子供の勉強用の椅子をオカムラのシルフィー(Sylphy)にしました。

OKAMURA Baron vs Sylphy ロゴ部モノ

OKAMURA SYLPHY よこから

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はじめに

子供の学習用にオカムラ(OKAMURA)のOffice chairの

シルフィー(Sylphy)

を買いました。

良かった点は

  • 本来業務用で頑丈(実はOKAMURA製買うのは2台目。10年近くBaronを使っていますが、頑丈です。)
  • エルゴノミクスチェアであり、成長期の子供にも安心かと。
  • 小柄な子供にもフィットしやすいバックカーブアジャスト機構がある点。

いまいちな点は

  • 子供用学習机に付属する椅子よりどうしても大きく場所を取るので、小さなマンションの子供部屋にややキツイ。

といったところです。

 

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子供の学習用の椅子を買うきっかけ

子供用の学習机に付属していた椅子が壊れました。

以前、上の子の椅子も壊れました。子供は扱いが荒いこともあるのでしょうが、またか・・・といった感じです。

学習机を選ぶ際(祖父母からのお祝いでしたが)、机には目が行きましたが、椅子にあまり注目していなかったのは事実・・・。

そこで、ある程度体も大きくなったし、中学入学を機に学習用の椅子を買うことにしました。

 

 

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OKAMURA(岡村製作所)の椅子;実は2台目です。一台目はBaron

約10年前、田舎で一軒家を立てました。土地はびっくりするほど安いので、広さだけは自慢できる家でした。

当時3畳程度でしたが自分用に「書斎」等という部屋を作って、そこにデスクとチェアを置くことにしました。

で、ちなみにその当時欲しかったのが、Herman Millerのエルゴノミクスチェア

アーロンチェア(Aron chair)

でした。

ハーマンミラー アーロンチェア クラシック

ハーマンミラー公式サイトから

↑;今見てもカッコいい。しかし、なんとこのクラシックはついに生産中止になってしまうそうです。残念。後継機種の「アーロンチェア リマスタード」に全面移行するみたいです。

アーロンチェアは1994年発売のエルゴノミクスチェアの傑作中の傑作といわれる一品。当時よくわからないまま、イメージだけでしたが「かっこええなあ・・これが欲しい」と思ったものです。

しかし、いかんせん地方都市で暮らしていたので、近くに実物を触れることができるショールームはありませんでした。しかも、結構いい値段…。

色々調べていくと本邦にもエルゴノミクスを考慮したオフィスチェアを作っている会社があることが判明。

いろいろ検討して最終的に選んだのがOKAMURA(岡村製作所)でした。

オフィス家具の老舗企業です。

当時購入したのがOKAMURAのBaronというメッシュタイプのチェアでした。

OKAMURA Baron 10年物現役 メッシュチェア
↑;すでに10年程度使っているOKAMURAのBaron。全くガタがくることなく現役です。

 

金属を多用した頑丈なフレームに、座面・背面ともにメッシュのタイプでした。非常に気に入っっていましたが、長男の椅子が壊れたことを機に、彼に譲ることにしました。

当初、「ちょっと子供には大きすぎるかな。」とも思っていましたが、高さ調整は当然として、座面の前後調整等もつかえば子供でも十分使えるしむしろ長時間集中して勉強していました。

で、今回、下の子供用にもエルゴノミクスを考慮した椅子を買おうと考えましたし、当然OKAMURAが一番に思い浮かんだというわけです。

 

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OKAMURA と KOKUYO のショールーム巡り

これまで田舎暮らしでしたので、大企業のショールームなんてものは近所には全くありませんでした。 しかし、都内に引っ越ししたおかげでその面での足かせはなくなりました。

かなり前にもハーマンミラーのショールームにもお邪魔しました(記事はこちら)が、今回はOKAMURAとKOKUYOのショールームにも行って実際に下見してきました。

 

OKAMURA 東京 オカムラ ガーデンコートショールーム

都心も都心のホテルニューオータニのガーデンコート内にOKAMURAのショールームがあります。

開館 午前9時~午後6時(土曜 午前10時~午後5時)
日曜、祝日が休館日です。

地下鉄の赤坂見附駅が最寄です。

残念ながら、館内は写真撮影禁止でしたので画像はありません。が、オフィスチェアだけでなく、医療機関・教育機関等向けのオフィス用品が多数展示されており、見ていて楽しい展示でした。

