はじめに
2019/8/8~2020/1/13まで開催予定の Star wars identities :The Exibition に行って来ました。ネタバレ?的な要素もあるかもしれませんのでご注意を。
- 展示品類は子供達が見ても楽しめそうです。(主要キャラクターのコスチューム、ドロイド達、ヘルメット、ビークル類の模型等)
- 実際家族連れの方々は最後のキャラをディスプレイに投影して皆でキャーキャー言いながら盛り上がっていました。
- 主要キャラクターの初期のイメージスケッチ等は、今見てみるとかなり愕然とするものも多数あっていい意味で驚かされます。(細すぎて弱そうなチューバッカや、サンタクロースのようなヨーダ等)
- RFIDのイヤホンで聞く画像付きの解説は、映画の登場人物を例に挙げながら、遺伝学、心理学等の要素をミックスしており、自分探しのような探索を疑似体験できます。大人でも結構楽しめます。
- フラッシュや三脚さえ使わなければ「撮影可能」というありがたい展示。
- ブレスレッドをかざしてIDを確認しながら進む10の質問に回答していくと、最終的に自分だけのキャラを作成できます。そのキャラは会場で入力したメールアドレスにリンクが送付されてくるので、そこから入手可能でした。
- 全ての解説をしっかり聞いて、質問に答えながらキャラを作っていくと入場から退場まで90分~120分ぐらいは時間がかかりました。
- 評判の通り、会場は元倉庫でトイレはかなりキャパが少ないです。(男性;個室×2、小便器×2、女性;個室×2) 事前に済ませておくこと推奨の様です。
- チケットは日時だけでなく時間も指定です。実際、一気に入場してしまうと明らかに混乱するであろう仕組みの展示だと思います。10-20人づつを1グループとして順次5分おきぐらいに案内している印象でした。
- 自分たちは平日に訪問。当日券もありそうでしたし観覧も余裕をもってできました。
- 会場専用の駐車場はありません。周囲にはいくつか駐車場がありました。自分たちが行った平日午前は駐車可能でした。鉄道やモノレールの天王洲アイル駅から徒歩で数分ですので電車で来た方が楽だったかもしれません。
- 平日午前に関して言えば、混雑はなく快適に鑑賞できました。
当方、40代夫婦、スターウォーズは全作品一応劇場で鑑賞してはいるぐらいの知識量の観客でしたが、3,500円(前売り3,200円)の値段に十分見合う楽しい展示だったと思います。
STAR WARS Identities: The Exhibition とは
「STAR WARS™ Identities」 展は6年間のワールドツアーで12の都市をめぐる巡回展示です。
今回日本ツアーは、2019年8月8日~2020年1月13日までの約半年間の予定。
場所は東京品川区の天王洲アイルの寺田倉庫G1の5階です。
日本展は、運河に囲まれた東京のベイエリア「天王洲」の元倉庫(現在も倉庫?)のイベントスペースでの開催になります。
東京臨海高速鉄道の天王洲アイル駅からも、東京モノレール羽田空港線の天王洲アイル駅からも徒歩5分程度の場所。
チケットの値段は以下の通り
- 大人(中学生以上);当日3,500円 前売り3,200円
- 小人(小学生);当日2,300円 前売り2,000円
- 未就学児;無料
- 子供を含む家族4人だと若干お得な前売り親子券;10,000円
実際の「Star wars identities :The exibition」展示の様子
以下、会場の写真です。実際に行ってから楽しみたいという方はネタバレになっていますのでご注意を。
会場入り口~受付~リストバンド・ヘッドフォンの動作確認まで
↑;寺田倉庫G1ビルに到着。 倉庫の外観は黒っぽいグレーで窓もあまりなくいかにも「元倉庫」のイベントスペースといった感じ。車いすやベビーカーの方以外は、外階段で受け付けのある二階に上がります。
↑;階段で二階に上がると、白を基調としたいかにも倉庫な殺風景なエリアがあります。 当日券の販売や、ドリンク類の販売等を行っていました。一番奥が、会場である5Fへのエレベータへ通じる入り口でした。 結構簡素な感じのエントランス。 このエリアでエレベーターに乗れる一定の人数(10-20人位か)がまとめられて案内されますので、少し待ち時間が発生。(数分)
