はじめに
スイスのファブリックブランド、クリエイションバウマン の東京本社(青山)のショールームに行ってきました。
かつて自分は、「布なんて、どれでも大差ないでしょ!」という雑な感覚を持っていましたが、一度見てしまうと、某量販店等のカーテンとは比較するのも失礼な高い質感です。
・よろしければこちらも 「インテリアショップ・家具店等 ショールーム巡り まとめーIndex」(記事はこちら)
クリエイション・バウマン Creation Baumann
スイスに本社をもつファブリックのメーカー。
創業は、1886年。 スイスは時代に応じて、麻や絹などことなる素材による布織物工業が栄えたとか。
糸の紡績から染色から最終加工までほとんどを自社工場で行っているそうです。
また、公式サイトによると以下のような記載が。
『クリエーションバウマンと言えば、バーチカルブラインド。』
多くのお客様から、そんなお声をいただくように、クリエーションバウマンのブランド代名詞とも言えるのがバーチカルブラインドです。
バーチカルブラインドというと、病院とか施設とかであまりデザイン性のない樹脂製というイメージでしたが、新技術でデザイン性がアップしたのだとか。
また、海外ブランドというと、デザイン性ばかりに目が行きますが、「吸音性能」とか、アルミ蒸着を施した「遮熱」といった機能面も力が入っています。
クリエイションバウマン 東京本社ショールームへ
ショールームは南青山にあります。
↑;根津美術館の広く美しい庭園の樹々に近い場所でした。
最寄り駅は 地下鉄 表参道駅。駅からは若干距離がありますが、周辺には数多くのインテリア・家具のショップがありますので、いくつか寄り道しながら来ることも可能。
特にイタリアのブランド(Moltini, Felxform, Minotti等)のショールームがこの辺りに密集しています。 ゴージャスなエリアだ・・・。
さて、毎度予約なしでの訪問ですが、特に問題なく入店できました。もちろんしっかり相談したい場合や、コーディネイトしてもらいたいときは予約が望ましいかと。
↑;店内の様子。サンプルがずらりと。ビルの一階で、そんなに広いショールームではないですが、機能的に展示されておりサンプルも手に取りやすいです。
↑;一部のサンプルは、天井から十分な長さで展示されておりイメージがつかみやすい感じです。
↑;2017年の新作。Artemisia. 自分は柄物の選択は考えていませんが、立体感とか、発色の美しさ、重厚感などは、まったく素人の自分でも「おおっ、すごそう!」と感じます。
新居には、各個室とLDにカーテンが必要ですが、LDにはそれなりのカーテンが欲しいなあとは思っています。
- 無地(か、柄があっても細かいもの)
- アースカラー
- 若干光沢があって陰影が出るもの?
まだまだ、しっかりとイメージが固まったわけではないのですが、こんな感じでサンプルを探していきます。
↑;光沢感とか陰影感がいい感じ。一見縦じまの模様のように見えますが、近寄ってみると・・・。
↑;Elina. 近づいてみてみると、縦にスリットが入っています。これは、縦長の布をつないだわけではなく、スリット部はレーザー加工で切り抜いてあるそうです。 日本の折り紙で作る七夕飾りを連想しました。これはドレープではなくレース的な使い方になるのか?
↑;Polo. ツルっとしていない凹凸のある織物生地。複数の色が入っています。
↑;Ponte. ほぼ無地に見えますが、アースカラーが気に入っています。この辺りの価格帯なら何とか手が出るかも。
↑;Arno. これも重厚ですが、淡い明るい色を選べば重苦しい感じはなく気に入りました。 ただし、これはカーテン用というよりは、ソファーやクッションなど向けか?
↑;品番分からなくなってしまいましたが、こういうベルベット・スエードっぽい起毛したような生地も候補です。
↑;ものによっては、これぐらい幅広いカラーが選べます。
↑;Victor. この製品も凹凸感・陰影感があると思います。
↑;あまり写真ないですが、レース系のサンプルももちろん充実していました。
まとめ
南青山にある クリエイションバウマン のショールームへ行ってきました。
以前、同じスイスのファブリックメーカー、クリスチャン・フィッシュバッハのショールームにも訪問しましたが(記事はこちら)、生地の質感は日本製と比べるとまだまだ海外メーカーの方が、数枚上手な気がします。
後日、本邦の某量販店の既製カーテンコーナーも見てみましたが、比べてしまうと「うーん・・・。」となってしまいます。
価格帯が違うので比較するのはナンセンスかもしれませんが、「やっぱりいい物はいいんだなあ」と当たり前のことを思い知らされた感じです。
家具に比べると、カーテンは明確なイメージがまだつかめずにいますが、だんだん自分がいいなあとおもうパターンが分かってきた気がします。