40歳過ぎからの「歯科矯正」その13;「今が一番つらい時期ですよ・・・。」とのお言葉。

矯正歯科 4か月後 上下の装置が接近EC生活
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はじめに

40歳を(とっくに)過ぎて歯科矯正を始めることにしました。

  • 四十過ぎて歯科矯正って大丈夫なのか・・・。
  • 実際どんな感じなのか。

あまり読んでくれている方の参考にならない予感もしますが、記録代わりに記事を残そうかと思っています。

前回は、矯正治療開始後3か月の様子を記事にしてみました。

今回は、装置装着後4度目の診察です。治療開始から4か月経過しました。 今回は上下の装置ともにアーチワイヤーを交換し、例の「歯ぐきにぶち込んだネジ」も再度使用開始。

装置が多く、今が最も大変な時期とのこと。院長先生から激励をうけながらなんとか頑張っています。

歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。

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11回目診察;治療開始約4か月経過。トラブルはなし。

矯正装置装着4か月後の歯の移動の様子

毎度の歯の移動報告です。何枚か写真載せます。ちりも積もればなんとか・・・といった心境です。

矯正歯科 4か月後 出っ歯側面図

↑;まずは定例の「出っ歯横からの図」・・・ゆっくりと引っ込んでいるようですが、まだまだ傾斜もありますし、そもそも「位置は圧倒的におかしい」状態。

矯正歯科 4か月後 出っ歯 下から見上げた写真

↑;上の歯の出っ歯を下から見上げた図。前の二本が異常に出っ張ってましたが、全体的にアーチ状に見えるくらいには引っ込んだようです。

矯正歯科 4か月後 右第一臼歯

↑;そして、かなり内側に倒れこんでいた右第一小臼歯の様子。 立ち上がってきました。

矯正歯科 4か月後 下顎左第一第二切歯の隙間

↑;前回左第2切歯と右犬歯のワイヤーの間にバネを入れました。赤矢印の方向に力が加わって押し広げる役割。ホントにこんなバネで広がるかなあ・・・・広がってました!!

11回目診察の様子;上下アーチワイヤー交換。歯茎のネジも。

この日の診察はほぼ予想どおりの展開で進行。

  • 院長先生の診察。今回受診時までの問題点がなかったかを尋ねてくれます。
  • 上下ワイヤー取り外し作業。
  • 歯科衛生士さんによるクリーニング。

クリーニングを受けているわずかな時間が至福の時です。上下ともにワイヤーが無い状態なので解放感があって非常に快適です。

その後、ワイヤー再装着のために院長先生が再度やってきました。

  • 「たくさんの装置があって、今が一番大変な時期です。 ここを乗り越えれば、逆に少しずつ装置は減ってきますので頑張りましょう。」と励ましのお言葉。

たしかに、物理的な苦痛(痛み、異物感)は慣れてきているのですが、最近つらさを実感するのはやはり食事です。 歯ごたえのあるものはほとんど食べられないので、そのつらさはボディーブローのように効いてきます。(最近旅行で温泉旅館に宿泊したのですが、美味しい料理をしっかり味わえない・・・。)

診察は続きます。

  • 「上下のワイヤー共に少しまた太くなります。」とのこと。(多分、太いほど弾性力はあるはずで、矯正する力もアップするんだと思います。)
  • 何度か出し入れしつつ、アーチワイヤーの微調整をしてから装着。
  • ワイヤーをブラケットに固定する際には、やはり一定の疼き感というか痛みがありますが我慢できるレベル。

そして、今回は再び「例のネジ;歯肉にねじ込んだチタンネジ(マイクロインプラント)」の出番です。(前回はお休みでした。)

上の歯 アンカースクリューからのゴム

↑;まずは、上あご切歯の上のネジと上あごの切歯2本(出っ歯)をつなぐゴム装着。以前同様で透明に近いので装着しても以外と目立ちません。

さらに、上あご右奥歯の脇にねじ込んだネジにもゴムを引っかけていきます。

歯科矯正4か月後 奥歯アンカースクリューからゴム

↑;右上あごの奥のネジは、透明なゴムで右大2大臼歯に接続されました。これはいまいち理由がわかりませんでしたので、機会があればまた院長先生に聞いてみようと思います。 左奥歯のネジはそのままで今回も使用せず。

さらに、上顎左右の出っ歯(左右の第一切歯)の内側のブラケット同士を輪ゴムで引き寄せるのですが、本日はその輪ゴムが「二重仕様」となりました。

というのも、ネジは切歯の真上ではなくやや外れたところにあります。それで、ゴムで真上に力を掛けることができないので結果としていわゆる「すきっ歯」になりやすいので、できるだけそれを防ぐためにゴムを増やして歯を離れないように引き寄せておくそうです。(そういえば、前回輪ゴム使用時もわずかですが「すきっ歯」になりましたっけ。)

歯科矯正4か月後 出っ歯がスキッパにならないように ゴム

↑;出っ歯2本をつなぐ透明なゴム。「2重掛け」。 (麺類が装置に絡みついてるわけではありません。)

