はじめに
前回の記事;iPad miniとMUJIのアナログクロックの「木目化」作戦
この記事でも言及しましたが、本当は「スキャナー」を木目っぽくするのが目的でした。
しかし、いきなりトライして失敗したため前回の記事のクロックとか、iPadとか形がシンプルなもので練習しました。
これによって、簡単木目化シートの3Mダイノックフィルムの貼り付けの経験値と技能が少しは上昇したかと思います。
今回、なんとかぎりぎり満足できる仕上がりになったので記事にしました。
材料と準備
- 3Mダイノックフィルム(ファインウッドFW1743)
- ドライヤー
- へら替わりの十円玉
- カッター
- 型を取るための紙(普通のA4コピー用紙)
材料やオンラインでの注文・配送等は前回の記事をご参照頂くとして、今回の作業と出来栄えをご覧ください。
FUJITSU ScanSnap s1500 の木目化
ご存じない方のために説明しておきます。
ScanSnapは、スキャナーの一種です。
スキャナーというと、プリンター複合機のように「蓋を開けて、一枚ずつスキャンする。」タイプのものもあります。
しかし、ScanSnapは、複数枚の書類を一気に自動で連続してスキャンしてくれます。
一枚一枚セットする手間や、表裏もまとめて一気にスキャンしてくれます。
今回のS1500は2011年頃の製品ですでに販売終了していますが、後継機種として同様の形状の機種(iX500)が販売されています。
ちなみに、当時の台数限定販売にて「漆塗りバージョン」なるものがあったようです。かなりキワモノな印象ですが、木目を目指すというのもそれに近いかも・・・。
↑;公式HPから。デジタルデバイスが漆塗り。吹っ切れた感じです。(でも、個人的には嫌いでないかも。)
以前の職場では大量の文書を扱っていましたので、仕事で活躍してくれましたしプライベートの書類や、古い写真等もガンガンスキャンしています。
スキャン後はあまり整理せずに、ひたすらEvernoteで管理しています。
ペーパーレスとまではいかないもののかなり断捨離に役立ってくれています。
購入して5年は経過すると思いますが、未だに故障もなく現役活躍中です。
↑;こんな外観をしています。この状態は、格納状態です。幅はA4がスキャンできる程度の幅(30cm)程度あります。
↑;実際にスキャンする際には、こんな風に展開します。上のトレイに書類を束のまま入れるとボタンワンプッシュで勝手にスキャンしてくれます。
黒がベースの筐体に、グレー(シルバー)の装甲板のようなパーツが装着されているデザインです。
今回の作業の狙いとしては、このシルバーの装甲板部分を木目にすることです。
見た感じ、この装甲板部分は周囲より浮き上がっていて、かつ基本的には平面的な構造であったため、フィルムを張るのは「楽勝」だと思ったのですが。
残念ながら、最初のトライは見事に失敗してしまいました。
ドライヤーでの温めてのフィルムの「伸ばし方」のコツが大事だったみたいです。
↑;一応、型紙をとって一回り大きめにダイノックフィルムを切り出しました。
↑;ほとんどの外装版は取り外すことはできませんでしたが、一枚だけ取り外せたので、外してサイズを合わせました。
↑;フィルムのテープをはがしてベタっと張ります。
↑;一番面積の広い前面上部にもベタっと貼って、ドライヤで柔らかくしつつ伸ばしながら張り付けていきます。
↑;側面に取り掛かっています。
入り組んだ部分の貼り付けはかなり難しかったです。
ドライヤーで温めては引っ張りながら、一部外装版の裏に回るまで貼り付けます。
その後、余ったフィルムをカッターできれいに切り取り見た目を整えました。
約3時間程度の作業時間でした。
完成
出来上がりです。
↑;格納時の正面からの様子です。謎のオブジェとなっています。「なんだこれ」ですね。
↑;展開時。
↑;平面部はきれいですが、やはり曲面の角の処理がまだまだです。しわが寄っています。
実際に、電源につないで正常に稼働するかを確認して終了しました。
まとめ
プラスチック製のスキャナーに木目調の3Mダイノックフィルムを貼りました。
まだまだ完成度は低いですが、やればやるほど経験値が増えて細かい処理などは上手くなってきている感じはします。
現状60点くらいの満足度ですが、今のところは気に入っています。
完全に自己満足な世界ですね、これ。