家族4人でdocomoからauへ (スマホ・ケータイ)NMP乗り換えの話

docomoからauへ4台移行 EC生活
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はじめに

家族4人のスマホ・ケータイ計4台をdocomoからauにNMPで乗り換えることにしました。

比較的スムースに移行できたのではないかと思いますが、いくつか「そうだったのか!」という事もありましたので、経過を記してみようかなと思います。

ちなみに、この記事では「こうすると月々の料金が安くなります。」的な要素はほぼないのでご了承ください。

沢山の「なるほど」的な事がありましたが、特にそう感じたこと(あるいは誤解していたこと)は以下のような点でした。

  • docomoからの「NMPでの転出(予約番号の取得)」は、電話番号151で以外と簡単に終了。
  • 「(NMPの)予約番号」とauの販売店で行われる「事前予約」は別物。
  • 子供のスマホの名義問題;子供名義にしておいた方が、自立していくときには便利かもしれないが、書類など手続きはやや面倒。
  • 下取り;データ移行どうするの?⇒契約時でなくても後日郵送キットで旧使用機種を送付できました。
  • やっぱり違約金は結構痛い。
  • 未成年者向けフィルタリングサービス;設定が煩雑・・・義務化されたというが普及しずらいのでは・・・。

 

安易に「三大キャリア間のNMP移行」を行うと、いろいろ厄介なこともあるとよく分かりました・・・。

 

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これまでのdocomoとの付き合いとau転出の動機

かれこれ学生の頃からポケットベル(って知らない若い人も多い?)⇒携帯電話⇒スマートフォンとお世話になってきたdocomo.

特に浮気することもなく、家族が増えても全員docomo一筋。

田舎の一軒家の光回線もdocomo光を導入し、通信関連はケーブルTV以外はすべてDocomoでした。

なんというか、料金プランも複雑だし、「考えるのを放棄した人」状態で惰性で「まあ、docomoでいいんじゃない。」とかれこれ20年位・・・。

今後も、docomoから動く気はありませんでした。

しかし、「田舎の一軒家から都内のマンションへの引っ越し」にともなって、

マンションのインターネット回線がauの「auひかり」に変更でした。(記事はこちら

 

さて、キャリア各社は自宅のネット回線とスマホ・携帯をセットで加入すると割引を得られるサービスがあります。

auの場合は、「スマートバリュー」という名前でauの光回線や電話回線を使うと、スマホの利用料が安くなるという仕組みです。

マンションの部屋でdocomo光が選択できないので、この際「docomoとauに料金別々に払うの面倒だなあ・・・。じゃあ、スマホ・ケータイもお揃いでauにしてみようか」というかなり安易な考えで転出を決定。

つまり正直に言うと、「話題の格安SIMをまじめに検討してより安い選択をしました。」ということではなく、「適当に思いつきで、3大キャリア間でNMPするとこんな感じでした」って話だと思って読んでいただけるとありがたいです。

 

ちなみに新居マンションのau ひかり、入居者が増えても通信速度は安定しています。意外と評判いいみたいです。

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事前の準備;docomoの2年縛り契約をできる限り解除

前述のように、auに移行しようかなと思いついたのが、マンションの入居説明会等が行われた前年の夏頃。

で、実際、皆が新居で生活したり新学期が始まったりするのは新年の4月。

少し時間的余裕はあったので焦らずに準備を開始しました。

まず思いついたのが、docomoの携帯や自宅光回線の「2年しばりの契約」の事でした。

家族4人の端末すべてが、2年しばりの契約(つまり定期契約ありプラン)でしたので、タイミングによっては違約金9,500円×4=38,000円!!という驚くべきお金が発生してしまいます。

調べてみると、NMPで転出する予定の4月までの間にちょうどプラン変更できる端末が4台中3台ありました。 忘れないように各端末変更可能な2か月間の内に「違約金の発生しないフリープラン(そのかわり月々の料金は上がります。)へ変更していきました。

この変更は、すべてオンライン(My docomo)で可能でしたので、電話を掛けたりdocomoの店頭に出かける必要もなく終了しました。

しかし、残念ながら、4台中1台はプラン変更期間が1年以上先となってしまいました。違約金発生が確定。かなり痛手です・・・。

さらに、やっかいだったのが自宅の戸建て回線の「docomoひかり」・・・。

これも2年に一回やってくる解約期間には当てはまらず。戸建ての場合の違約金はなんと13,000円なり・・・。

この時点でかなりテンションは下がってしまいましたが・・・。

教訓;NMPは計画的に(下手すると1-2年前からの準備が必要かも。うまく囲い込まれてます。) 特に自宅の光回線も2年縛りがあったりします。

 

