ダイソンの空気清浄加湿器 PH01 pure humidity+cool を選びました。加湿フィルターの掃除が簡単そうだなと。

HP01 pure humidity+cool 内容一覧モノ
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はじめに

Dysonの空気清浄加湿器 PH01 pure humidity+cool を入手しました。

気に入っている点は以下です。

  • 円筒状の一時期のMac Proを思わせるデザインとモノトーンのカラーリング(好き嫌いありそうですが)
  • PM 0.1まで補足するHEPAフィルター
  • HEPAフィルターの縁に柔らかいゴムパッキン;気密性が高そう
  • 加湿水を「紫外線で殺菌する。」という他社にはない方式
  • 小さいものの稼働状況や空気の状態が直感でわかる液晶ディスプレイ
  • 加湿フィルターのお手入れが、本体内で完結する;バケツや桶、浴室でのクエン酸を使用しての大仕事が省けそう;これはまだ実際にお手入れしていないので後日報告。

逆にいまいちかなという点は以下。

  • 加湿能力は350ml/hrと決して大きくない
  • いわゆるプラズマやイオン系の除菌・空気清浄システムは無い
  • ダイキン社製の様に「除湿」はできない
  • 国産フィルターのようにおそらく「10年」はフィルターが持たない・・・ランニングコストは高いだろう

購入して間もないですが、今のところは総合的には気に入っています。

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Dyson PH01 pure humidity+cool に決めた経緯…「バケツ」や「たらい」不要で加湿フィルターが掃除できそうな点

消滅可能性をいわれているような地方都市の戸建てから都内マンションに引っ越して来て2年弱となりました。

地方在住時はリビングには定評のある「ダイキン」性の空気清浄加湿器を設置していました。

この製品は引っ越し時に処分して、最近は単身赴任時に使っていたパナソニック製の空気清浄加湿器を使用していました。

同製品はフィルター交換は10年不要(一定のメンテナンスは必要です。)でしたが、数年使用して特に加湿時のカビっぽい匂いが気になってきました。

以前のダイキン製もそうですが、加湿フィルターとそのトレイの洗浄は結構厄介です。

水道水中のミネラル分が白く固まってザラザラかつヌメヌメになってくるので、定期的に「クエン酸」を用いた洗浄をしていました。

この洗浄をした直後は嫌な臭いは消失するのですが、やがて再び匂ってきます。最近はその周期が短くなってきました。

特に、加湿タンクの水を切らせると水道水の塩素も切れるのか「生乾き臭」がひどくなってきます。

以前の田舎の戸建てに住んでいた時は、「たらい」を購入していてそこにお湯を張って、クエン酸を投入し円盤状のフィルターや、トレイを投入して洗浄作業をやっていました。屋外でしっかり作業してました。

しかし、都内の狭いマンション。大きなバケツやたらいを準備することは難しく、洗浄するために大きなごみ袋を何重にして水を貯めてそこで洗浄するという作業をやっていましたが、正直非常にやりにくイライラします・・・。

で、花粉症持ちの家族もいる現状で空気清浄機能もしっかり確保したうえで、マンション暮らしでも加湿器のメンテナンスが簡単になるような製品はないかなあとさがしていたところ、ダイソンの製品に行きつきました。

公式サイトを閲覧していて特に他社製にない特徴がこれだと思いました。 (今回もやはり以前から使っていて親近感のあるダイキンやPanasonic製を主に比較しましたが。)

ダイソン加湿器 お手入れの概要 公式サイトから
Dyson公式サイトから

これは一見地味な模式図なのですが非常に惹かれた点です。オレンジ色の部分は加湿フィルターで普段は上記図のように加湿タンク内に浸かっているわけではないのですが、クエン酸洗浄時にはこのように加湿タンクを利用してフィルタと吸水システム全体を洗浄できる仕組み。

つまり、「巨大なバケツやたらい」が不要になりそう!!

