はじめに
以前、マンション入居時のキッチンのステンレス製のシンクに、DIYでコーティングをしてみました。・・・記事はこちら。
素人が初めてやった割には比較的うまくいったと思っています。
さて当時、単身赴任状態でした。自分だけでシンクを使う分には良かったのですが、家族4人で暮らし妻がガンガン料理をしたりお皿洗いを始めると、結構コーティングが剥げてきました。
・・・説明書には3年間持続とありましたが・・・まあ、ハードに使えばこんなものなのでしょう・・・残念。
特に陶器の素焼きの部分等がガンガン接触したり、熱湯を注いだり、火に焼けたフライパンが接触したりです。 そりゃコーティングも剥げるのかもしれません。
コーティングが剥げれば、当然汚れも落ちにくくなり、一年ちょっとが経過したところで年末年始の大掃除の一環で、「再コーティング」 をしてみることにしました。
前回コーティング時も感じたのですが、この手の製品のキモは「コーティング剤そのもの」よりもいかに「前処置できれいに研磨して磨き上げることができるか。」にかかっているように思います。(あくまで、私見)
キッチンステンレスシンクのコーティング剤の選択
前回使ったのは、「ステンレスシンク専用のコーティング剤」という製品で「ガラス系のコート剤」に分類されるものでした。
今回、まったく同じでも良かったのですが、あえて「シリコン・フッ素系」と書いてある
「WAKI(和気産業)ステンレスシンク用 コーティング剤」を使うことにしました。
「WAKI(和気産業)ステンレスシンク用 コーティング剤」でのコーティングの実際
今回のコーティング時もネットで購入。
前回の「戦隊シリーズ 流しキレイ ステンレスシンク用 ガラスコーティング」と同様、商品内容はほぼ同じパターン。
- 研磨剤
- コーティング剤
- 作業用手袋
- 研磨剤で磨くためのスポンジ
- コーティング剤を塗布するための不織布
が、入っています。
↑;WAKI(和気産業)の製品。現在全く同じ製品は販売終了し、「クリーニング剤」と「コーティングクロス」がセットになった製品になっているようです。コーティング剤があらかじめクロスにしみこませてある製品の様です。
↑;パッケージの裏面に、コーティングの手順が書いてありますが、大まかな手順や所要時間等も、以前のガラス系コーティング剤と似ています。
↑;かなり汚れたキッチンのステンレスシンク。ざっと中性洗剤で洗います。
↑;中性洗剤で洗ったところ。写真にとると結構キレイですが、特に右半部には細かい線状の傷(汚れ)があります。
↑;チューブに入った白色のクリーナー(クリーム状の研磨剤)でひたすらこすります。 これも以前の製品同様に、最初は白色なのに、少しこするとすぐに「真っ黒」になります。
ここからは、修行のようにひたすらこすります。 結局 「研磨作業が重要なんじゃあないか」というのは前回施工で得られた教訓。 有機溶媒の匂いが強烈ですので換気が必須です。
↑;ひたすら磨き続けると結構「鏡面状」になってくるのですが、どうしても写真のように汚れが残ります。おそらくは、前回施工のコーティング剤だとは思うのですが・・・。
↑;同じく、ひたすら研磨しても残るキズ(というか、これも多分前回コーティングの残り)。
↑;休憩をはさみつつも、一時間位粘りましたが、限界・・・。 遠景でみるとかなりキレイに見えまずが、コーティングは一部残存したまま。コツは研磨剤をケチらないことだと思います。贅沢に使った方が汚れが落ちる気がします。
その後、水洗いをして乾燥させてコーティング処置に移ります。
↑;手袋を新品に変えて(手袋二組付属しています。) コーティング剤を塗布。 コーティング剤は透明でサラサラ。 有機溶媒の匂いがしますが、自動車の窓ガラス用の撥水剤の匂いと似ていると感じました。
↑;研磨・クリーニング作業に比較すればコーティング作業は短時間かつ力もいりません。 塗り重ねないように、均等に塗布するだけ。 3時間で使用可能。6時間で完全硬化するとのこと。
まとめ
さて、三年持続するはずの前回のガラス系コーティング。 確かに、簡単な拭き掃除でかなりキレイにはなるのですが、ところどころコーティングが剥げて汚れも目立ってきたので今回再処理してみました。
今回、シリコン・フッ素系の製品を使用。
- 前回も感じたことですが、「研磨」クリーニングが大事。
- かつ研磨剤はどうせ余ります。おそらく潤沢に使った方が良いです。
- コーティングの工程自体は前回同様、サーっと塗布するだけで、難しさはありません。
施工後、数週しかたっていませんが、今のところは、さっと拭き掃除するだけで比較的きれいな状態が維持できています。
が、体力が続かないせいで研磨し損ねた前回のガラスコーティングの残りは、やはりムラになって残ってしまいました。
しっかり汚れを落としきるためにも、ゆっくりと時間が取れる日に施工することをお勧めします。
この製品も「3年持続」と表記されていますが、あまり期待はせずに経過を見ていきたいと思っています。