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ざっくり見積もってもらうためにauのショップへ行ってみた。(一回目の訪問)

マンションの入居事前説明会でauひかりの営業さんから聞いた最寄の販売店に相談に行くことにしました。

平日午前だったので、待ち時間は30分もなくデスクに案内されました。

  • 自宅の光回線がauひかり。 自宅の固定電話もau。
  • NMPでdocomoから移行。
  • 下取り出せるものはすべて出す。
  • 通話・データ通信は最も安いプラン(ピタッとプラン、スーパーカケホ)

といった、条件をお伝えして、NMP手続きする4台の内訳は

  • 旧docomo Android ⇒ Android(自分)
  • 旧docomo iPhone 6s plus ⇒ iPhone 7(妻)
  • 旧docomo iPhone 6 ⇒ iPhone 7 plus(子供)
  • 旧docomo ガラケー ⇒ iPhone 7(子供)

で見積もってもらいました。各iPhone7の容量は最低の32GBで計算。

各種割引で端末代金は4契約いずれも0円との結果。

月々の支払も3000円台から4000円台程度の計算となりました。現在Docomoには月25,000円程度を支払っていますので、結構安くなった印象。(まあ、プランが異なるので単純な比較に意味はないのですが。データ通信が一人1GBしか使わない場合のプランですから・・・。)

「うんうん、違約金はかなり痛いが、まあ端末台もほぼ0円。よしとするか・・・。」とそれなりに納得して見積もりの書類をいただきました。

最後に、スタッフの方から、「この条件が適応されるのは、以下の条件が必要ですよ。」と念を押されて帰宅。

  • 自宅がauひかりとかauの電話回線であること。
  • 「事前予約」

この時は、あまり深く考えずに「事前予約=NMP予約番号」と勝手に誤解して帰路につきました。(実は別物と後で理解しました。)

 

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いよいよdocomoのNMP転出手続き;NMP予約番号の取得

さて、三月いっぱいでの転出を考えていたので3月中旬にNMPの転出手続き(予約番号の取得)をすることにしました。

 

この手続きには

  • インターネット;My docomoから
  • 店頭
  • 電話;151へダイヤル

の3通りの手続き方法があるので、まずはネットでの手続きを試みてみました。

 

インターネット経由 My docomoからNMP手続きをトライ・・・挫折・・・

My docomoのページから主回線である自分のNMPの手続きをしてみましたが、いきなりエラーメッセージ。(エラーコード;30826)

「店頭へ来い」みたいなメッセージがでましたが、Webでエラーコード30826を調べてみることにしました。

どうやらシェアパックになっていると、NMPは親回線からではできないようで、まず子回線からNMP予約番号を順番に取っていく必要があるとか。

 

若干めんどくさくなってきましたが、粘ります。

自分以外の子回線の3回線のdアカウントとネットワーク暗証番号さえわかればなんとかなるはず。妻と上の子供の分は何とか判明しましたが、どうしても下の子供のガラケーのネットワーク暗証番号が分かりません。

当てずっぽうで入力しているうちについに「ロック」がかかってしまいどうしようもないことに・・・。さらにイライラしてきます。

ここで、Webでの手続きはあきらめました・・・。

 

電話 151 でのNMP手続きをトライ・・・簡単でした。

ついで、電話での手続きにトライ。 オペレーターに転出理由等をいちいち聞かれるのが面倒だとは思ったのですが、店頭よりはマシかと考えて151に電話しました。

しばらくは自動応答で音声に従って番号入力をしていきます。

  • 携帯から151(ドコモ総合インフォメーションセンター)に電話。
  • 自動応答で音声案内が流れます。NMP関連の4番を選択。
  • 次も同じくNMP関連を案内している2番を選択。
  • 次に、現在かけている携帯のネットワーク暗証番号を要求されるので入力。
  • 「サービス向上のため録音させていただきます」コメントを聴くと、少しの保留時間を経てオペレーターさんにつながる。(平日14時台だったので、ほぼ待ち時間なく繋がりました。)

