はじめに
無印良品のボタンプレス付きアイロン台 を購入。
金属筐体のしっかりとした造り。ベーシックではあるものの品質・機能は手堅い製品です。
ボタンプレス機能もなるほどよく考えられているなと思わせるものでした。
追記;2020年2月現在;販売終了してしまったみたいです・・・。
アイロン台の買い替え
とりあえず東京に単身赴任を開始した頃、自分でアイロンをかけるべくアイロン台を購入しました。
シンプルな脚無しのアイロン台を、机や床に直置きしてアイロンをかけていました。たしか、1000円前後のお手軽価格の品。
これは、シンプルで軽量で、脚がないので隙間さえあれば収納場所にも困らない結構良い製品だったと思います。なんといっても安い。サイズは60cm×36cm。
もっぱら、床の上のラグの上に直置き してアイロンをかけていました。
しかし、新居に引っ越してから床フローリングへの影響が気になって、無印の折り畳みテーブル(記事はこちら)に直置きしてアイロンをかけていました。
しかし、平らなテーブルに設置してみると、1年弱使用した平型アイロン台は若干反り返っている事が判明。(上記写真参照)
絨毯やラグの上で使う分には気にならなかったのですが、平らなテーブルの上で使うとアイロン台がテーブルに密着せずに、四隅が浮き上がっていて安定しないために作業しづらい・・・。
↑;滑り止め効果を狙って、四隅にクッション材(扉等が壁にあたる場所に張り付ける「涙」といわれるヤツです。)を張り付けてみました。 マシにはなりましたが、根本的な改善にはなりませんでした。
テーブルの上に、バスタオルを敷いて滑り止めにするとまあ、何とか使用出来たのですが、毎回タオルを敷くのも面倒になってきました。
で、この際若干かさばるという問題点はありますが、「脚付き」のアイロン台を買うことにしました。
アイロン台を製造・取り扱いしている会社
「アイロン台で有名なメーカー」といえば・・・知りません・・。
自分が検索した会社を載せておきます。参考になれば幸いです。
- 山崎実業(公式サイトはこちら);製品ラインナップが豊富です。上記の超シンプルなタイプから、大きなスタンドがついた本格的なものまで。キッチン・バスルーム小物も取り扱いがある会社です。
- パール金属(公式サイトはこちら);新潟西条の会社。アウトドアのCaptain stagとか、調理用品が有名です。
- 大栄産業(公式サイトはこちら);大阪の専業の会社。昭和30年創業の老舗。
- Brabantia(公式サイトはこちら);オランダのメーカー。アイロン台の他には、ダストボックスが有名。キッチン用品などもを扱っています。おしゃれな感じ。
- RORETS(公式サイトはこちら);スウェーデンのメーカー。フレームがいかにも欧州製で頑丈そうなのに、カバーの柄は北欧っぽいポップな感じ。大型で立って作業できる大きなスタンド付きが基本。収納スペースさえあれば、この会社の製品が良かったかなと思います。
- IKEA(公式サイトはこちら);JALLという卓上型のタイプは699円という破格の値段。フックでハンガーに引っ掛けて保管できる軽量タイプ。
- ニトリ(公式サイトはこちら);やはり「おねだん」の安い物が豊富。種類も侮れません。舟型、人型、仕上げ馬(細かい所の仕上げ用)付き等、バリエーションは豊富。
アイロン台の機能 スペック。 選ぶ際の注目点。
さて、アイロン台にスペックもないだろ・・・と思っていましたが、機能・形状の差異がいくつかあるようです。用途、設置場所、収納場所等によって選択することになると思います。
- 形状;長方形、舟型、人型等・・・シャツの首・肩回りなど立体的な部分にアイロンを掛ける際には、船形や人型の丸みのある尖った部分をうまく使うと掛けやすくなります。
- 脚の有無や形状;脚がないタイプは、床・机に直置きして簡便に使用可能ですが、「スチームの抜け」の面では不利です。(ただし、自分はあまり不便さは感じませんでした。より良い仕上げを目指すなら重要かも。) 脚も座って使用するレベルの短い脚から、立って作業ができる長いタイプまで様々です。当然、脚があって長い物ほど重く、収納時には不利になります。
- カバーの材質;一般的には「綿製」ですが、最近はそれに「アルミコーティング」したものが増えています。アルミコーティングすると熱効率が良くなります。前者は取り外せる場合は洗濯が容易ですが、アルミコーティング製品は家庭での洗濯は難しいようです。
