はじめに
東京に住むことが決まり、家具を探しています。
これまで住んでいた地方と異なり、東京には多くのインテリアショップ・家具店があり、選択肢の多さに嬉しい悲鳴です。
今回は、マルニ木工の東京店 Maruni tokyo に行ってきました。
・よろしければこちらも
「インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex」(記事はこちら)
マルニ木工
1928年に広島県で創業のこれまた歴史ある家具・木工の会社です。
戦時中は、他の会社同様に軍需品(例えば戦闘機の木製尾翼だったり!!)を作ったりもしていたとのこと。
今回のショールームにも展示がありましたが、現代的な家具のみならず、トラディショナルな「洋家具」にも力を入れている会社だと感じました。
「100 年経っても「世界の定番」として認められる木工家具をつくり続ける」を社是としています。
参照;マルニ木工 公式サイト
Maruni tokyo
東京店 は中央区東日本橋にあります。
↑;神田川より南。隅田川より東。 のエリアにあります。
アクセスは良好で、地下鉄の最寄り駅がたくさんあります。
- 馬喰横山駅 徒歩2分
- 東日本橋駅 徒歩2分
- 馬喰町駅 徒歩2分
東京にきて初めてこのエリアに向かいましたが、碁盤の目のような区画整備された場所でした。
↑;ちょっと古めのビルの地下一階から4階までマルニ木工が入っています。
↑;レトロなビルの壁はきれいに白く塗装されて、そこに直接フロアガイドと営業時間などが記されています。
受付は2F と書いてあるので、まずは2階に向かいます。
↑;2階 店舗内の様子。主にダイニングテーブルとチェアの展示。ソファ・チェストなどの家具類も。
↑;同じく2階の様子です。古いビルですが、真っ白な壁のおかげもあり広々として清潔感もあります。
さて、今回も
- ダイニングテーブル、ダイニングチェア
- ソファ
をメインに探しに来ましたが、あらかじめサイトでいいなあと思っていたのが、
「HIROSHIMAアームチェア」です。
以下、HIROSHIMAアームチェア の写真が少し続きます。
↑;同じHIROSHIMAシリーズのダイニングテーブルと合わせたチェア。座面は板張りにも、布張りにもできます。
↑;HIROSIMAアームチェア。 これまでも本邦の老舗家具店・インテリアショップでよく似た形のチェアを見てきましたが、背面の曲線がマルニ木工のこのチェアも非常に美しくて、実際座ってみても「すんなり」収まる感じです。
↑;HIROSHIMAアームチェアの色違い。ナチュラル色もいいです。(自分はウォールナット色が好きですけれど。)
↑;こちらはやや幅広かつ低めHIROSHIMAラウンジチェア。基本的な形は同じです。
HIROSHIMAアームチェア はかなりいいです。候補です。(自分の好みという意味ですが)
ただし、アームチェアなので、アームレスト部が狭いテーブルでは若干窮屈に感じるかもしれません・・・。 悩ましいところです。
他も見て回ります。
↑;こちらは、HIROSHIMAチェア。(さっきのはHIROSHIMAアームチェア。やや紛らわしいネーミング)
↑;アームレストがない分すっきりとしており、狭い部屋でも圧迫感はありません。しかも、軽い!。シンプルですっきりとしたデザイン。
↑;見た目そのままの「Roundish」シリーズのテーブルとチェア。今回自分の「スクエアテーブル、四隅の四本足」の条件には合致しませんでしたが、座り心地は良いです。腰周りのサポート感が優れています。
↑;二階のソファの展示。このソファも「HIROSIMA」シリーズです。スクエアで奇をてらわないスタイル。すっきりしています。
↑;収納系の家具もいくつか展示がありました。F-Unitシリーズ。システム収納的に自由に組み合わせが可能なシリーズです。
次いで、3階に登ってみました。
↑;3階はもっぱらトラディショナルな「洋家具」の展示です。自分の今回求めるテイストではないですが、似合う部屋にはバチっとはまると思います。
↑;同じく3階。「晩餐」ができそうなダイニングと、「応接室」に似合いそうなチェア。ラグジュアリーです。
で、三階はさらっと見て回って1階へ向かいました。
↑;階段を2階から降りてきたところです。左には地下への階段も見えます。
↑;Maruni tokyo 一階の様子。天井が高く、壁面がきれいに白く塗装されているので、むしろ古さではなく「レトロ」で明るくカッコいい空間になっています。展示もゆとりある感じでごちゃごちゃしていません。
↑;木のフレームが存在感のあるソファ。「Bruno」シリーズ。ソファは木のフレームのモノを希望していますが、アームレストはクッション・布地張りのモノがいいかなと思っています。
↑;HIROSHIMAアームチェアの面影をのこしつつ、金属脚としアームレストを短くしてスタッキング可能にしたチェア。軽くて、実用性も優れていそうです。背面の木の曲面の美しさと手触りは抜群です。
↑;シンプルさの極のようなラウンドテーブルとチェア。「T&O」シリーズのT1 チェア。座面と背面の接合部はスチール製で頑丈です。北欧系インテリアとマッチしそう。
↑;大きなダイニングテーブルに、同じくT1 チェアを合わせた様子。背板が極小なので、狭い部屋でも圧迫感はなさそうです。
↑;こんな無垢のベンチも売っています。木目が美しい。
↑;Maruniのチェアで最も注目している「HIROSIMAアームチェア」と大振りのダイニングテーブルの展示。「HIROSIMAアームチェア」も、背の高さは抑えられており、空間は広く見えます。
最後に、地下一階へ。
↑;地下一階も、広く明るい空間です。
↑;T1チェアの高いVersion.(ハイカウンターなどで使う、バースツールと呼ぶそうです。)
↑;ずらっと並ぶ、マルニ木工の代表的なチェア達。まとめておいてあるので、ひたすら座り比べてみることが出来ます。
まとめ
歴史ある日本の家具・木工の会社 マルニ木工の東京ショップに行ってきました。
ビルの4フロアにわたる展示があり、見ごたえ十分です。
また、機能的・現代的なライン以外にも、トラディショナルな製品群も大事にしているようで、そちらの展示も充実していました。
さて、マルニ木工さんの復刻版の商品群 Maruni 60 も紹介しておきます。
実は カリモク家具さんも カリモク60 というシリーズがあり、同様のコンセプトで1960年代の雰囲気を持つ製品の復刻版を扱っています。
今見ても、古さを感じさせないシンプルで力強い製品群だともいます。(ちなみにMaruni 60 シリーズは 東京ショップでの展示はありませんでした。)