以下、オペレーターさんとのやり取りが始まります。

  • まず、NMPをする携帯の番号を告げる必要あり。
  • 自分は家族含めて4台の転出であることを説明。
  • 順番に電話番号を4つ告げる。
  • 引き続いて、ようやく自分の氏名を告げる。(この際ネットワーク暗証番号で本人確認できています的なことを言われる。もし、できていなければ、おそらくは生年月日等での確認になると思われる。)
  • 他の子回線の3台のネットワーク暗証番号や利用者の情報は不要であった。
  • 数分待たされたが、妻のスマホのみ契約者が妻自身になっていたため電話での受付は不可能で本人に実施してもらう必要がありますとのこと。
  • 以後、仕方ないので妻のスマホを除く3台の手続きを進めた。
  • 転出先を聞かれたので一応正直にauと答えた。
  • また、転出先ではiPhoneにするのかアンドロイドにするのかなどといった質問もされたが、「Mixです。」と返答。
  • 「docomo継続する場合のクーポン等の説明をしますがどうしますか」と引き止めのお話がありましたが、時間もったいないので結構ですと返した。
  • 分かってはいたが、一台分の違約金9500円がかかることの説明。
  • また、NMP手数料で2000円×4台、また、転出先でも3000円×4台が必要との説明。
  • 今月月末をもって、シェアパックはバラバラになり、ファミリー割引もバラバラになるので、もし、転出しない場合は、再度docomoで契約し直す必要があるとのこと。
  • その場合、4月以降個々の番号枚に請求がいくので、その請求書の送付先を聞かれる。住所を確認。(請求書にも100円かかると・・・)

ここまでで電話をして約20分。ここから予約番号発光手続きで約10分程度待つことに。

  • ようやく、予約番号のお知らせ。口頭で各携帯番号に3台分の10ケタの数字の羅列をおしえてもらって、復唱して終了。

 

再度、妻の1台分だけ、My docomoからNMP手続きをトライ・・・今度は成功

妻の一台分のみ、契約者が妻自身だったため、電話で完結せず。Webから妻のdアカウントでログインしてNMP手続きを開始。

 

My docomo NMP転出手続き 留保を促す画面

↑;「考え直した方がいいんじゃない?」という感じの画面を乗り越えて・・・。

 

My docomo NMP転出手続き 注意事項

↑;My docomoからのNMP転出手続き画面の一部から。「NMPしてしまうとこんなに損しますよ!」と圧力がかかります・・・。

 

My docomo NMP転出手続き 注意事項 手数料

↑;「NMPは手数料だけでこんなに取られますよ!!」 と次々に繰り出される攻撃。

 

My docomo NMP転出手続き NMP

若干憂鬱な気持ちになりながら何とか手続きは終了。「予約番号」はスクリーンショットを取るか印刷するかして大事に保管しておきます。 有効期間は14日間。その間に行使しなければ(NMPで転出しなければ)、手数料は発生しません。

 

docomoからのNMPでの転出手続きをWebと電話という2種類の方法で行いましたが、自分の場合、むしろ簡単だと感じたのはのは意外と「電話による手続き」でした。

 

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再度、詳細な見積目的でauのショップへ行ってみた。(2回目の訪問)「事前予約」と「MNP予約番号の取得」は全く別物と判明

さて、NMP予約番号を4台分そろえたので、いよいよ転出するだけだと思っていました。

auのサイト等を見ていると、気になる文字「事前予約」。

au shop検索の画面

↑;販売店のページを見ていると、「事前のご予約で・・・」という表現を発見。

 

「事前予約=予約番号(の取得)」

だと思っていましたが、なんだか嫌な予感。

また、子供たちが「iPhone 7じゃなくて8がイイ!」等とも言い出していましたので、もう一度店頭に行って、事前予約についての確認と新しい見積もりを出してもらうことにしました。

結果は以下の通り。

  • iPhone 7は容量やカラーによってはすでに在庫がなくなっている物もあり、iPhone 8で見積もりを取り直すと・・・端末代金は3-4万円に跳ね上がりました。
  • 割引の前提条件の一つである「事前予約」と「MNPの予約番号」は別物と判明。ただし、事前予約は、店頭でその場でも可能とのことだったので、すぐにその場で予約をしました。 家族が比較的そろって来店できる日を予約。

「事前予約」なしでももちろん手続きはできますが、事前予約するだけで一台につき5,000円の割引(販売店によって違うかもしれません。)とのことなので、やっておいて損はないかと思います。

 

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いよいよMNP転出当日。auのショップへ行ってみた。(3回目の訪問)

さて、「事前予約」した日時に「MNP予約番号」や各種必要書類(大人たちの免許証やクレカ、子供たちの健康保険証・パスポート等)を持参して家族でau ショップに行ってきました。

当初家族全員で行く予定でしたが、上の子供は参加できず。家族三名で訪問。

将来の名義変更を避けるために当初は「子供名義」契約も検討しましたが、本人不在にて諦めました。

 