↑;もともと倉庫だったからでしょうが、大型の貨物用のエレベータっぽい造り。5Fへ到着。
↑;5階にやってきました。倉庫です。コンクリートや鉄骨むき出し感が、むしろStar warsっぽいかもしれません。ここで、チケットを見せますが、自分たちは前売りのデジタルチケットでしたので、スマホで提示して入場する仕組み。
↑;チケット購入後に受信したメールにあるリンクをたどってチケットを提示。(スクショではダメと)。係員がなにかスタンプ用の器具を近づけると、右の写真のように画面上にスタンプが押されます。(電磁的に?。おそらくお財布携帯のシステムで。)右上は、入場記念のカード。(8月はDarth Vader)
↑;受付でもらう2つのデバイス。 汚い写真で恐縮ですが、左は黒いリストバンド。これは展示内で10か所あるインタラクティブな展示で選択を行う際に使うID。 また、右は美術館などでよくある「説明を聞けるヘッドホン」のセット。本体は「英語・日本語切り替え」と「音量」だけのシンプルな造り。美術館のように番号を押して説明を選択するという仕組みではなくて、特定の説明のエリアに近づくと、自動で適切な音声が流れる仕組み。(後述する様に、展示のあるエリアの足元の六角形に入ると音声が聞こえます。)
↑;受付で、黒いリストバンドとヘッドセットをもらえます。リストバンドが非常に大事ですよと。
↑;受付を抜けると、リストバンドの動作テストできるエリアに誘導されます。写真下の方の六角形のナット状のセンサー部にリストバンドを接触させて反応があることを確認します。(もし反応がない場合は付近にいるスタッフの申し出ると交換してくれます。)
↑;少し広めの部屋に10-20人位?でまとめて誘導されて、イントロ画像を鑑賞しつつヘッドフォンの音量調節を行います。(この場で、音声が聞こえないような場合もスタッフさんに申し出れば助けてもらえるようでした。)
これで、準備は完了。いざ展示の始まりです。
Star wars identities ;展示の概要
さて、ヘッドフォンとリストバンドを装着していよいよ展示に向かいます。
自分なりに大まかに展示は以下のように分類してみました。
- 映画主要キャラクタ―の解説エリア;手書きのスケッチ画像の展示がメインです。初期のイメージが全然違うキャラが多くて驚きます。キャラクター創造までの変遷もわかる貴重な資料が展示されています。
- 10個あるリストバンドを使うインタラクティブな選択エリア;リストバンドをかざして起動させたり選択したり。タッチパネルで質問に答えたりすることもあります。
- 実際に映画で使用した道具・資料展示エリア;各キャラクター別の衣装だったり、ドロイド、ビークルやスペースシップ・ファイター類の模型だったりの展示です。直接触ることはできませんが、間近で鑑賞できます。
- 画像とヘッドセットで聞く解説エリア;一つあたり2分程度?の画像と音声による解説があります。このアトラクションはリストバンドを用いた選択にも影響を与えるので、解説をきいてから、リストバンド選択という順番の方が自然な気がします。映画のキャラクターを例として、遺伝学的・発達心理学的な要素をちりばめた大人でも結構楽しめる解説になっていました。
- リストバンドを使った選択の結果出来上がったオリジナルキャラのリンク付きのメールをもらうための「メールアドレス登録エリア」
- グッズの売店
上記の1、2、3、4がメインコンテンツです。それぞれ複数あります。ランダムにごちゃ混ぜになりつつもほぼ一方向の流れで展示を追っていくことになります。途中で再び初めの方の展示に戻ることもできますが、数分おきに10-20人づつくらい観客が入ってきますので、ざっくりと順番通りに進んだ方が良さそうです。
上記、1、2、3、4がすべて終了すると5のエリアで出来上がったキャラクターを大きなディスプレイに表示させたり、キャラを受け取るためのアドレスを登録したりすることができます。
そして、5のエリアを出るとヘッドセットとリストバンドは回収されて、グッズの販売のある6の売店エリアということになります。
以上が、この展示鑑賞の大まかな流れになります。
Star wars identities;実際の展示の様子
