40歳過ぎからの「歯科矯正」その28;残念、保定期間への移行は次回持越し・・・。

歯科矯正 19カ月の変化 側面から 生活
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はじめに

40歳を(とっくに)過ぎて歯科矯正を始めることにしました。

  • 四十過ぎて歯科矯正って大丈夫なのか・・・。
  • 実際どんな感じなのか。

あまり読んでくれている方の参考にならない予感もしますが、記録代わりに記事をコツコツ残してます。

前回は、矯正治療開始後18か月の様子を記事にしてみました。

今回は、装置装着後19回目の診察です。 前回診察で、「うまくいけば、次回で装置を取り外して保定期間に入ります。」と言われていました。舞い上がっていたのですが・・・結果は・・・。

歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。

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26回目診察;治療開始約19か月経過。

矯正装置装着19か月後の歯の移動の様子;微調整…なんか、変なところに隙間が・・・。

ちなみに今更ですが、自分の場合「上あごは内側矯正」「下あごは外側矯正」で治療をしております。

さて治療後半となって、一見わかりやすい変化はあまりなし。ぱっと見には、「もうこれで十分じゃないか。」という感じまで完成していると思います。

ただし、ちょっと気になるところがあったんですよね。

で、それは右の下顎の犬歯と第二切歯の間の隙間・・・以前なかったのですが、これが目立つようになってきました。

↑;黄色矢印の部分。隙間ができてしまいました。実は前回はこれの隣の歯間(青矢印)に隙間が存在していたんですよね。そっちは閉じたので「隙間が移動した」ようにも感じられます。

この隙間ができた原因は何となく想像ができます。

前回、この隙間の上あたり(つまり、上顎の歯の犬歯と第二切歯)の隙間を閉じるために、顎間ゴムを装着したのですが、このゴムの牽引力が逆に下のあごの歯の隙間を作る方向に働いているので、これが原因の一つではないかと素人的には考えています。

また、同じように前回下顎の切歯間の隙間と閉じるためのループがワイヤーについていました。それのおかげでその隙間はあっという間に閉じましたが、結果として隣接する犬歯側に隙間を作る要因にはなった?のだと思います。(あくまで素人考えですが。)

(もちろん他にも、要因は多数あるでしょう。もともとの治療戦略として、あっちを閉じてからこっちを調節みないな順番も想定としてあるのかもしれません。)

で、この隙間があることで、今回の診療で終了とはならないのではないかという嫌な予感はしていたのですが・・・

結果から言うと予感は的中・・・

装置取り外しは次回へ持ち越しとなってしましました・・・

蕎麦、食いたかったなあ・・・。

26回目診察の様子;下顎アーチワイヤーや、一部ブラケットの交換と、顎間ゴム用の「ポッチ」装着など結構盛沢山でした。

今回の診察は久しぶりに休日。

COVID-19の影響でみんながマスクしているうちに矯正治療を始める人もいるという噂を聞いていましたが、自分が通院している際の印象では、新規患者が増えているようには感じません。

(患者さん同士の診療時間が重ならないようにかなり気を使ってもらっている気はします。)

朝一番でしたので、待ち時間0で診療開始。

前回、「もしかしたら本日で矯正装置が外れるかもしれない」とのお告げを受けていたのでかなり期待しつつも、上述のように一部歯間には隙間が生じていたので気にはなっていました。

「ハイ、お口開けてください。」・・・審判が始まります。

すると、すぐにいつもハキハキしっかり話される院長先生が、比較的小声で

「ああっ、隙間が・・・」とつぶやかれました。

やっぱりか・・・とテンションが下がります。

いつも以上に入念に口腔内の診察をしていただきました。

終了と同時に手鏡を渡していただき(すでに知っている)隙間のある歯間を指し示しながら、

「ここに隙間があって、結構な大きさなんです。小さな隙間ならば保定用のマウスピースでも埋まっていくのですが、1mm近くなので、これは無理せずにしっかり治した方がよいでしょう。 せっかく期待されて本日来院されていると思うので申し訳ないですが、もう一息頑張りましょう。」

とのこと。・・・・まあ、そうだよね・・・。

でも、中途半端に終わるのは自分としても気持ちいいものではないですし、院長先生の矜持としてもこれで治療終了とするのはご納得がいかないのだろうと勝手に解釈しました。

気分を取り直して前に進むのみです。

ということで、結構普通のいつも通りの診察になりました。

上下ともに装着されていた数珠状の弾性ゴム類はすべて抜去されて、あとで新品に交換。

そして、左第一切歯と第二切歯のブラケットを取り外して新しいものに交換。(これの意義はよくわかりませんでした。)

↑;前回と今回。左下顎の第一切歯と第二切歯のブラケットが交換されたのですが、写真上ではあまり変化が無いように思えます。もしかしたら、微妙に取り付け角度等が異なるのかもしれませんが・・・。

引き続いて、下顎のアーチワイヤーを新品に交換

一見以前と同じものと一緒かと思いきや「Tループ」の位置

「右第一切歯と第二切歯の間」⇒「(隙間の出来ている)右第二切歯と犬歯の間」に変更になっていました。

19か月目 下顎アーチワイヤー交換 ループの位置移動

↑;上の写真が前回、下の写真が今回。ループの部位が一つ外側にずれています。このループで隙間を閉じる方向に力がかかるとのこと。

院長先生曰く、「上下の顎の中心線がまだ少しずれています。これをそろえつつ隙間も閉じる方向にも力が加わるので新しい顎間ゴム装着用の樹脂パーツも取り付けます。」

とのことで、作業が続きます。

19か月目 右切歯に樹脂製ポッチを追加

↑;上あごの右犬歯(黄矢印)に加えて今回右の切歯にも白い円盤状の樹脂パーツが装着(青矢印)されました。白いのであまり目立ちません。

19か月目 右上顎切歯から下顎左への顎間ゴム

↑;で、その樹脂パーツと下顎のフックを橋渡しする感じで長めの顎間ゴムを斜め掛けした所。こんな感じで上下の中心線を寄せる方向にも力が加わるそうです。

今回の診療はここまでで終了。

恒例の手鏡を渡されての、歯の様子を見ながら総括が始まりました。

  • 一か月遅れることになるものの、初診時想定の2年弱の予定から比べれば順調で早く進んでいます。
  • かなり難しいと見込まれていましたが、かみ合わせもかなり良くなっています。
  • 前回同様に3か所の顎間ゴムと今回新設の一か所合計4か所の顎間ゴムは引き続き自己装着してください。

自分のことながら「やっぱりかなり難しい症例なんだなあ」と再認識。

次回予約をとって帰路につきました。

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まとめ

治療開始から19か月目(26回目)の診察が終了しました。

これまでにも経験してきたことですが、歯科矯正は「物理法則」が当然働いています。その大きな法則の一つが「作用・反作用の法則」でしょう。

どこかを動かそうと力を加えると、反対側に加わる力によって好ましくない結果も出てくるという事。 ただし、これも経験上はもぐらたたき的に順番にやっていけばいずれは何とかしていただけることかなと思っていますので次回に期待したいとことです。

次回は第27回目の診察以降に関して記事にしてみたいと思います。

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