東京のどこに住む? 購入要望書・申し込み・手付金納付・契約

要望書例生活
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はじめに

40歳過ぎて、これまで地方で暮らしたことしかない人間が東京で暮らすことになりました。

マンション探してます。

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東京のマンションさがしのこれまでの経過

1.SUUMOでざっくり広め(地理的にも、価格的にも)に検索し抽出。

2.「水害・洪水のハザードマップの検討」 「地震・地盤・液状化等のハザードマップの検討」 「犯罪発生率」 「用途地域(都市計画)の確認」 等を参考にしながら、消去法的に絞り込み

3.「実際に現地を歩いて雰囲気を確認

4.「モデルルーム・マンションギャラリーを訪問

以上をこれまで順番に記事にしてきました。

本格的東京移住(家族の呼び寄せ)は少し遅れることになってしまったので、当面、東京での単身赴任状態(一人暮らし)が続くことになりましたが、家族で引っ越すことには変わりなし。物件探しは続きます。

子供の中学入学に入居を間に合わせる(来年春)という点が、今回のマンション選びを最も制限するポイントでした。

そういった意味で、100点満点というわけではありませんでしたが、とあるマンションをいよいよ購入することとなりました。

  • 3LDK
  • 最寄駅から徒歩10分以内
  • 13階建て
  • 中規模(100戸未満)
  • 子供が通う可能性がある(受験する)複数の学校いずれにも通学に時間がかからない。

といった物件です。

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購入要望書の提出

申込書を書いて、次いで契約なのかなあと簡単に考えていたのですが、そうではありませんでした。

申し込みの前段階には「購入要望書」の提出というステップが待っていたのです。

要望書例

↑;希望の強さを5段階評価!!

 

聞きなれない「購入要望書」ですが、希望する部屋(住戸)を購入するには大事な関門でした。

田舎者の自分でも、分譲マンションが何期かに分けて抽選で販売されることはなんとなく知っていたのですが、この要望書が「抽選へのくじ引き券」みたいなものになるようです。

「どのみち、抽選なんだったらチャチャっと書いて提出してしまえばいいのでは。」と思っていました。

しかし、自分の尊敬するある方曰く、

要望書はね、早く提出して、かつこの部屋がどうしても欲しいんだと意思表示して伝えるべきだよ。」と言われます。

買主がこの部屋を欲しがっていることをしっかり伝えたほうが良い。」とのことでした。

庶民的な考えでは、熱心に要望したら、むしろ足元を見られて値段を吊り上げられるのではないかと考えたのですが、欲しい部屋があるならばそんな駆け引きはしない方が良いとのことでした。

アドバイス通り、要望書は即提出し強い希望がある旨を伝えておきました。

なお、売主の「購入要望書」に関する説明は以下のようなものでした。(一部抜粋・改変)

要望書の受付

申し込み予定の住戸をお決めいただき、ご購入の意思が固まったお客様につきましては、お申し込み登録の前に「購入要望書」の提出をご案内しております。

購入要望書をご提出いただくと

倍率が集中しないように、営業努力をさせて頂きます。

他のお客様より購入要望書記載の住戸に対して、要望状況等のご質問・ご要望があった場合には、すでにお申込み予定のご要望をいただいている住戸である旨、お伝えさせていただきます。

要望書は正式な「お申込み登録」ではございません。お申込みに際しましては、期間内にお手続きをしていただく必要があります。

「熱意」だけで抽選を勝ち取ることは難しいですが、早めに要望しておくことで、後からくるお客さんに対しては、「すでにこの部屋は要望が入ってますよ!」と言っていただけるということになります。

まあ、どうしても欲しい人は、それでもかぶせて要望してくるでしょう。そういう意味ではおまじないみたいなものかもしれません。

購入用要望書を提出すると上記のようなメリットがあるよ。っていう買主側の話だけでなく、売主側のメリットもネット上にはいろんな事が書いてありましたが、

  • 需要・売れ筋の部屋のタイプ等を把握できる。
  • それをもとに、販売の計画や値段を設定できる。
  • 要望の程度が高いならば、契約に至る可能性も高いと考えられる。(足元見られてチョロイ客と思われるか、逆に大事にされるかは分かりませんが…。)

といったところが、大方の意見でしょうか。

どうしてもという部屋や階数がなく、物件の立地のみに魅力を感じるならばあまり熱心に要望しないとか、場合によっては先着順販売になるのを待つという手もあるのか・・・?

