はじめに
新居マンションのリビングダイニング(LD)用の照明に
PanasonicのシャンデリングLGBZ2434(10畳まで)とLGBZ1434(8畳まで)
を付けてみました。
少し使ってみて気づいた点は以下のようなところです。
- ガラスとメッキのキラキラ感は好き嫌いが・・・。
- 地震時は結構、じゃらじゃら揺れてドキドキします。
- シャンデリアやペンダントに比べて高さが抑えられており、吹き抜けなどの高い天井高がなくてもそれなりに落ち着きます。
- 電球色だけだと最大点灯でもやや暗く感じます。
よろしければ
インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex(記事はこちら)
(照明メーカーのショールームも複数行ってきました。)
新居の照明の検討
約10年前、地方の戸建てに引っ越した際も照明の検討をしました。
各個室やダイニングはいわゆる「シーリングライト」で、金具に引っ掛けるだけで簡単設置でした。自分で購入して取り付けた記憶があります。
当時は、LED照明はなく蛍光灯照明でした。それなりにこだわって選んだつもりですが、10年経過して、デザイン面の古さや「プラスチック感」は否めない状態に。
今回、田舎の一戸建てから都会のマンションへの転居で再び照明を検討することに。
照明に求める条件は以下のような感じでした。
- マンションで天井は高くないので、「シーリング」か、高さが少ない「薄い」タイプの「シャンデリア」で。
普通のシーリングと、「薄い」シャンデリアの例;Panasonicから
つまり、厚みのない平らなの照明を想定してました。
- 素材はできればプラスチック感のすくないもので(木、メタル、ガラス、布等)。
- Wi-FiやBluetoothで家屋全体をコントロールするようなネット家電的な機能までは不要。(気にはなりますが・・・。)
照明各社のショールーム巡りをしたり、Webカタログをめくったりして、結局パナソニックのシャンデリングシリーズに行き当たりました。(妻の意向が、強かったり・・・。)
検討した他社製品など
リビングダイニング用に検討した照明を列記しておきます。上述のように
「薄めで」
「素材感(木、布、ガラス、ステンレス、クリスタル)」
を重視して検討した候補です。
ODELIC OC 257 056
ODELICは日本の老舗大手照明メーカー。
↑;電球色だとアクリルの冷たい感じがかなりやわらぎます。
周囲を覆う部分はクリアなアクリル製。シャンデリアタイプもありますが、天井に直付けできるシーリングタイプが良さそうに感じました。
8畳まで用もあります。 暖色・昼白色の切り替え可能です。
参照;ODELIC公式サイト
magiwa BAUMNシリーズ シーリングライト
Yamagiwaは照明をはじめとした輸入インテリアを扱う会社。
YamagiwaのBAUMNというシーリング。同じシリーズでペンダントもあります。特徴は周囲を取り囲む布製のプリーツ状のカバー。 LED電球ではなく白熱球仕様ですが、LED電球や、電球型蛍光灯への換装が可能。 布を通して漏れるほのかな光に雰囲気があります。
yamagiwa(ヤマギワ)Icicle
ショールームへ訪問した時に撮影した写真です。クリスタルガラスやステンレス素材が重厚ですが、吊り下げるタイプのシャンデリアよりは圧迫感はありません。 クリプトン球仕様ですが、おそらく自分でLED球などに変更は可能か?
Luminabella BOVER Plafonetシリーズ
Luminabellaは、ヨーロッパ(北欧、南欧)の輸入照明器具を主に扱う会社。
↑;五反田Luminabella のショールームにて。BOVERという海外ブランドのPlafonetシリーズ。シーリングを丸く囲むカバーには、プリーツ状の布と普通の布の2タイプがあります。 白熱球仕様ですが、別売りLED球への換装可能とのこと。 これも布から漏れる光が柔らかい印象。
Luminabella FOSCARINI・DEASEL Caboche
↑;アクリル製ですが、ガラスのような透明感。Cabocheとは「カボチャ?」と思いましたが、どちらかというと「キャベツ」の意らしいです。同じデザインでテーブルスタンドや、フロアスタンド、ペンダントもあります。 やはり白熱球仕様。 部屋を選ぶかもしれませんが、日本のメーカーでは出せないデザインだと思います。
KOIZUMI Galuxy Ring
KOIZUMI照明は本邦の老舗照明器具メーカー。
↑;コイズミ照明のショールームにて。吊り下げられていますが、カタログ上は「シーリング」にカテゴライズされています。 クリスタルガラスとクロムメッキがシャープな印象。コレのシーリング版があればかなり上位候補だったかもしれません。
LEDで調光可能ですが、調色は不可(電球色と昼白色は別商品扱い)です。
山田照明 Broadcloth(ブロードクロス)LD-2986-L
山田照明も日本の歴史ある照明製造会社。
LED電球を使うタイプで、調光は不可能。 布製のセードのシーリングライトで、やはり柔らかい感じが出ています。
LED素子そのものはあまり発熱しないので、木や布といった素材の使用も結構柔軟に行えるようになってきたようです。
山田照明のショールームにはデスクライトの「Z-Light」シリーズをチェックしに伺いましたが、ペンダント等の一般照明の展示も少しありました。
参照;山田照明公式サイト
番外編 ODELIC OC 257 039LC