これまた毎度ですが、最後に本日の仕上がりと今後の方針等を院長先生が説明してくれます。

  • 歯の移動は順調とのこと。
  • 上下切歯に関しては装置の干渉が発生してくるので、上あごの「出っ歯」に関しては、ネジと輪ゴムを使って上に引き上げる(圧下)事を優先します。
  • 作業中全く気が付きませんでしたが、よく見ると下あごのアーチワイヤーには2か所「Ω」の形をした細工がしてあって、これはバネの役割をはたしているとのこと。
  • このバネで下あご全体(第二小臼歯より前の歯)を前方に押し広げる効果があるとか。
歯科矯正4か月後 下顎のアーチワイヤのバネ

↑;下のアーチワイヤーのバネはこんな感じ。左右同じ位置にあります。「Ω」の形のワイヤーが自ら広がろうとする力を利用してワイヤーを前方に押し広げる力になるとか。 ほんとにいろんな技や装置があるんだなあと感心するばかりです。

矯正のワイヤーって、治療を受ける前は「締め付けること」しかできないと思っていましたが、このようにバネ加工することで、「押し広げる」方向にも力が掛けられると知って驚きです。

ワイヤーそのものも、形状記憶のモノ(ニッケルチタン製)もあったりして、組み合わせつつグダグダの歯列を整えていくのだそうです。(ワイヤー自体の弾性;元に戻る力できれいなアーチにするそうです。)

さて、これにて今回の診察は終了。

今回は、前回のように自分の不注意による装置外れのようなこともなかったので1時間程度で終了。

やっぱり、数日は歯の移動に伴う痛みが来ます。普段何とかだべられている刺身やコロッケ等ですら「ゴムを噛んでいる」ような感覚になりますが、数日の我慢です。

今後に向けての興味・・・他人事みたいですが・・・

かなり診察には慣れてきました。毎度少しずつとはいえ進歩があるので治療へのモチベーションが維持できています。

治療していて今後どうなっていくのかなあと思う点がいくつかあるので挙げておきます。多分、素人の自分が思いつかないようなプロフェッショナルな方法でクリアされていくのでしょうが・・・。(心配というよりも「興味」に近い感覚です。)

出っ歯がまっすぐになればその分伸びて見えるよね・・・。

さて、自分の歯並びは上も下もガタガタですが、もちろん最も目に付くのはいわゆる「出っ歯」です。これまでご覧いただいたように、上顎の左右の第一切歯の酷さは格別です。

最初から気になっていたのですが、この酷い傾きがまっすぐになると「歯が伸びたように見えるのでは・・・。」と感じていました。

拙い図ですみませんが、つまりこういうこと。

出っ歯がまっすぐになると、歯が伸びて見える

まあ、この「出っ歯が伸びたようになる」のを防ぐべく、上あごの出っ歯の上のネジからゴムをつかって引っ張り上げていくことになるわけでしょうが、今後どうなっていくのか非常に興味津々な状態です。この「伸びきった歯」がちゃんと歯ぐきに埋まっていくのか??

上下ともに切歯を「埋め込まないと」(圧下しないと)装置同士がぶつかりそうなんですが・・。

さて、先ほどの上の歯と同じ話かもしれませんが、下の切歯4本もよく見ると山型に盛り上がっています。

下の切歯 山型に盛り上がる

↑;黄色のラインは奥歯のかみ合わせのラインのつもり。下の切歯はかみ合わせラインよりかなり上の方に飛び出しています。

自分は、上の「出っ歯」があまりにひどかったため、下の歯並びの悪さはあまり気にしていませんでしたが、妻曰く「いままで、かわいそうすぎて言わなかったけど、下の歯並びもひどいよ。それ・・・。」と・・・。(かわいそうすぎたのかよ・・・。)

さて、この「盛り上がり」もワイヤーを用いて少しずつ下げていく(圧下)のでしょうが、上の歯の内側の装置と下の歯の外側の装置が現状でもかなり接近していて矯正が進めば進むほど、干渉(衝突)の可能性があるようなあと素人ながらに思うわけです。

矯正歯科 4か月後 上下の装置が接近

↑;奥歯でしっかり噛んだ時の前歯の装置の様子。上の歯の裏側の装置と下の歯の外側の装置が接近しています。実際少し歯を動かせば下の歯が上の歯の装置に接触したりします。

これも、どうやってこの状況から脱するのかが、とても興味があるのです。(自分のことながら、なんというか、本当にパズルの様で楽しみな感覚なのです。)

今後の治療経過で、これらの疑問が解決するのを楽しみにしています。

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まとめ

歯科矯正の本格的な装置を装着してから約4か月。11回目の診察でした。

一連の診察の流れにも慣れてきて、「次が予想できる。」ので以前ほど身構えることなく診察に臨むことができるようになってきました。

「今が装置が多くて一番大変な時期です。」という院長先生の言葉を信じてなんとか頑張っていきたいところです。

さて、次回は第12回目の診察以降に関して記事にしてみたいと思います。

歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。