ということで、今回Dyson製品を買ってみることにしました。

他に魅力的だなと感じた点は上述しましたが、

  • HEPAフィルターの性能が高そう
  • 加湿器で常に問題となる「細菌・カビの温床となりそれをまき散らす」という懸念にたいして紫外線(UV-C)で対応しているところ
  • 見た目のかっこよさ(好き嫌いあると思いますが。)
  • 時間あたり加湿量は大したことないがタンクは5Lと他社と比べて大きい

という点でした。

一方、ダイキン製の「除湿機能」や、以前からそれなりに効果を感じていた「ストリーマ」技術も捨てがたかったのですが、今回はダイソンにしました。

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Dyson PH01 pure humidity+cool の実際 (旧Panasonic製品とも比較しつつ)

購入から設置

さて、今回はダイソン公式サイトから購入しました。(楽天にもダイソンの公式ストアがあるようです。)

今回、花粉症に悩む娘の部屋用にHP04 pure hot&coolも同時に注文。(後日、時間があればこの製品に関しても記事にしてみようと思います。)

コロナウィルス騒動で空気清浄機も売り上げが伸びているとのことでしたが、注文2日後には到着。(ちなみに粒子径から考えるとウィルスを直接キャッチはできませんが、加湿することで喉の乾燥を防ぎ間接的な予防効果はあるのではという淡い期待もあります。)

HP01 pure humidity cool HP04 pure hot+cool

↑;左がHP01 pure humidity+cool。写真だと大きさがいまいちわかりにくいと思いますが、第一印象は「デカ!」です。本体の高さは90cm超円筒状でフットプリントとしては直径315mmの円形になります。 見ての通りホワイト系のカラーを選びました。両機種とも同じようなカラーリングです。

HP01 pure humidity+cool 開封

↑;HP01 pure humidity+cool開封中。 緩衝材はすべて段ボール製。

HP01 pure humidity+cool 本体と付属品

↑;HP01 pure humidity+coolの本体と付属品です。左端はフィルター。同時購入したHP04 pure hot&coolとは異なりHP01 pure humidity+coolのフィルターはHEPAと活性炭一体型。 右手前はACアダプター。右端のシルバーが小さなリモコン。 説明書はシンプルなものが2つだけあり、「あとはWebで。」のパターン。(とはいえ、ほぼ直感的に操作可能です。)

HP01 pure humidity+cool フィルターカバーを取り外す

↑;本体下部(最下部は加湿タンクですが)のパンチ状に穴の開いたフィルターカバーを取り外します。竹を二つに割ったような感じで2ヶあります。

HP01 pure humidity+cool フィルターカバーとフィルター

↑;密封されていたフィルター(右)をフィルターカバー(左)に取り付けます。簡単です。

HP01 pure humidity+cool フィルターカバーとフィルターを取り付けた所

↑;左右にはフィルターを取り付けたフィルターカバー。見にくいのですが、青いフィルターの縁には柔らかめのゴムでできた気密性の高そうなパッキンが付いています。この辺りは、以前の空気清浄機とは違うところ。

HP01 pure humidity+cool 加湿ユニット部

↑;ちなみにフィルターを通過した空気は引き続いて、本体中央の加湿ユニットで加湿されます。メッシュ状のドアが付いていて、

HP01 pure humidity+cool 加湿フィルター取り出しの図

↑;そのドアを開けると、中にはオレンジ色の樹脂で囲われた円筒形の加湿用のフィルターが格納されています。(初回起動時に特にこれを触る必要はなかったのですが、ちょっと覗いてみました。)

HP01 pure humidity+cool 加湿タンク取り外し

↑;フィルターを装着したフィルターカバーを本体に取り付けた後、リビングの設置したい場所に本体を移動。 本体最下部の加湿タンクを外します。底部には車輪がついていて、「スーッ」と前方に引き出せます。

HP01 pure humidity+cool 加湿タンクのフタの吸水部等

↑;給水タンクのフタです。取水口らしいものが付いています。ポンプで吸い上げる仕組みだと思います。

HP01 pure humidity+cool 加湿タンクのフタの端子部分等

↑;加湿タンクのフタの外側です。吸い上げた水の出口らしい穴や、金属端子がのぞいています。(ピンぼけですみません。)