要望書に希望する部屋と、提示された値段を記入します。

この時の値段でほぼ確定なのですが、その価格には100万円の幅がまだありました。(例 4900万円~4999万円 といった感じ)

当初、ギャラリーで聞いていた予想価格より、数百万円は高くなっていましたが・・・。

その他、修繕積立金等の諸経費の概算も出てきました。

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登録申し込みへ

要望書提出のあとしばらく(今回は約一か月)を経て、登録申し込み期間となりました。

この間にいよいよ「申し込み」を行うことになります。

が、これもまだ「契約」ではないので、キャンセルは可能なステップらしいです。(申し込みまでしてから蹴ると「ブラックリスト」には載ってしまうみたいです。)

この間、適宜売主の営業の方から連絡があり希望した住戸の他のお客さんからの要望状況(引き合い)を知らせてくださいました。

幸い(?)、希望の住戸への要望はないわけではないものの、抽選で競ってでもという方は無く経過していました。

登録申し込み期間においては、いよいよ「申込書」の提出となりました。

実印や印鑑証明を持参し、申込書に記入して提出。

この時点で価格はようやく確定となりました。(要望書提出時の「幅」の中には納まっています。)

特に「登録申込書」で問題となる箇所はありませんでした。

資金計画については、ローンを組まなかったので、そのあたりを省略できたのは気楽でした。

この段階で、重要事項説明書のコピーをあらかじめもらえます。実際の重要事項説明会に向けて読んでおくようにということでしょうが、とても分厚くてその気が起こらないシロモノです。

登録申し込み期間は、数日から数週間あるのかと思っていましたが、実際はかなり短い期間でした。

登録申し込み期間の最終日夕方にいよいよ抽選(希望者が複数だった場合)となりました。

抽選がなかった場合(つまり要望が自分だけだった場合)は抽選日時より早く連絡が来ると聞いていました。

そして、その通り早めに連絡があり「要望通りのお部屋を確保できました。」とのこと。抽選は行われなかったということでした。

やれやれです。

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重要事項説明

さて、息つく暇もなく数日以内に重要事項説明でした。

土日は、ギャラリーやモデルルームにやってくる他のお客さんへの対応で忙しいからでしょうか。平日に説明を受けることに。

雑音・騒音の聞こえない静かな個室に通されました。

分厚い冊子を見つつ、かいつまんで要点を話していただけます。

ここから先は契約に関わってきますのでしっかり聞いておく必要があります。

細かいところは覚えていませんが、思い付くままに列挙してみます。

  • 物件近くにある施設の再度の確認(騒音、悪臭、不特定多数の人の出入りがありそうな施設はくまなく)。
  • 手付金の取り扱い・・・買主都合でのキャンセルの場合は手付金は戻ってこない。 受け渡しまでの間に大地震などで建物が完成しない場合等;手付を返還したうえで契約は白紙に。 売主都合でのキャンセル;手付金の2倍を支払って契約解除可能。
  • 建物、土地の概況(都市計画上の分類や、登記の状況。地中埋蔵物や隣の敷地からの樹木の張り出し等の状態と対策)
  • 売主の瑕疵担保責任に関する説明
  • 管理組合に関する各種情報、規定
  • ペット飼育に関する規約
  • 等々

これは、2時間位かかるのですが集中力がなかなか持ちません。途中で眠くなります。が、後で考えると結構大事なことをちゃんと説明してくれています。署名してしまったあとで、「そんなことは聞いてなかった。」と言っても後の祭りですからしっかり聞かなければなりません。

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手付金の納付

重要事項説明が終わると、約一週間の期限で手付金(販売価格の10%)の納付を求められます。

結構な金額ですが、振り込むと直接電話で「振込の確認が取れました。」との連絡をいただけました。

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契約

手付金納付期限からさらに約一週間程度でいよいよ本契約です。

再びギャラリーに出向きます。

重要事項説明程、長時間・詳細ではないですが、繰り返し要点を聞いたうえで署名です。

契約書見本

↑;A3サイズ、表裏の契約書。見本です。

契約といっても、署名・捺印するだけですが、緊張する作業です。

これで一段落です。

今後のスケジュールの簡単な説明を受け、インテリア・コーディネーターさんの紹介を受けてその日は終了となりました。

営業の方のいつも以上に丁寧なお見送りを受けてギャラリーを後にしました。

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まとめ

東京の分譲マンションの購入体験をすることが出来ました。

今回のステップは、以下のような過程でした。

  • 購入要望書の提出
  • 登録申し込み
  • (有る場合は)抽選
  • 手付金の納入
  • 本契約

大きな買い物ですが、終わってしまえば何ともあっさりしたものです。引き渡しに向けてまだまだやることが沢山です。