OKAMURAガーデンコートショールーム マップ

↑;ショールーム受付でいただいたフロアマップ。複数階をまたぐ、かなり広いショールームです。

気になる製品は受付でもらえる用紙にチェックしておけば、帰り際にカタログもいただけました。

オフィスチェアに関しては、おそらくほぼ全ての製品が一か所に集中して展示してあるスペースがあり、実際に座ってその座り心地や機能をチェックすることが可能でした。

最終的には、実際に子供も連れて行って実物に座ってもらいました。

参照;OKAMURA公式サイト

 

 

KOKUYO 東京ショールーム

さて、KOKUYOのとある製品(ing;イング)も気になっていたので、品川にあるKOKUYOの東京ショールームにも行ってきました。

↑;品川駅から徒歩数分の便利な場所でした。

休館日;土日祝日、年末年始、夏季休業日、5月1日、改装工事期間(不定期)

営業時間;平日 9:00~17:30(最終入館17:00)

OKAMURAのショールーム同様に、「写真撮影禁止」でしたので画像はありませんが、ここも大きなビルの複数階にわたる大きなショールームでした。

 

KOKUYO 東京ショールーム パンフレット

ショールルームでいただいたパンフレット

 

さて、KOKUYOのショールームでぜひ実際に試したかったのが、「360° Gliding Gear」と命名された「ing;イング」です。

 

KOKUYO Ing 画像

KOKUYO公式サイトから

 

写真がなくて申し訳ないですが、名前の通り縦横斜め「ぐりぐり」と座面が動く不思議な感覚のチェア。

そんなに動いたら不安定で集中できないのではないか? と思うかもしれないのですが、そこは絶妙な抵抗もあり、「不安定感」は皆無。

ゆるゆるとリラックス目的で揺れるのもよいし、自然と椅子が追随してくる感覚もあります。

「乗馬」とか、体幹トレーニングなんかで使う「バランスボールに座った時の自然に腰がシャキッと真っ直ぐになる」感覚に近いと感じました。

なんだか非科学的ですが「自然に足腰の変な力が抜けて、血流が良くなるような印象」も受けました。

自分用だったらこれに決定していたと思います。

唯一の弱点は、結構いい値段ということかもしれません。

参照;コクヨ公式サイト

 

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OKAMURA Sylphyにした理由

さて、お値段とも相談もしながら実際に子供にも座らせてみて最終的には、

OKAMURAのSylphy

にしました。

SylphyはOKAMURAのチェアのラインナップでは、フラッグシップの製品というわけではありません。

しかし、基本的な調整(座面の前後・上下調整)はもちろん子供の小柄な背中・お腹周りでもある程度調整が可能な「バックカーブアジャスト機構」が付いていたことが決め手となりました。

オカムラは、人の背中の形状に個人差があることに着目。
それぞれのカラダにあわせて、まるで手を添えて包み込まれるような優しい座り心地を実現しました。オフィスで働くひとりひとりにフィットする。
これからのオフィスにふさわしスタンダード、Sylphy[シルフィー]の誕生です。

OKAMURA バックカーブアジャスト機構の説明

OKAMURA公式サイトから

 

実際に子供とショールームに出向いて、いくつか座り心地を試しました。また、以下のようなオプションがあるのでそれも検討。

  • 背もたれ素材(クッション or メッシュ)とカラー
  • アームレストの有無と種類
  • 背もたれ高さ(ローバック or ハイバック)
  • ヘッドレストの有無
  • フレーム素材(金属 or 樹脂)とカラー

子供の要望も聞き入れつつ、カラーや仕様を決定して、ネットでオーダーしました。(ショールームでの直接販売はしていません。)

 

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OKAMURA sylpy ハイバック・クッション背もたれ・樹脂フレーム仕様 が到着

さて、アームレスト仕様で注文しましたが、完成した形で商品は到着したので自宅での組み立て作業はありませんでした。 さっと納品していただいて、梱包材も回収してもらえました。

 

OKAMURA SYLPHY 背もたれクッション樹脂フレーム仕様 正面
↑;座面はクッションタイプオンリーでメッシュは選べませんが、背もたれはメッシュとクッションのどちらかを選択可能。 子供はクッションが良いと感じたようです。 フレームは黒で樹脂タイプ。 金属の重厚感はないですが、軽量かとは思います。

 

