3シリーズ、B2シリーズはプライマー(いわゆるペンチ)が付属しない別のシリーズと考えてよさそうです。 おそらくSはハサミ、Cはコルク抜きを意味すると思われます。
こんな感じで、JUICEシリーズもさらにいろんな製品に分かれるのですが、
- プライマー
- ハサミ
- ナイフ
の三機能を備えて軽量である点でJUICS S2に決めました。
↑;LEATHERMAN JUICS S2の外箱。 黄色と黒の配色が共通の見慣れたパッケージです。
↑;LEATHERMAN JUICS S2の内容物。 本体、多言語の説明書、日本語のガイド兼保証書が入っています。 今回カラーはオレンジを選びました。
↑;LEATHERMAN JUICE S2とSQUIRT PS4の大きさ比較。 これはいずれもプライマー格納時の状態です。 JUICE S2は充分小型ですが、SQUIRT PS4と比べればずいぶん大きく見えてしまいます。
↑;LEATHERMAN JUICE S2 と Squirt PS4 を側面から見て厚さを比較。 若干JUICE S2が厚いのが分かります。
↑;プライヤー状態のJUICE S2。 カッチリした動作でがたつきがなく頼りがいがあります。 本体はステンレス製ですが、オレンジのハンドルカバーはアルミ合金製。
↑;LEATHERMAN JUICE S2のプライヤー先端部。 かみ合わせもきっちりです。
↑;内側にはワイヤーカッター。 針金などの切断が可能。
↑;再びJUICE S2とSQUIRT PS4の大きさ比較。今回はプライヤー状態での比較です。 PS4はばねの力で常にプライヤーは緩く開いた状態を維持してくれます。JUICE S2はばねがないので開くのも閉じるのも指の力でということになりますが、ハンドルが大きいのでばねがないデメリットはあまり感じません。
↑;JUICE S2とSQUIRT PS4それぞれナイフを展開したところ。 前者の刃渡りは5.7cm。銃刀法ギリギリのサイズ。後者の刃渡りは4cm。 素材は両者ともにステンレスは420HC鋼というタイプ。もっと高機能で効果なツールの場合は、より硬質なステンレスを使用しているモデルもあります。
↑;JUICE S2の栓抜き・缶切り。 自分はあまり使いませんがいざというときには重宝しそうです。
↑;結構便利なハサミ比較。 おまけっぽく見えますが、このハサミは袋をあけたり、紙を切るときには非常に重宝します。 本体をもって、親指で操作して切断操作を行います。
↑;JUICE S2のプラスドライバーとSQUIRT PS4の(フラット)プラスドライバーを比較。 名前のとおりPS4のプラスドライバはフラットタイプであり応急的。一方JUICE S2のプラスドライバーは本格的に使用可能です。
↑;LEATHERMAN JUICE S2 マイナスドライバーは3サイズが内蔵されています。 SQUIRT PS4は1サイズのみ。
↑;JUICE S2とSQUIRT PS4。 すべてのツールを無理やり展開したところの図。 基本構造は似ているということが分かります。
↑;LEATHERMANの、WAVE、 JUICE S2、 SQUIRT PS4のスペックの概要です。公式サイトから。 当たり前でしょうが、大きさと機能は比例するのが基本・・・。
↑;自分のキーケースに収納。 となりは小型のLEDライト LEDLNESER P3。(Ledlenser P3に関して気になる方はこちらの記事をどうぞ) 正直結構重たくて、ポケットに入れることもできますが、鞄に入れた方がスマートな感じです。(銃刀法や条例の問題からもそちらが望ましいでしょう。)
まとめ
防災用(かつ自分用)に LEATHERMAN社製のマルチツール JUICE S2を購入しました。
プライヤー、ハサミ、ナイフ の三つは前回同様に外せない機能としてこだわって購入。 これまで購入したWAVE, SQUIRT PS4同様、非常にカチッとした剛性のたかい造りが道具好きにはたまりません。
自分の大き目のキーケースにはなんとか収納できる大きさですが、やはり女性が目立たずに携帯できるという意味ではKeychainシリーズの大きさのほうがおすすめかもしれません。それでも、ずっしりくる密度の高い感じが高機能さを物語っていて大事に(かつ、ガンガンと)使いたいと思います。