- 本体フレームの材質;金属製や樹脂製、パルプボード製等様々です。一般に、金属製(ほとんどはメッシュ状でスチームの抜けが良くなっています。)が頑丈ですが、重量面では不利です。パルプボード製は上記の通り長期に使用した場合の変形の問題がありそうです。樹脂フレームも長期使用で変形の問題を指摘するレビューがチラホラ見られました。
- 付属品;仕上げ馬と呼ばれる小型の枕のような形のアイロン台が付属するタイプもあります。これは袖口等細かい部分の仕上げに使います。 また、大型のタイプにはACコンセントプラグやアイロン置き場が付属するものもあります。
MUJI ボタンプレス付きアイロン台 にしました。
自分の場合、ヘビーユーザーというわけでもなく、仕上げにこだわりがあるわけでもないので、そこまで高機能なものは望みませんでした。
狭いマンションでの暮らしなので、脚付きでも小型なもの、かつある程度頑丈そうな製品を条件に検討。
MUJIのアイロン台は2種類がラインナップにありました。
- ボタンプレス機能付き アイロン台 約61×37×23cm 約2.5Kg
- ボタンプレス機能付き アイロン台・スタンド式 約80×37×高さ47~77cm 約4Kg
用途や収納スペースの問題から、小型の前者を選びました。
↑;左はこれまで使っていた「平型アイロン台」。右は、新しい「MUJIのボタンプレス機能付き アイロン台」。アイロン台の面積としてはほぼ同じくらいの印象。 「ボタンプレス」部があるところは帯状に「白い点線」で示されています。
↑;厚みの違い。「平型シンプルアイロン台」の方が薄い。ちょっとした隙間にも収納できるのは強み。 とはいえ、「MUJIのアイロン台」も収納時厚みは4cmとそこまで分厚いわけではありません。
↑;MUJI ボタンプレス付きアイロン台を裏から。 脚は「四脚」ではなくて、「T字型」の脚が二つになっています。
↑;コの字型の金属フレームが2本。がっちりしています。 アイロン掛け面の裏側は金属のメッシュ構造。
↑;脚を伸ばした状態。T字型の脚がクロスして固定されます。脚の高さの微調整は出来ません。
↑;脚のストッパー部のロック。 樹脂部品をスライドしてロックします。脚を展開した状態でも、収納状態でもどちらでもロックが効きます。
↑;アルミコーティングされたカバーは簡単に取り外しが可能。
↑;さらにクッション材も外したところ。これは特に固定されているわけでなく、金属メッシュの本体に乗っかっているだけ。 クッション材の素材は化学繊維の不織布の様ですが詳細は分かりません。結構厚みがありますが、スチームの抜けは良さそうです。
↑;「ボタンプレス部」。 赤枠の部分が帯状に窪んでいます。(その部分にウレタン製のクッションがはまっていますが、取り外したところ)。アイロン台本体は金属のメッシュ製で頑丈さと通気性が保たれています。
↑;これまでは、シャツのボタン部分はこんな感じで表からボタンの合間を縫ってアイロンがけしていましたが・・・。
↑;ボタンプレス部のくぼみを使って、シャツの「裏から」アイロンを一気にかけることができます。
「おおっ!。よく考えられている。」
と思ったのですが、試しにボタンプレス部と離れた場所で裏からボタンにアイロンかけてみましたが、意外とできてしまいました。 そもそもアイロン台のクッションが厚めで柔らかいので、ユニクロの薄いボタンのシャツ位ならば、どこを使っても裏からアイロン出来てしまいます。(そうは言っても、やはり溝を使った方が、アイロンの滑りは良好。)
ただし、厚めで大き目のボタンなんかだったら、「ボタンプレス」部の溝のありがたみがさらに実感できそうです。
アイロン台カバーのアルミコーティングの有用性は、正直実感できるレベルではありませんでした。
アルミコーティングアイロン台カバーは、見た目は若干光沢があります。 自分の感想ですが、触った感触はこれまでの綿カバーとほとんど変わりなく、「触ると冷たい。」とか、「ツルツルしている。」ということもありません。
が、気持ちシワが取れやすいような、そうでもないような・・・。
↑;正方形ではなくいわゆる「舟形」。曲線・曲面部にはシャツの肩回りがフィットしやすいので、アイロンがけが容易です。
まとめ
MUJIの脚付きのコンパクトなアイロン台 ボタンプレス付きアイロン台 を買いました。
類似商品と比較してそれほど高価でもなく、スチール製で頑丈です。
最近は脚無しの平型アイロン台でアイロンを掛けていたので、脚付きで曲面のあるアイロン台を使うと、姿勢もラクでアイロンがけも快適です。
長期的耐久性等はまだまだ不明ですが、いい買い物だったと思います。