機種やプランはすでに「事前予約」でほぼ確定していたので、順に各種手続き・設定を進めるだけでした。

一番時間がかかったのは、実はフィルタリングサービスの「あんしんフィルター for au」というやつです。おそらく、来店時間の半分ぐらいはこの設定に費やした印象。

子供のApple IDの設定、アプリの設定等をカウンターで二台分ひたすらやっていきます。

スタッフの方が手取り足取り教えてくれますが、一体「この工程で何を設定したのか?」とか、「このIDは何のために使うのか?」とかは、わからないまま。

まさに、「いわれるがまま」に設定しただけです。

唯一決めたのが「フィルタリングレベル」の設定ぐらい。推奨通りの「中学生レベル」を設定。

あんしんフィルター for au レベル設定

↑;中学生としては、まあ妥当かなとは思います。

 

あんしんフィルター for au レベル設定 SNSの例

↑;自分はSNS全然やらないのですが、子供たちにとっては「LINEだけ」っていうのは少し不満かもしれません。

 

また、旧機種の下取りですが、「店頭での即下取り(その場で回収)」も可能なようでしたがデータの移行等の問題もあり、郵送キットによる後日送付を選びました。(ただし、この場合、現金での下取りではなくポイントでの還元;au walletへ になるそうです。)

 

店頭滞在時間は約2時間30分。 4台分の契約としてはまあ、こんなものでしょうか。フィルタリングサービスの設定が不要ならば、事前予約してあったのでもっと早く手続きは終了したのではないかと思います。

 

docomoからauへ4台移行1
↑;上は新しいauのスマホたち。下はこれまでお世話になったdocomoのガラケーやスマホ。子供達や嫁さんが割り引かれたとはいえ3~4万円台のiPhone 8を使っている一方、自分は端末代金無料のAndroid。微妙に家族間格差を感じつつ、まあ受験や引っ越しを頑張った家族が満足ならそれでいいかと納得しています。

 

事後処理;下取り機器の郵送キットでの送付とau Walletカードの到着

さて、一通り家族全員が新しいスマホの使い方を慣れたころに、以前使用していた機種を回収・下取りするためのセットが郵送されてきました。

 

au 下取り郵送キット
↑;本人限定受取(特)という特殊な方式で郵送されてきます。再配達あるいは近隣の郵便局でも受取可能でしたが、身分証明書が必要。 今回四台下取りなので、四つの郵送キットが送られてきました。

au 下取り郵送キット 中身
↑;中身は、左から返送用のレターパック、下取り申込書と説明書、レターパックへスマホを入れるための緩衝材(プチプチの袋と段ボール)が入っていました。 申込書に記入するのは電話番号と署名+α程度で簡単。

 

au 下取り郵送キット 緩衝材
↑;プチプチ袋にスマホをいれて、段ボールでサンドイッチして、

au 下取り郵送キット 緩衝材にくるんでレターパックへ
↑;差出人部分を記載したレターパックに入れたら終了。

au 下取り郵送キット レターパック4
↑;合計、4台分のレターパックが完成。 レターパックはポスト投函可能ですが、さすがに心配で窓口から郵送。

 

au wallet プリペイドカード
↑;さらに数日遅れて、4枚のプリペイドカード(au wallet)が到着。Master cardのロゴと16ケタの番号が付与されていて一見クレジットカードっぽいですが、「プリペイドカード」。 iPhone 8の分3枚には10000円分がチャージされています。マスターカードが使えるお店やほとんどのコンビニ等でつかえるとのこと。

 

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まとめ

一家4名分、4台のスマホ・ケータイをdocomoからauにNMPで移行しました。

今や格安SIMが登場し、以前のような過激なキャッシュバックもなくなり、NMPでメジャーなキャリア間を移動する意味はあまりないのかもしれません。

新しいiPhone端末をそれなりの割引で入手できたのはよかったのですが、実際、違約金やら手数料やらでかなりの出費もありました。

子供たちの「新しいiPhoneが欲しい!」というリクエストさえなければ、自分はAndroidユーザーですし、格安スマホにしていたと思います。

ちなみに、当たりはずれはあるのでしょうが、自分を担当してくれたau のショップと店員さんのレベルは高く、店頭でのやり取りでイラっとさせられたことはありませんでした。

 

今後、ピタットプランの実際の通信料がどう推移していくのかもチェックしていかなければなりませんが、まあ、とりあえずは子供たちが新しいスマホを喜んでいるってことで良しとしようかと。