はじめに
40歳を(とっくに)過ぎて歯科矯正を始めることにしました。
- 四十過ぎて歯科矯正って大丈夫なのか・・・。
- 実際どんな感じなのか。
あまり読んでくれている方の参考にならない予感もしますが、記録代わりに記事を残そうかと思っています。
前回は、矯正治療開始後7か月の様子を記事にしてみました。
今回は、装置装着後8度目の診察です。治療開始からは8か月が経過。
今回は上顎のアーチワイヤーの交換が主な作業。院長先生曰く、最も太いワイヤーに到達したとのこと。上顎に関しては、いよいよ前歯六本を引っ込める日が近いとのことです。楽しみです。
歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。
15回目診察;治療開始約8か月経過。
矯正装置装着8月か月後の歯の移動の様子
ここ数ヶ月は下顎の歯の動きが劇的でした。また、それに伴って隠れていた虫歯が発覚するなど下の歯の並びに注目していました。
一方、一番目立つ「出っ歯」の上前歯6本ですが、地味ながら整ってきていると感じます。一か月前と比べると変化は大したことないですが、数か月前と比較すればやはり進歩しています。
以下その様子です。基本的にオッサンの口元の写真ばかりなので「汚い」写真ですのであしからず。

↑;上顎切歯(出っ歯)の側面です。飛び出た2本が奥に引っ込んだことが一番わかりやすいですが、上下切歯の重なり合いの解消(上の歯は上へ、下の歯は下へ)も地味ながら改善しています。

↑;この図は、「全力で下あご(下の歯)を前に出したときの図」です。 いわゆる「アイーン!」ってやった時の図ですね。(わからない若い方、ごめんなさい。) とにかく、以前はどうやっても上の出っ歯が下の歯よりも後ろにくることはなかったのですが、現在余裕で下の歯を前に出せるようになりました。

↑;まだまだ上の切歯を含む6本は位置的にはかなり「前」にあって「出っ歯」状態ですが。飛び出ていた2本が他の4本となじむ形できれいなアーチに近づいています。

↑;上の歯の内側の装置と、下の歯の外側の装置がぶつかりそうなギリギリの状態でしたが、現在では上下の装置が離れて空間に余裕ができています。上の歯を奥に引っ込める力を加えていって移動しても干渉が少なくなりそうです。 にしても、上あごの抜歯した隙間はまだまだ広大です。本当に、これが埋まるくらい動くんでしょうか。
15回目診察の様子;上あご切歯直上の「歯茎に打ち込んだネジ」がやや緩んでいるとのこと・・・少し心配に。
時刻通り診察開始。
田舎から出てきて思うのは、東京の医院の予約時間順守率の高さです。待合室も狭いのできっちり進めないといけないので必然的にそうなるのか?。田舎がいい加減なのか? どちらにせよ助かります。
診察・装置のチェックの進行はいつも通り。
- まずは院長先生の診察。
「順調ですね。」と、初診時に作成した今見るとグロい自分の歯型と比較しながら説明してくれます。
「本日は上のアーチワイヤーを交換します。最も太いワイヤーです。」とのこと。

↑;上顎のアーチワイヤー交換しました。前回のワイヤーもすでに柔軟な感じはなくて、硬い硬いピアノ線という印象でしたが、今回さらに太くなりました。感覚としてはさらに「棒」みたいです。
「次回以降はいよいよ前歯6本をまとめて引っ張っていく予定です。」と!・・・ついにその時がきましたか・・・嬉しい・・・。
- 上の歯の旧アーチワイヤーと輪ゴム類の除去
- クリーニング後に新しい極太アーチワイヤーの装着。
- 左上奥歯のマイクロインプラントを用いての牽引(なぜか、右は今回使用せず。)
そこでいったん歯科衛生士さんにバトンタッチ。
- 歯科衛生士さんによるクリーニング。
処置に伴っての疼痛・不快感は全くゼロではありませんが、想定内かつ許容の範囲内で進みました。
再び院長先生登場。
上顎前歯(出っ歯)の歯ぐきの上の打ち込んだネジに関してのコメントがありました。
「右の前歯の歯ぐきの外側のネジですが、少し緩みが出てきています。」

↑;出っ歯を引き上げるための左右のネジとそれにつながるゴムの図。 右(画面左)の出っ歯の上の歯ぐきに打ち込んだネジが少し緩んでいるとのこと。たしかに自分で触ってみると少しぐらつきますし、左と比べると「抜けてきている」ような感じでした。生体適合性のある素材なんだとは思いますがやっぱり異物は除去しようという力も働くのでしょうか??。(生体適合性があると、今度は不要になった時に抜けなくなるそうです。)
ええっ!!。「歯茎に打ち込んだネジが緩んでいる」=「まさかの、もう一回ネジを歯ぐきに入れ直し!!」とめちゃくちゃ怯みましたが、
「今回、ゴムをかけて前歯を引き上げたら次回ぐらいにはもうネジ自体を除去できそうですので、ネジ(マイクロインプラント・アンカースクリュー)の打ち直しは要らないとは思います。」
とのお言葉。
おおっ!。それなら助かった・・・。振り返ればそんなにきつい処置ではなかったものの、やっぱりまた歯ぐきにネジを刺すのはできれば勘弁をという気持ちです。
ということで、前回お休みしたマイクロインプラントを使っての「出っ歯引き上げ工程」のために今回は輪ゴム装着。 これで最後になることをひたすら祈ります。

↑;上下切歯のあたりの断面の模式図(のつもり)。自分の場合、上の前歯が出ているだけでなく、①上の前歯が下の前歯に覆いかぶさるようになっていました。 で、いろんな器具を付けて歯を歯ぐき側に埋め込む(押し込める;圧下)作業が進行して現在③位なのではないかと思っています。 将来的には④になればうれしい限り。
最後は、院長先生の総括で終了。
- 予定通りに治療は進んでいます。
- 下顎のあごを広げる装置に関して;毎度ですが、外してもいいけど後戻りがあるのでできるだけ装着しておきましょう。・・・外せば解放感はかなりあるのですが我慢します。
- 上の切歯(出っ歯)は、周囲の切歯・犬歯とまとめて6本全体で次回以降引っ張っていけそうです。
以上で終了。一時間ぐらいできっちり終わりました。
毎度、上あごのワイヤー交換後の痛みはほとんどありませんが、今回も太いワイヤーになったわりには疼痛の悪化はなく経過しました。
まとめ
本格的矯正治療開始から8か月目、15回目の診察が終了しました。
診察自体はいつも通りで特に変わったことはなし。
しかし、4本あるマイクロインプラント(アンカースクリュー)の一本に緩みがあるとの指摘がありました。 ただ、何とか交換(打ち直し)をすることなく乗り切れそうと聞いて安心しています。
いよいよ、左右上あごの第一小臼歯を抜歯して作ったスペースに向けての「出っ歯を含む前歯6本」の移動のフェイズが迫ってきたことが一番の楽しみです。
さて、次回は第16回目の診察以降に関して記事にしてみたいと思います。
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