はじめに
東京での住処を探すために、いろんな場所をウロウロしています。
そのついでに立ち寄った所で気になったところを投稿しています。
今回は、 東京都庭園美術館 に行ってきました。
JR山手線 目黒駅から歩いて5-6分の距離です。
参照;東京都庭園美術館HP
東京都庭園美術館の歴史
これまでも、井の頭恩賜公園 や 新宿御苑 明治神宮などを探索してきましたが、この東京都庭園美術館も もともとは、皇族・天皇家に関連する施設です。
東京都内の一定以上の大きな公園・緑地はこのパターンが多くを占めますが、この東京都庭園美術館は、もともとは 旧朝香宮邸 であった建物・庭園を現在、東京都庭園美術館として使用しています。
昭和初期の建造物で、フランス アールデコ様式の建物として国の重要文化財にも指定されているそうです。
また、現在の赤坂にある迎賓館が開設されるまでの期間(昭和30年から昭和49年にかけて)は、国賓を招く迎賓館としても使用されていたという由緒正しい施設です。
庭園に入ってみました
庭園の入り口には、受付があり入場料を支払います。
↑;正門です。「白金台」の文字が・・・。地方出身者には眩しい・・。
庭園のみの鑑賞ならば、なんと大人1名 100円。 都内在住の中学生以下は無料です。
ただし、建物内(美術館内)の展覧会を鑑賞する場合は、展覧会のチケットが必要となります。
正門入ってすぐに案内板があります。木々に囲まれた舗装された道が結構奥まで続きます。
↑;少し歩くと、奥に建物が見えてきます。 美術館(旧朝香宮邸)です。
↑;改修はされているものの、昭和一桁台の建物とは思えないモダンなつくりです。確かに迎賓館として利用されていたというのも納得。
ここから左手に行くと、庭園・茶室等があるエリアへ行けます。
↑;結構な部分が、工事中だったのは残念ですが、芝庭をまずは歩きました。
↑;大きな針葉樹が芝庭沿いに並べて植えられています。ヒマラヤシーダーと呼ばれる大木です。
↑;大きさがピンとこないかもしれませんが、おいてある椅子と比べるとかなりの者であることが分かります。見上げる高さです。
↑;芝庭の一番奥にはモニュメントが。
↑;モニュメント側から、邸宅(美術館)を振り返るとこんな感じです。初夏以降の芝生が生えそろった緑も美しいでしょう。たぶん。
↑;梅の花が咲いていました。1月下旬です。
さて、芝庭に続いて、茶室(光華)の案内がありますので、向かいます。
↑;茶室は日本庭園にあります。庭園には池があり、それを周回する形で散策路がつけられています。
↑;日本庭園の一番奥は、少し高台になっていて、池や茶室を見下ろすことが出来ます。良いお庭です。
↑;池に注ぐ形で水路が作られていました。
↑;茶室です。
↑;芝庭は、いかにも「西洋風」でしたが、同じ敷地内の日本庭園と茶室、対照的です。
↑;こちらは本館の奥の「新館」です。これはもちろんアールデコではありません。カフェがあったので、憩っていこうと思ったのですが、庭園だけのチケットでは入館できませんでした。残念。
↑;こちらは本館(旧朝香宮邸)
↑;本館正面入り口に戻ってきました。庭園だけゆっくり回って途中写真を撮りながらで、約1時間程度です。
東京都庭園美術館のまとめ
今回は、本館(旧朝香宮邸)・新館の中には入らずに、庭園だけを散策しました。
とてもモダンな建物と庭園でした。一方で、日本庭園と茶室も立派なつくりで、まさに和洋折衷です。
白金台という土地柄もそうですし、旧皇族の邸宅であったということもあり高尚な雰囲気です。
真冬であまり人も多くなく、静寂をしっかりと楽しめます。これまで訪れた公園・庭園もそうですが、冬は冬でその「枯れた感じ」が良かったですね。
東京都庭園美術館のすぐ隣には、国立科学博物館付属自然教育園という施設もあり、こちらは美術館を取り囲むようにさらに広大な自然が残っているようです。ぜひ訪問してみたいと思います。
さすが、田舎在住の自分でも知っている高級住宅地白金台です。このような施設もさらに地域の洗練された雰囲気の一助になっているよなあと思いました。物件ももちろん、それなりの(手が届かない)お値段となります。が、住めるものなら住んでみたいものです。