はじめに
以前、旅先(しかも海外)で財布を無くしたことがあります。 正直血の気が引きますし、クレカの使用停止連絡や免許証をはじめとした各種書類の再発行等、事後処理も大変です。
それ以後、気を付けるようにはしていますが、年齢(アラフィフに達しつつある)とともに注意力も低下する一方。
そんな時、新車を購入した際に付属というか、おまけで入手したのが
Tile mate というコイン程度のサイズの極小デバイス。
こいつは、Bluetooth接続でスマホと連携して、落とし物・紛失物の在処をおしえてくれるというグッズです。(スマートトラッカー)
ディーラーさん的には、「車のキーにでも取り付けて活用してね!」ってことなんだと思います。
これで確実に落とし物が見つかるというわけにはいきませんが、安心度は格段に高まると思います。
Tile mateの仕組みと実物の画像
さて、自動車ディーラーで頂いたTile mate(電池交換不可能版)がこちらです。
↑;パッケージは厚さ5mmくらいのこんな感じの紙製。 これは一ヶ入り。
↑;パッケージを開封すると、Time mate本体と、簡単な取り扱い説明書が入っています。中身はこれだけ。本体の表には「Tile」と書かれた銀色のボタンがあります。取説はアップル製品的な感じで、最初のセットアップに関して最低限といった感じですが、特に困ることはありませんでした。
↑;本体裏側から。大きさは34mm×34mmで角が落とされた正方形。 500円硬貨よりは一回り大きい。本体の四隅の一角にはストラップやキーリングが通せる穴が付いています。
↑;本体厚さは500円硬貨2枚+α程度の4.65mm。 質量は6.1gとのこと。500円硬貨は一枚7gとのことなのでそれよりは軽いです。
↑;財布の小銭入れポケットに投入してみました。ズボンの後ろポケットに財布を入れて座ったりすると強度的に若干心配ですが、そうでなければかさばるわけでもなく違和感はなし。
Tile mate;アプリのインストールとスマホとの連携等
アプリは、AndroidでもiOSにも対応しています。
自分はAndroidユーザーですが、インストールはいつも通りGoogle playから無料で可能でした。
↑;アプリをダウンロードして起動すると「ようこそ」の画面へ。 初めて使用する場合は利用開始をタップして進みます。メールアドレス(後で認証に必要なためすぐスマホで受信可能なアドレスがよいと思います。)と任意のパスワードを決めます。
↑;先ほど登録したアドレスに認証コードが届くので、それを入力します。(とありましたが、自分の場合は届いたメールの認証ボタンをクリックすることで認証されました・・。) そのうえで製品を選択。(どうやら、Tile製品以外にもイヤホン・ヘッドホンなどで同じシステムを使う製品があるみたいですが、この辺りは詳しく調べていません。)
↑;いよいよタイルと手持ちのスマホのペアリング工程です。①タイル本体のボタンを押して ②スマホを近づける。 と終了。ノープロブレムでした。
↑;続いて、Tileを着けるグッズのカテゴリ選択の画面です。 今回は財布をチョイス。 ほかにも興味深いカテゴリがたくさんありました。 Tileシリーズには防水性の高い製品もありそういった場合には傘・鞄・自転車にセットするのもありかも知れません。 さらには、イヌ・ネコといったオプションもあり。首輪にセットしたりするのでしょうか。 飼い犬・飼い猫の迷子防止??。自分はペットを飼わないのでわかりませんが・・・。
↑;するとホーム画面に「財布」が表示されるように。 おそらく複数のデバイスもこんな感じでどんどん追加可能なのだと思います。
Tile mate;実際の使用
で、実際に財布を無くしてしまった場合は、「財布」の「探す」をタップすると、Tile mateから結構大きな電子音が聞こえてきます。Bluetoothの通信範囲はこのモデルでは30mとのこと。音量は財布に入れた状態でもしっかり聞こえました。
↑;「探す」ボタンをタップすれば、Tileから結構な音量でメロディーが流れます。モデルによっては電子音の大きさの調節が可能なものもあります。電子音のメロディーは8つ位から選択可能でした。
逆に「Tile mateを使って自分のスマホを鳴らす。」という機能もあります。
Tile mateの銀色のボタンを「2回押す。」と、スマホが例えサイレントモードでも音が鳴ります。(これに関しては、スマホの機種あるは設定によっては鳴らすことができないものもあるそうなのでご注意を。) スマホを無くした際には有用な機能です。
同じようにスマホを鳴らす別の手としては、Tileの公式サイトにログインしてデバイスを選択することでも可能です。
↑;Tileの公式サイトにログインするとMapとともに、このような画面になります。Deviceの「Connect」をクリックすると、Tile本体のボタンを押したときと同じようにマナーモードであってもスマホから大きな音でメロディーが流れます。
また、あくまでもアプリをバックグラウンドで起動させておいた場合という前提条件はありますが、Tile mate(自分の場合は財布)が、スマホの周囲から離れた時点(つまり、財布をどこかに忘れてきた時点)を記録してくれます。 (自分は結構使わないアプリをすぐに停止してしまう癖があるので、この機能は使い難いかもしれません・・・。また、バッテリーの消耗もありそう。)
スマートスピーカーとの連携や、多くのユーザーがそれぞれ他人のTileを検知することによる紛失物の検出確率を上げるシステム等も気になりますが、今回はレビューしていないので割愛します。
参照;Tile公式サイト
まとめ
Bluetooth通信をつかった超小型のスマホと連携する忘れ物・落とし物が見つかるタグである「Tile」シリーズの「Tile mate」の使用感を綴ってみました。
財布、鍵、鞄等比較的小さくて無くしては困るものにセットすることで、紛失のリスクをかなり下げてくれる優れものだと思います。
自分が使っているのは電池交換が不可能なモデルですが、現在は電池交換が可能なモデルも販売されておりより経済的かつ環境にも良さそうです。
また、より防水・防塵性能を高めたシリーズもラインナップされておりアウトドア用途にはアイデア次第でかなり役立ちそうです。
他社製品にあるような「スマホの通信範囲から外れた場合に自動で通知がくる。」機能がないのは弱点かもしれませんが、安心度は高いと思います。
Made in Japanの「MAMORIO」シリーズがガチンコの競合製品になるみたいなのでそちらも興味があるところです。今回は、たまたま自動車ディーラーからの頂き物でしたが、しばらく使ってみて使い勝手が良ければ複数個の追加購入も考えてみたいなと思いました。