これはシーリングではなく吊り下げるれっきとしたシャンデリアですが、比較的「薄い」デザインなので気になった製品。 Swarovskiのクリスタルガラスでできていて、お値段も一桁違います・・・。 LEDですが電球色のみ。調光は可能ですが調色は不可。 フレームもクロームメッキのメタル製で、重厚感・本物感はかなりあります。
ODELICのショールームでも、このシリーズが展示されているエリアは違うオーラでした。ゴージャスです。
Panasonic シャンデリング シリーズ
Panasonicのシャンデリングシリーズは、自分の購入後にその後ラインナップが増えています。2018初頭現在、5つのシリーズがカタログにありました。
自分が選んだ際には、まだ、新製品は出ておらず、上記5つのうち3つの選択肢でしたが、あまり高さ(厚み)がなく、デザインもこの中では直線的に見える左下のLGBZ 2434(とやや小型な1434)を選ぶことにしました。
上記5つのシリーズはほとんどが「クリスタルガラス(スワロフスキー)」製ですが、自分の選んだLGBZ 2434(1434)の周囲を円形に囲むガラスは普通のカットガラス。
LGBZ2434とLGBZ1434の実際
このシリーズは天井にシーリング用の引っかけ金具さえあれば自分で購入して組み立て設置することも可能のようですが、今回はマンション売主提携の会社でオプションとして一括でお願いしました。
約10年前に戸建てを購入した際の照明でもそうでしたが、実売価格は定価の半分以下程度なのは今回も同様でした。
リビングダイニングの
- リビングよりには大型のLGBZ 2434を(10畳まで)
- ダイニングテーブルの上あたりには小型のLGBZ 1434を(8畳まで)
それぞれ設置してもらいました。
↑;日中消灯時。手前が小型のLGBZ 1434。奥が大型のLGBZ2434。直径は57cm vs. 63cmとそんなに差がありません。
↑;消灯時のLGBZ 1434(小)。メッキ鏡面仕上げの皿状の本体と、ぶら下がっている装飾用のガラス(とクリスタルガラス)、複数のLED素子部からなる白いリング状の部品で構成。 これらガラス・クリスタルガラスの装飾は、現場取り付けなので、自分で設置する場合には結構根気が要りそうです。
↑;LGBZ 1434消灯時に真下から。 本体はメッキされていて鏡面仕上げなので、見上げれば鏡のように反射。デザインは基本円形で同心円状・放射状の造り。LGBZ 1434も2434も基本構造は同一。
↑;LGBZ 2434の昼白色点灯時。ほぼ側面。ぶら下がっている装飾はガラス。カットが直線的なのですっきりした印象です。
↑;同じくLGBZ 2434の外周のカットガラスの拡大。小さな正方形のガラス2つと長方形のガラス1つで一セットになっており、これが2重にぶら下がっています。各ガラスは金属製の留め金で連結されています。 LGBZ 2434では、122セットぶら下がっていると説明書には記載。(LGBZ 1434 では110本)
↑;LGBZ 2434の電球色での点灯時。
↑;LGBZ 2434電球色点灯時。 内周の装飾はクリスタルガラスとのことなので、外周のカットガラスより屈折が強いためかキラキラ感は強い感じがします。 このアーチ状に垂れ下がる装飾は57本が放射状に配置されて、その中にLED発光部が隠れる形になります。
↑;LGBZ1434のLEDの発光部。露出を抑えての撮影です。 円形のLED素子は四重に配列されており、昼光色用の素子と電球色用のLED素子が別々に分散して配置されています。ちなみに上記写真は白っぽいですが「電球色」で点灯したところ。電球色の素子の方が昼光色の素子より少ないようです。「昼光色のLED」と「電球色のLED」それぞれの明るさを調整することで、「調色機能」を持たせています。
↑;一定以上の光量で点灯すれば、LEDの「つぶつぶ感(素子それぞれが光っている感じ)」はほとんど分かりません。ガラスの反射・屈折に紛れてしまいます。
↑;LGBZ 1434と2434.点灯時の遠景。 好き嫌いは分かれそうですが、第一印象ほど「派手さ」は感じなくなってきました。ガラスとメタル(メッキ)製なので、昼白色で点灯すると、どうしてもクールな感じにはなってしまいます。天井面や側壁面には乱反射・屈折した光が投影される間接効果もあります。
↑;付属リモコン。LGBZ 2434も1434も同じリモコンです。 手元灯ボタンを押すと、簡易的にリモコンを懐中電灯の様に利用できます。
ちなみに、付属のリモコンで「留守番モード」や「お任せモード」・・・時間によって点灯・消灯あるいは色合い・明るさを自動でコントロールする機能 を設定可能ですが、今のところ一度も使っていません。
まとめ
リビングダイニングの照明に
Panasonic シャンデリング LGBZ 2434 と LGBZ 1434 を付けてみました。
最初にも触れましたが、数か月使ってみての感想・気づきです。
- ガラス・メタルの質感は高いが「冷たい」印象にもなってしまうかもしれません。(電球色だとガラッと雰囲気変わりますが。)
- 地震時(震度3程度だったか)は、ガラス同士が当たってじゃらじゃらと音がします。ただし、この装飾が外れて落下してくることはありませんでした。
- 薄いシーリングライトに比べれば厚みはありますが、それでも薄型なのでマンションの部屋でも圧迫感は軽減されています。
- 電球色100%だけだと暗く感じます。(仕様で電球色だと最大点灯時の50%の明るさとのこと。)
- 電球交換タイプではないので、寿命が来たらユニットごと交換になります。
妻の推しに負けて決めた感も強いですが、結構気に入っています。