HP01 pure humidity+cool 加湿タンクに給水中

↑;タンクに給水中。我が家で使用していた過去の製品は縦長の給水タンクだったので、シンク内に置いて給水しないといけませんでしたが、このタンクは高さが低いのでキッチンのシンク脇の作業台にタンクを置いて給水可能。 開口部が大きいので中に手を入れてスポンジでガンガン洗えて清潔そうです。

HP01 pure humidity+cool 加湿タンク 可動式の取っ手

↑;タンクには折りたためる取っ手が付いていて、持ち運びに便利になっています。(ちなみに、タンク上面には加湿フィルターをタンクに沈めてクエン酸を投入して実施するお手入れ法が記載されています。)

HP01 pure humidity+cool 加湿タンク 吸水後本体にセット

↑;給水タンクを本体にセット完了。 タンク本体は透明な樹脂でできているので、水の量は一目瞭然です。 水が入った状態も絵になるデザインです。(汚れもわかりやすいという可能性もあります。今後フォローして追記します。)

HP01 pure humidity+cool とPanasonic F-VC55XM

↑;新旧の空気清浄加湿器をリビングの隅に設置した様子。左のPanasonic F-CV55XMもダークカラーで気に入っていましたが、ホワイト~グレー・シルバー基調で丸っこいDyson HP01 pure humidity+coolも壁の色などにもなじんで違和感ない感じです。旧Panasonicも幅は360mmほどあり、Dysonの直径315mmより少し大きい数字。 到着時に感じた「デカすぎないか、コレ。」という印象はすぐになくなりました。

起動、ディスプレイ表示例など

さて、本体のスイッチは電源とお手入れのボタンの二か所のみのシンプルなデザイン。

HP01 pure humidity+cool 前面の電源スイッチとLCDディスプレイ

↑;電源ボタン。少し奥には加湿フィルターお手入れ(洗浄)用のボタン。そして、手前下方には、小さいですが液晶ディスプレイがあります。

HP01 pure humidity+cool リモコン

↑;付属のリモコンです。基本的には、風量も加湿も「Auto」にしておけばそれでおしまい。電源ボタンの他には「ディスプレイに表示させる情報を切り替えるボタン」や「首振り機能の設定ボタン」や「ディフーズモード(風が当たって寒い時など、背面から送風する)切り替え」や「タイマー」や「ナイトモード(静音運転となりディスプレイも減光)」等、各種機能が集約されています。

HP01 pure humidity+cool リモコンと本体は磁石でくっつく

↑;小さいリモコンですが、少し「反り」が付いていて、本体上部にマグネットでくっつくようになっています。これは便利。紛失の可能性が減ります。

HP01 pure humidity+cool 送風口の動き

↑;HP01 pure humidity+coolの送風口の様子。 上記で「首振り」と書きましたが扇風機の様に本体全体が回転するのではなく、スリット状に二本ある送風口が左右に動くことで風を左右に送り出しています。 「正面」「正面45度」「正面90度」「正面90度プラスブリーズ(ランダムな動きでそよ風感を出すモードです。)」の4つが設定できます。

Dyson HP04 pure hot+cool の首振り

↑;これはちなみに娘のHP04 pure hot&coolですが、首振りは根元から本体ごと回転しますし、最大350度という驚異の首振り角度があります。 それに比べるとHP01 pure humidity+coolは、加湿タンクなど重量物もあり本体ごと回転するのは難しいのかもしれません。

HP01 pure humidity+cool ディスプレイ表示例 温度と湿度

↑;露出が一定しなくて見づらい写真ですみません。HP01 pure humidity+coolのディスプレイの表示例です。ベーシックな温度(左)や湿度(右)。丈夫のAの表示は送風がオートになっていることを示しています。また、同様に上部の50%の表示は湿度の目標を50%にしていることを表しています。

HP01 pure humidity+cool ディスプレイ表示例 空気質 直近8秒と24時間

↑;これは「空気質」と表現されていますが、粒子や窒素酸化物、VODなど総合的に室内気の質をグラフ化したものだそうです。左は直近12秒間なので常に動いて流れていくグラフ。右は直近24時間の空気の状態を示しています。