OKAMURA SYLPHY 背もたれクッション樹脂フレーム仕様 側面
↑;Sylphy側面から。 アームレストの有無と種類(可動と固定)を選べます。可動タイプをチョイス。上下方向・前後方向と回転方向の調節が可能です。

 

OKAMURA SYLPHY 背もたれクッション樹脂フレーム仕様 背もたれの固定
↑;背もたれ部は基本は「寄りかかれば、倒れる」のですが、各位置で固定も可能。

 

OKAMURA SYLPHY 座面前後調節と背もたれ位置調節レバー
↑;Sylphyの座面を前後に調節するためのレバーと、背もたれの位置調節をするためのレバー。 小さい子供が使用するので、座面前後調整があると助かります。

 

OKAMURA SYLPHY バックカーブアジャスト機構
↑;Sylphyの特徴である「バックカーブアジャスト機構」。背もたれ左右側面のレバーの上げ下げで腰回りのフィット感を調節できます。レバーが下がった左が大柄な人、レバーが上がった右は小柄な方に。 この機構とランバーサポートとは厳密には異なる機能。

 

OKAMURA SYLPHY 座面裏
↑;座面裏。無骨な感じですが、頑丈そうで機能的な構造。

 

Sylphyを使う下の子供は中学生になったばかり、かつ小柄なので、

  • 高さは最低。
  • 座面は最も後ろ。
  • アームレストも最低。
  • バックカーブアジャスト機構は細身体型。

に調節して使っています。

 

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10年前のBaronとSylphyの比較

現在、上の子供が使っている10年物のBaronと、下の子供用に今回購入したSylphy並べてみました。そもそも価格帯やコンセプトが異なるので直接比較する意味はないかもしれませんが・・・。

OKAMURA Baron vs Sylphy 正面 高さ最低
↑;左がSylphyで右がBaron。座面の高さは両者ともに最低にしてみました。両者とも座面調整範囲はよく似ています。 座面幅や前後長もそう変わらない印象。Baronはヘッドレストを付けたので全高はありますが、それを除けばよく似た大きさ。

 

OKAMURA Baron vs Sylphy 正面 高さ最高
↑;今度は座面高さをSylphy、Baronともに最高にしてみました。これも大差ない様子。 脚は5本で、キャスター形状もほぼ同一。素材自体は、Sylphyは樹脂を選びましたし、以前から使っているBaronは艶消しの金属脚を選択しています。 後者は頑丈で傷もつきにくいですが、やはり重い。

 

OKAMURA Baron vs Sylphy 側面
↑;SylphyとBaronの側面。 背もたれのカーブの形状などはやはり基本的に似てくるものなんだなあと思います。が、背もたれ可動の支点に関しては、Baronはかなり座面前方かつ下方に位置しており、リクライニング時のサポート感には差があります。また、アームレストがリクライニングと連動するのはBaronの特徴。

 

OKAMURA Baron vs Sylphy 側面 Joint部
↑;SylphyとBaronの側面拡大。 Baronの方がより複雑な構造の連結ジョイント部を持ち、背もたれと座面のスムーズな連動に寄与。 Sylphyはシンプルな機構。

 

OKAMURA Baron vs Sylphy 脚とキャスター
↑;樹脂脚、金属脚とキャスター。キャスターと脚の形に関しては10年前の製品と全く一緒に見えます。ほぼ改良するところもない完成されたモノなのかもしれません。(ちなみに、これはカーペット床用の固いキャスタ―。フローリング床向きには、ソフトなウレタンキャスターもオプションで選択できます。

 

OKAMURA Baron vs Sylphy クッションとメッシュ
↑;Sylphyのクッション製背もたれとBaronのメッシュ製背もたれ。 これは好みの問題かもしれません。自分は蒸れにくさでメッシュが好み。10年経過したBaronのメッシュ背もたれ・メッシュ座面ですが、ヘタレた感じはなくテンションを保っています。

 

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まとめ

下の子供の学習用の椅子にOKAMURAのSylphyを選びました。

OKAMURA(岡村製作所)のチェアは、上の子供用として、すでに本来自分用に購入したBaronを譲っていて、耐久性や座り心地には一定の信頼がありました。

それに加えて、Sylphyを選んだ決め手は、小柄な下の子にも対応できそうな

バックカーブアジャスト機構でした。

今のところは喜んで座って勉強しています。続けばいいですが・・・。