群馬高崎 少林山達磨寺でダルマを入手;喜寿のお祝いに紫のダルマ。ご住職にて開眼し魂を入れて頂きました。

群馬高崎少林山達磨寺 紫ダルマ 開眼前エリア・スポット
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はじめに

群馬県高崎市にある禅寺である少林山達磨寺に行ってきました。

目的はとある方への喜寿のお祝いに「紫色」の福ダルマを入手することでした。 手頃な大きさの紫色の福ダルマを手に入れることができました。

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少林山達磨寺とは

少林山達磨寺は群馬県高崎市にある禅寺(黄檗宗;おうばくしゅう)です。1697年に開創されたとのこと。 

↑;東京方面から、電車ならば上越新幹線で高崎駅から。最寄という意味ではJR信越線 群馬八幡駅が最寄でここからなら車で5分程度。

今回は車で出向きました。付近のICは三つとも距離に大差ない感じですが、東京からならば、

  • 上越道;高崎玉村スマートIC・・・ETC必要です。
  • 上越道;前橋IC
  • 信越道;藤岡IC

のどれかで降りればOKです。

利根川水系の碓氷川沿いの山の斜面にお寺があります。そのおかげで、境内は高さ方向へもかなり広がりがあります。ざっくり分けると高さ別に3エリアに分かれています。

  • 観光バス等が駐車可能な大型車駐車場や総門のある一番低いエリア。第4駐車場は乗用車・小型車も入れそうでした。
  • 大講堂や瑞雲閣、洗心亭のある真ん中の高さのエリア・・・ここにも一般駐車場がありますが、数台しか駐車できません。
  • 達磨堂、霊符堂、観音堂のある一番高いエリア・・・ここには第一大駐車場があります。小型車・乗用車の駐車場があります。舗装されていない駐車場ですが、多く止めることができます。

一番低いエリアから、達磨堂のある高いエリアまでは、かなりの段数の階段を上る必要がありますしたので、自家用車で訪問する場合は、一番上の駐車場を使うことをお勧めします。

さて話は変わりますが、お世話になった知り合いの方が喜寿(77歳)の誕生日を迎えられました。なにか縁起の良いお祝いの品はないかと考えていた時に目に入ったのがダルマ。

しかし、ダルマといえば「赤」がデフォルト。喜寿のお祝いは伝統的に「紫色」を用いたものを送るようだったので、紫色のダルマがないかと探していたところ、この「少林山達磨寺」を見つけることができました。

少林山達磨寺は、静岡県富士市の毘沙門天妙法寺 と、東京都調布市深大寺にならぶ三大達磨祭りを開催するお寺として有名とか(全然知りませんでした・・・。)

ということで、ダルマを求めて高崎まで行くことにしました。

参照;少林山達磨寺公式サイト

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高崎 少林山達磨寺の実際の様子とダルマの開眼(かいげん)

週末(土曜日)の朝9時ごろから出かけました。

都内からは上越道を使って休憩をはさみ約2時間で到着。

一番高い位置にある、無料の第一大駐車場に駐車しました。

高崎 少林山達磨寺 達磨堂裏手の駐車場

↑;第一大駐車場。 未舗装ですが、砂利が敷き詰められた一番広い駐車場です。 白い灰に覆われた円形のエリアはおそらく、「焚き上げ」を行う場所かと。奥の建物は「達磨堂」。ちなみにこの日の駐車場はガラガラでした。

高崎 少林山達磨寺 境内案内図

↑;境内の案内図。 本来は下の総門から階段を上がってお堂へお参りするのですが、第一駐車場からだと基本下りです。

高崎 少林山達磨寺 だるまの絵付け体験

↑;達磨の絵付け体験ができる場所もありました。 子供連れの家族が楽しそうに体験していました。

高崎 少林山達磨寺 だるだる売店

↑;駐車場付近には比較的カジュアルな感じのお店。その名も「だるだる売店」・・・。喫茶も可能。

群馬高崎少林山達磨寺 ダルマの顔

↑;だるだる売店裏には、観光地によくある、コレです。「え;縁起だるまのしょうりんざん」

群馬高崎少林山達磨寺 ダル

↑;達磨堂です。 各種ダルマの展示や、販売をしています。入館は無料ですが、写真撮影は不可でした。奥は本堂である「霊符堂」に続きます。

群馬高崎少林山達磨寺 霊符堂

↑;少林山達磨寺の本堂 霊符堂。両脇にはダルマがたくさん。立派なお堂。北辰鎮宅霊符尊と達磨大師をお祀りしているそうです。前者は方位除けの守護神とのこと。

群馬高崎少林山達磨寺 霊符堂正面

↑;霊符堂正面から。現在のお堂は明治時代に再建されたもの。

群馬高崎少林山達磨寺 お線香を供える

↑;霊符堂正面には常香炉があります。お線香を購入して供えます。 その後本堂にお賽銭を供えて合掌。

群馬高崎少林山達磨寺 観音堂

↑;同じく敷地の最も高いエリアにある「観音堂」。少林山で最も古く300年前の建物。厄除け、縁結び、安産、子育ての御利益があるとのこと。

群馬高崎少林山達磨寺 瑞雲閣

↑;一番高い霊符度や観音堂のあるレベルから一つ階段で下ると、真ん中のレベルに到着します。ここにもいくつか建物がありますが、まずは瑞雲閣。 各種ご祈祷の受付、達磨の販売等があります。 二階では連日座禅教室が開催されているとか。 われわれが購入したダルマもここで「開眼(祈祷していただいて魂を入れて、左目に少し目を入れていただけます。)」してもらいました。

