はじめに
ブラウン社の電動歯ブラシ
Oral B smart 5000を買ってみました。
歯磨き後のすっきり感は感動します。
自分にとっては充分すぎる機能(というか、ややオーバースペックなぐらい)でした。
電動歯ブラシを買おうと思ったきっかけ
いつか記事にしたいと思いますが、我が家族は妻を除く自分・子供二人は、とても歯並びが悪いのです。
自分はいい年なのですが、子供たち(中学生)には歯科矯正をいずれは受けさせようと思っていました。
永久歯を虫歯にしてしまっては、歯科矯正どころではなくなってしまいますので、矯正が始まるまではしっかりケアして虫歯予防をしなくてはと。
妻とも相談したうえで電動歯ブラシを使ってみることに。
電動歯ブラシ;家族の場合、本体いくつ買うの?共有するの?問題
さて、家族は4人です。
自分はなんとなく、
「家族が4人なんだから本体も4ヶいるだろう。」
と思っていたのですが、妻曰く
「そんなわけない。4ヶも高くて買えない。本体は共有して、ブラシ部を家族それぞれで使うものでしょ!」
と。
自分にとっては斬新というか、違和感のある提言・・・。
で、Googleさんに聞いてみると、意外なことに
「家族なら本体は結構共有している。」
という驚愕の事実が判明。・・・・そんなものなのか・・・ 自分の常識ってあてにならない・・・。確かに本体4本のためには電源(ACコンセント)が4か所必要・・・。
妻の言うことの方がどうやら一般的のようなのですが、やっぱり中学生の子供たち(特に娘)が、親父や兄貴と歯ブラシを本体部とは言え共有したがらないのではないかと、忖度したうえで
結論;
- 本体は2ヶ買おう。 男性用と女性用に分けて4人で使おう。
ということにしました。
電動歯ブラシ;Braunか、Doltz(Panasonic)か、オムロンか、Phillipsか。・・・Cochraneのレヴュー推しで決定・・・。
電動歯ブラシのシェアは実質4社が殆どを占めています。
- Braun(ドイツ)
- Doltz(日本;Panasonic)
- オムロン(日本)
- Phillips(オランダ)
それぞれ、ブラシヘッドの大きさやその動き(回転、振動、横磨き…)などに特徴があります。
どれもこれもおそらく有名な会社でありハズレはないだろうと思いながらも、今回購入したのは
- Braun
です。
で、一応自分的に決め手にしたのは、
「コクラン・レヴューで、回転式の歯ブラシが良さそう。」
という点。
ちなみにコクラン・レヴューとは、おそらく医歯薬分野に携わっていない方々には全くなじみがないと思いますが、レヴューとあるように簡単にいうと「まとめのレポート」です。
世の中にはたくさんの論文が日々発表されるのですが、ある論文の結論と別の論文の結論が違うということはよくあること。
また、それぞれの論文のエビデンスレベル(ざっくりいうと「本当らしさ」とでもいいましょうか)も様々。
そんな中で、多くの論文をシステマチックに恣意的にならないように高度な統計学的処理を施して「まとめ」て「レポート」にしたものがコクランのレヴューです。
さて、そのコクランがだしている2014年の論文は以下のようなもの。
長期的なデンタルヘルスに対する影響は不明だとしながらも、手磨きよりも電動が、歯垢除去や歯肉炎の発症率で優っているようでした。(まあ、圧倒的な成績というわけではないです。たとえば歯肉炎の減少率は6-11%程度とか。)
また、その中でヘッドに関しては
The greatest body of evidence was for rotation oscillation brushes which demonstrated a statistically significant reduction in plaque and gingivitis at both time points.
と記載がありまして、どうやら「回転・振動ブラシ」でこの差が認められた模様。
で、理屈っぽくなりましたが、結論はBraunにしておこう。 ということです。
Braun電動歯ブラシ; ラインナップ多数ですが、中級機種くらいにしてみました。
さて、さすがブラウン。 発売されている商品も豊富です。
- ジーニアスシリーズ(番号的には、10000番、9000番)・・・上級モデル
- スマートシリーズ(番号は8000番、5000番、4000番)
- PROシリーズ(番号は2000番、500番)
- エントリー(ブラウン オーラルB すみずみクリーンEXなど)
ざっくりこんな感じのシリーズ展開。もちろん番号が大きいほど多機能になっています。
回転振動ブラシという点はエントリーであっても同一ですが、その回転数や回転パターン、スマホ連動、ブラシを強く押し付けすぎないように警告する機能などが製品毎に差別化されています。
ぜひ欲しいと考えたブラシ圧が強いと光ってお知らせする「押し付け防止センサー」機能は、PROシリーズ以上に付属していました。
結果としてProシリーズでも十分だったと今は思いますが、選んだのは
- Braun Oral B Smart 5000
です。
Amazonでぽちっと購入。
Braun Oral B Smart 5000 の実際
↑;2ヶ注文。 結構大きなパッケージ。 交換用のブラシもいくつか適当に注文しておきました。
↑;Braun Oral B Smart 5000の箱外観。 箱には「Bluetooth」の表記が。 スマホアプリと連動しますが・・・一回も使っていません。 宝の持ち腐れ。
↑;Braun Oral B Smart 5000の内容物をすべて並べてみました。本体・充電スタンド・交換ブラシケースなどは一見してわかります。 一番上の透明な樹脂ケースは、「トラベルケース」。・・・これも自分の用途では不要・・・。 右下の白い塊は「スマホスタンド」 アプリ連動しつつ洗面台にスマホを設置して使うのですが、我が家では子供たちの部屋でただの「スマホスタンド」として活用されています。
↑;本体を充電スタンドに立ててみました。写真のように充電スタンドとブラシケースは合体させて使用することも可能です。(が、後述するように、自分は分けて使っています。ブラシケースは使っていません。) 本体のボタンは正面の電源ボタンのみでシンプルな操作系です。
↑;トラベルケースにはこんな感じで格納されます。 ブラシも2本格納可能。
↑;家族4人分。ブラシ4本。 見分けるためには、下部の色付きのリングを使います。交換ブラシに付属しています。 ちなみに一番右のブラシだけ「マルチアクションブラシ」なるもの。他の三本はスタンダードタイプ。
↑;ブラシケースにブラシ4本を収納してみました。(が、このケースは使っていません。)
↑;洗面台に設置。 付属のブラシケースの代わりに、以前からつかっていた「無印」の陶器製の歯ブラシスタンドを使っています。 付属のブラシケースはすぐに汚れがたまりそうでしたし、その際のお手入れも面倒かもと思ったので、清潔な陶器製のMUJIのブラシスタンドをそのまま流用しました。 狭い我が家の洗面台にもなんとか設置できました。
まとめ;Braun Oral B Smart 5000 使用感
さて、実際に使ってみて数か月たちました。
- ボタンは電源ボタンのみ。長押しでOn-Off. 普通に押すとブラッシングモード切替。
- 充電スタンドも本体も当然防水なので、ガンガン使えて水洗い可能。
- サーっとなぞるように磨くだけですっきりです。(逆に押さえつけすぎると警告の赤いランプが点灯して教えてくれます。)
- 上述の如く、スマホ連動の機能は全く使っていません・・・。
- 同様にトラベルケースとスマホスタンドも・・・。
正直、自分たち家族の使用法ならば、Smartシリーズでもオーバースペックでした。
Proシリーズ(2000)でも十分だったなあと思っています。