前述したように、フラッシュ・三脚を使わなければマナーを守って撮影は可能の展示会でした。
以下、適当にピックアップしてみました。ぜひ、ご自身で体験されることをお勧めします。
↑;展示の一発目は「ドロイドやトルーパー、ボバフェット等」の展示。 最初から引き込まれます。C3PO, R2-D2, BB-8も居ました。
↑;同じく、ドロイド等。
↑;こんな感じの番号が振られた表示があれば、それはリストバンドを使ってのキャラ作成のためのデータとなる「選択エリア」ということです。この最初の選択は「キャラのの種族」を決定するところから。
↑;柱が邪魔ですが、その裏には「人間」もいます。自分はダースモールの種族「ザブラク」を。妻は「イウォーク」で。 自分の時間帯は「人間」を選んでいる人が多かったかなあ。各種族の六角形のセンサー部にリストバンドを接触させることで選択は終了です。
↑;こんな感じでループする動画を流しているエリアも多数あります。音声は、受付でもらったヘッドフォンで聞くのですが、ディスプレイに近づくと自動的に音声が流れる仕組み。あまり大きくないディスプレイなので人だかりができると若干鑑賞しずらいですが、一周1-2分程度なのでどんどん捌けていきます。
↑;そのディスプレイの足元の床にはこのようにエリアがマークされていて、音声が聞こえるエリアを示しています。(が、実際は少し離れても聞こえます。)以降のものを含めて、リストバンドでの選択に関連する内容が映像で解説されていることが多いので、「動画を視聴」⇒「リストバンドでの選択」をいう順番で繰り返していく感じになります。
↑;オリジナルキャラクターの種族を決める場所だけあって、マイナーな(失礼)エイリアンたちのフィギュアも並んでしました。(ポッドレースのパイロットたちとのことですが。)
↑;キャラクター紹介展示のエリア;ここはジャー・ジャーの展示。展示は右に写っているように、初期のキャラクター設定のためのスケッチ等が主体です。 キャラクター紹介展示も、各エリアに位置キャラクターづつ位の感じで続きます。
↑;リストバンドでの選択が、再び。先ほど選択した種族をベースに遺伝関連の選択を行います。
↑;今回の選択は、初回のように壁のセンサーに直接リストバンドをかざすのではなく、写真のような端末にリストバンドをかざすことで開始。タッチパネルで選択していきます。
↑;キャラクターの遺伝的素因をいくつか選択できます。 フォースは「非常に強い」に憧れましたが、なんとなくおこがましい気がして??「強い」位にしておきました。(X-wingを持ち上げられるほどのフォースという意味か。)
↑;「人格の形成期」と題された動画。 映画のワンシーン等もふんだんに取り入れられており、結構楽しめます。ルークとアナキンを対比させつつの解説も楽しめます。
↑;どのように育てられたかを4択で選びます。六角形のセンサーにリストバンドを接触させれば完了。 放任主義か、過干渉なのか等を選択。以後の選択もそうですが、結構人に自分の選択を見られるの恥ずかしいかも・・・。
↑;エイリアンらしい目玉が展示されていますが・・・。
↑;ジャバザハットの目玉でした。解説によると、リモコン操作で目玉や瞼の動きを操作できたそうです。下のジャバザハットは、エピソードIの頃の「若くてスリムな」ジャバザハットと。
↑;またまた、リストバンドを用いてのキャラ設定の選択。 出身の「星」を選びます。
↑;生まれた星を選びます。画面スワイプで選ぶ感じ。 ムスタファ―(溶岩の星)にしてみました。(選択肢はもっといっぱいあります。)
↑;その星における文化等を選びました。(サウナ・温泉ビジネスって・・・。)
↑;ルークのおじ伯母といったマイナーなキャラクターにも焦点が当たっている展示もあり。これはそのスケッチ。なんだか、とても人が良さそうな二人。
↑;師匠を選ぶための前振りの解説画像。ヨーダが出てきます。
↑;師匠を選ぶ(身に着けたい能力を選ぶ)ところ。ダークなキャラにしたかったのでベイダー卿と悩みましたが「皇帝」を選んどきました。
↑;で、師匠といえば「ヨーダ」。
↑;ルークがヨーダへの弟子入りを懇願する場面のカット割りスケッチの展示。感動します。