群馬高崎少林山達磨寺 手水舎

↑;手水舎です。 第一駐車場に車を停めてしまったので、本堂に先にお参りして手水舎に後から来てしまうという失態・・・。一番下のレベルの総門から石段を順番に上ってくればこのようなミスは避けられると思います。(が、かなり疲れる長い階段です。後述)

群馬高崎少林山達磨寺 招福の鐘付近から総門を見下ろす 遠い

↑;「招福の鐘(後述)」の真下から、石段を見下ろすとはるか遠く下に総門が見えます。やっぱり、一番下から登ってくるのは辛そう・・・。

群馬高崎少林山達磨寺 鐘楼と総門へと下る大石段へ

↑;「招福の鐘」のある鐘楼。その下をくぐると総門へ下る大石段。

群馬高崎少林山達磨寺 招福の鐘 ご自由におつき下さい

↑;さて、総門から石段を上がってくる場合、山内の入り口にあるのが「招福の鐘」のある鐘楼・・・でよく見るとなんと「ご自由にお撞きください。」と記載されていました。 なかなか一般の参拝者がお寺の鐘を付けるチャンスはないので、行ってみることに。

群馬高崎少林山達磨寺 鐘楼入り口 スリッパ履き替え

↑;瑞雲閣と大講堂をつなぐ橋のような形「鐘楼」。その入り口です。ここでスリッパに履き替えます。

群馬高崎少林山達磨寺 鐘楼

↑;鐘楼と釣鐘。注意書きには「午前9時から午後5時まで」の間のみ鐘を撞けるとあります。奥は大講堂に通じます。近年、除夜の鐘すらうるさいと苦情が来るご時世、ありがたいです。

群馬高崎少林山達磨寺 鐘の撞き方案内

↑;とりあえず撞けばいいというわけではなく、心構えと作法が記されていました。では。

群馬高崎少林山達磨寺 鐘を撞く

↑;二回撞きました。 ゴワァーンァーンァーン・・・と共鳴する鐘の音に癒されます。

(が、しかし後日発覚したのですが、鐘を撞くのは基本本堂へのお参りの前にするのが基本らしいです。参拝の後につくのは「戻り鐘」といって縁起の悪い作法だったとか・・・またも失敗・・・。)以後、気を付けます・・・。

さて、今回の主目的のダルマ購入に向かいます。

群馬高崎少林山達磨寺 カラーダルマはダルマ堂へ

↑;カラーダルマは、瑞雲閣ではなく一つ上の階層の「達磨堂」でした。元来た道を戻る・・・。

群馬高崎少林山達磨寺 金と紫のミニダルマ入手

↑;喜寿のお祝い用の紫ダルマと我が家用の金のダルマを入手。(写真は紫ではなく青っぽく見えますが・・・。)基本の赤いダルマはサイズが非常に豊富ですが、カラーダルマはほぼ大きさは一択。この紫と金のダルマはいずれも1,000円也。

群馬高崎少林山達磨寺 だるま開眼案内

↑;「開眼」の案内。 魂を込めて祈願していただけます。一体500円です。

御祈願の様子は撮影禁止でしたので画像はありません。 御朱印ブームで御朱印をもらいに来ている方が多かったです。ご住職のブームへ軽く警鐘をならすような説教も遠くに聞こえました。御朱印の方の後に、自分たちの「開眼」の祈願の番が来ました。

ご住職がなにやら呪文のようなお経を唱えていただき(いわゆる喝を入れるような)左目に小さく目を入れて頂きました。 家に帰ったら左目を大きく入れて、願いが成就したら右目を入れるようにとのご指示を頂いて終了。所要時間はおそらく2-3分だったような気がします。

群馬高崎少林山達磨寺 金と紫のダルマ 開眼後状態

↑;開眼後のダルマたち。 左目に点のように黒目を入れてもらいました。眉毛は鶴、ひげは亀を表す「福だるま」。

群馬高崎少林山達磨寺 ダルマ裏側のお札

↑;達磨の裏側にはこのようなお札が貼ってありました。

これで、少林山達磨寺の参拝と喜寿のお祝い用紫ダルマの購入は終了。帰路につきました。

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まとめ

群馬県高崎の日本三大達磨市にも挙げられる「少林山達磨寺」へ行って来ました。

本堂のへのお参り前に手水舎に寄れず、また縁起の悪い「戻り鐘」を撞いてしまうというミスをしてしまいましたが、幸いその後悪いことは起こっていません。 金のダルマの御利益が上回っているようです。

お世話になった方への喜寿のお祝いの品として「紫色のダルマ」を購入しました。ご住職に祈願していただいて「開眼」してもらうとさらにご利益アップするような気がしています。

実際、紫のダルマは珍しいと喜んでいただけましたし、有名な高崎のダルマで祈願していただいた旨を説明するとさら笑顔で感謝していただいて、送った方としても高崎まで来た甲斐があって満足のいくものでした。

機会があれば例年1月の七草大祭だるま市やお焚き上げにも来てみたいと感じました。