HP01 pure humidity+cool ディスプレイ表示例 PM 2.5とPM10

↑;HP01 pure humidity+coolのディスプレイ表示の例が続きます。こちらは粒子状物質。PM2.5までの比較的小さなバクテリア、たばこの煙等は左に。 花粉、ほこり等の大き目の粒子は右のPM10として表示されます。 上記は非常にキレイな状態。

HP01 pure humidity+cool ディスプレイ表示例 VODと窒素酸化物等

↑;左はVOC(揮発性有機化合物)レベル。右は二酸化窒素や他の酸化ガスのレベルを示しています。 VOCは家具や壁紙の接着剤等に含まれて人体に有害なものもあります。 酸化ガスは、自動車の排ガスや調理時に排出されるガスを検出するものです。

HP01 pure humidity+cool ディスプレイ表示例 各種フィルターお手入れ時期の案内

↑;最後はメインテナンス関係のお知らせ。 左は加湿フィルターのお手入れ時期の案内。 右はHEPA・活性炭フィルターの交換時期の目安の表示になります。

以上、小さなディスプレイなのですが、グラフィカルで直感的な表示で結構洗練されている印象です。

Panasonic F-VC55XMのインターフェイス

↑;これは旧PanasonicのF-CV55XMのインターフェイス。4年ぐらい前の機種です。使いにくいわけではないですし一覧性においてはむしろ優れていますが、比べてしまうと「ごちゃっ」とした感じは否めません。

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まとめ

さて、我が家にやってきてまだ数日しか経過していない現段階ですが、いまのところ順調に稼働しています。デザインは結構奇抜ですがリビングの雰囲気(白+木目基調)にもなじんでいます。

騒音はファンの稼働状況次第です。強力に回せばやはりそれなりの騒音です。

湿度の設定を高くすると、空気自体はキレイでも加湿するためにどうしてもファンが頑張ってしまうので、騒音が気になる状況では、送風の設定は「オート」にせずに手動で設定した方が良いかもしれません。

加湿タンクが大容量5L(かつ時間当たりの加湿量はそこそこ)ので、旧機種に比べると給水の頻度は格段に減りました。これはありがたいです。

今の季節(冬場)は、風が直接あたると肌寒く感じることもあり結構Diffuseモード(背面からの送風)も多用しています。

これまで運転してきて、空気質が落ちたこともわずかですがあります。その際はすぐにディスプレイに表示が出てファンが強力に回ります。こんな感じです。

HP01 pure humidity+cool ディスプレイ表示例 PM10やアルコールへの反応

↑;左は窓を開けて換気した時など。花粉のシーズンなので花粉でしょうか。しばらくするとすぐに0に戻りますが。 右は整髪料を付けてすぐに近づいたり、あるいはアルコールによる手指消毒をしてから近づいたりするとVOCレベルが上がります。 が、これもファンが回ればすぐに落ち着きます。

最近の家電の例にもれず、スマホのアプリでWifiを介して操作したり、室内の空気の状況をモニタリングすることもできます。Linkも洗練されていて戸惑うことはありませんでした。(自宅のルーターのパスワードは必要になりますが。)

Dyson link PH01 humidity+cool リモコン画面とメイン画面

↑;Dysonのアプリ画面。 左はメイン画面。現在の室内機の状態や稼働状態の概略が分かります。 右はリモコン画面。付属リモコン同様の操作系です。

Dyson link PH01 humidity+cool メンテナンス画面と空気質のグラフ

↑;左は各種フィルターなどメンテナンス時期の目安の画面。 右は詳細な空気質の経時的変化を示す画面。

今後の懸案事項(長期に見ないと分からないこと)は

  • 加湿フィルターのお手入れモードがどれほど簡単か?
  • ランニングコスト;フィルター交換頻度はどの程度になるのか?

です。また、追加報告できればと思います。

追記;加湿フィルターお手入れ実際にやってみました。楽です。

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