↑;いずれも「ヨーダ」の初期のスケッチ。下の二つはそれっぽいですが、上の二つはヨーダっぽくない・・・「白雪姫と七人の小人たち」ですよね、これ。
↑;リストバンドでのインタラクティブエリア。妻のキャラと友達になっておきました。極悪な感じの自分のキャラと、いかにも善良な妻のキャラ。
↑;ランドの星で、ベイダー卿とばったりの場面のイメージ画。
↑;スターデストロイヤーやタイファイターをはじめとした、帝国の船。いずれも結構大きい模型でかっこいい。照明がハイパードライブっぽいし。
↑;反対側には主に反乱軍再度の艦艇等。 AT-ATとか、ボバフェットの乗機も見えます。このエリアは男性陣がやたらと撮影しているエリア。
↑;反乱軍パイロットのヘルメット等。実物大で何とも言えない「使用感(ウェザリング)」が渋いです。
↑;そういえばあまりルーク関連の展示は多くなかったような気がします。これはパイロットスーツ。
↑;チューバッカ(のスーツ)、ハンソロ・レイアの衣装、右端はランド??。
↑;大きくて、精緻なミレニアムファルコンの模型。
↑;さて、シリーズでも人気の高いチューバッカ。その展示です。ワイルドな大男でソロの頼れる相棒のイメージですが・・・スケッチに描かれた姿に衝撃・・・。
↑;顔は確かにチューバッカです。 が、しかし・・・細い、弱そう・・・。これじゃなくて良かった。
↑;リストバンドを使っての選択は続きます。 ルーレットらしき形からも、突発的な出来事を想定しているようです。自分の場合は、ワンパ(ルークが食べられそうになった氷の惑星の生物)に襲われるという出来事発生!
↑;ここでは職業選択。 皆さん圧倒的に「ジェダイ・ナイト」を選んでいました。自分もそうしたい気もあったのですが、妻に先に取られてしまったので、「パイロット」で。
↑;アナキンの衣装の展示。奥にはバイクが。タスケンをメッタメタにするときのイメージでしょうか。たしかに、ダークサイドへの予感が。
↑;質問もいよいよ終盤です。心理テストを受けるような感じで、性格を決定していきます。
↑;ジェダイの騎士たちの衣装。 勢ぞろいです。本物の質感が出ています。
↑;最後の選択は「信念」とか「大事にする概念」といったところ。これも、人前で選ぶのは結構気恥ずかしいですが、容赦なく「権力」にしておきました。ダークな方向性で。
↑;最後の最後は真打登場。ダースベイダーです。動いたりするわけではないですが、実物は大きくて迫力がありました。
↑;エピソードIIIの最後でアナキンに装着されたマスク。
↑;いよいよ展示の最後です。やっぱり最後の選択はこれですよね。Light side or Dark side ってことで、もちろん「Dark side」で。皇帝の仲間入りをしておきました。
さて、ここまでで展示は終了です。 次のエリアでは、これまでの選択を基に出来上がったキャラクターをディスプレイに表示させることができます。
↑;周囲の壁面には大きなディスプレイがあり、リストバンドをかざすと自分のキャラクターを映し出すことができます。 中心には端末が置いてあって、メールアドレスを登録することで出来上がったキャラクターへつながるリンクをメールで受信できます。
では、自分と妻が作ったキャラクターをどうぞ。
↑;右が自分のキャラ。ダークサイドなのに反乱軍のパイロットという解釈はややこしいですが、まあ細かいことは言わないことに。左の妻も、イウォークのジェダイナイトというかなり無理目のキャラですが、まあそれも可愛いから多めに見てください。それぞれがお友達認定なので背景にお互いが映り込んでいます。同じく師匠と仰ぐ、レイア姫と皇帝が背後で見守っています。
↑;最後にはグッズの売店がありました。上記はポスターですが、すべて売り切れ。(後日追加があるのかどうかはわかりません。)
↑;買ってしまいました。マグネットとクリアファイル。
まとめ
日本で半年間開催予定のStar wars identities ;The Exibition に行って来ました。 貴重な実際に使った資料、衣装、小道具等はもちろん楽しめます。
また、この展示の売りであるインタラクティブな仕組みでオリジナルキャラを作るという要素も大人でも結構楽しめると思います。
3200円は高いかなと最初は思いましたが、終わってみれば納得の値段でした。ファンの方には特にお勧めします。