40歳過ぎからの「歯科矯正」その10;装置装着後、初の診察。(一か月後)さっそくアンカースクリュー使用

歯科矯正 一か月後 上顎第1歯と歯茎のアンカースクリューをゴムで接続生活
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はじめに

40歳を(とっくに)過ぎて歯科矯正を始めることにしました。

  • 四十過ぎて歯科矯正って大丈夫なのか・・・。
  • 実際どんな感じなのか。


あまり読んでくれている方の参考にならない予感もしますが、記録代わりに記事を残そうかと。

長期間になりそうですが、暇があれば書き続けていきたいなと思っています。

前回は、あごの骨(歯ぐき)にネジ(アンカースクリュー)を打ち込むというかなり怖い(グロイ)処置について記事を書きました。

今回は、装置装着後初の受診でワイヤーの調整や、さっそくの前回打ち込んだネジの利用がありましたので、記述してみます。

歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。

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8回目受診;装置装着後約1か月。

矯正装置装着一か月で自覚する歯の変化;歯、動いてる!

さて、娘も治療を受けておりますが娘の場合は一か月後にはさっそく「歯がへっこんできた。」という目で見える効果が表れています。 自分より2-3か月先行する娘の歯並びは素人目にはすっかりほぼ普通に戻った感じです。

一方、40歳をとっくに過ぎたオッサンの場合、一か月程度ではあまり変化がないのかなと思っていました。

しかし、微妙ではあるものの「歯って動くんだな。」と実感できる変化もあったので、記載しておきます。

歯科矯正1か月の変化 内側に倒れこんでいる右第一小臼歯

↑;ちょっとわかりにくいのですが、下あごの歯の写真です。左の写真が一か月前。右が現在。 右第一小臼歯(黄矢印)は、ひどく内側に倒れこんでいたのですが、装置に押されて全体に外側に動き、かつたおれかかる角度も緩くなってきました。(後ろの歯との位置関係をみると分かる程度ですが・・・。)

歯科矯正1か月の変化 右2歯と3歯の間に隙間

↑;これは上あごの右斜め前の写真。よく見ると矢印の部分に歯と歯の間に隙間ができています。 動いてますね、これ。

歯科矯正1か月の変化 出っ歯の経過 横から

↑;これはいわゆる「出っ歯」の部分を横から見た写真です。まあ、相変わらずひどいですが、やや後退はした模様。

まあ、少しでもこういう変化があるとモチベーションの維持にはつながります。

8回目診察の様子

さて、この日の診療・処置は以下のような感じ。

  • まずはザーッと診察。
  • 院長先生曰く、「ああ、かなり歯の隙間が空いてきましたね。前回仮の装置だった、右第2切歯の裏の装置(ブラケット)を正式なものに取り換えますね。」
  • さらには、「前回打ち込んだ4つのマイクロインプラント(ネジ)はどれも問題なさそうです。さっそく使っていきましょう。」と院長先生。
  • 「上顎の親知らず抜歯後の傷も全く問題ないです。一番奥の第2大臼歯にもリング(金属の輪っか)を入れます。」

と、本日実施することの大まかなメニューを聞きました。

おおっ!、3週間くらい前に入れたネジ、さっそく使うのか・・・。さらに口の中がごちゃごちゃになりそうだなあと、若干不安を感じます。

で、処置が始まりました。

  • まずは、前回装着のアーチワイヤー(リガチャーワイヤー)の取り外し。 外すだけなのですが、やはり歯が動いているためか、歯の根っこ部にジーンとくる重い痛みを少し感じました。
  • 右上2歯の仮ブラケット取り外し。有機溶媒の匂いがきつかったですが、初回同様に研磨・洗浄後にブラケットを装着し直して終了。
歯科矯正 上右顎 第2歯裏側ブラケット交換

↑;右上の2番目の前歯の裏だけは仮の小さなブラケットがついていましたが、歯が動いて余裕ができたのか、周囲の歯と同様の大型のブラケットが装着可能になりました。右の写真は交換後です。

処置は続きます。

  • 両側上あごの第二大臼歯のリング(バンド)の大きさ合わせ・・・そのまま加工して装着。 もともと、第一大臼歯にはすでにリングがついていましたので、これで上あごに4ヶ、下あごに2ヶとかなりリングだらけに。
  • 前回打ち込んだネジ4本のうちの左奥の歯ぐきのネジと、左前歯が「輪ゴム」で連結。今回は、左だけで終了。
歯科矯正 一か月後 左上顎内側の様子

↑;黄色矢印は、一番後ろの奥歯(第二大臼歯)に新たに嵌められた金属製リング(バンド)。結構、内側の構造がごちゃごちゃしていて、舌にあたると気になります。 また、青矢印は、歯ぐきにぶっ刺さったネジと前から三番目の歯(犬歯)をつなぐ、白色透明な輪ゴム(輪ゴムというよりは、ゴムバンドか。)このゴムの弾性力で、前歯を後ろに引き寄せるそうです。

正直、ネジ(アンカースクリュー)とブラケットを接続するのは「針金(ワイヤー)」だと思っていたので、輪ゴムでとても安心しています。

というのも、やっぱり輪ゴムは口あたり(というか、舌あたり)が柔らかく違和感が圧倒的に少ないです。

まだまだ処置は続きます。

引き続いて、出っ歯(上顎切歯)直上に打ち込んだ2本のネジと、前歯をつなぐ処置。(これは、前歯を引っ込めるのではなく、「引き上げる」ため。)

  • 第一歯の表面(表側)に、輪ゴムを引っかけるための透明な樹脂製ブラケット(小型なので、表から見ても非常に目立たない。)を接着剤で固定。
  • ワイヤーだと違和感酷いだろうなあと心配していましたが、奥歯同様に透明な輪ゴムをネジとブラケットに引っかけて終了。
上あご切歯上 12間 アンカースクリュー 歯科矯正

↑;ちなみに、歯ぐきのネジはこんな感じで打ち込まれていますが、前歯表面に小さなブラケットを接着してゴムでつなぐと、↓こんな感じになります。

歯科矯正 一か月後 上顎第1歯と歯茎のアンカースクリューをゴムで接続

↑;上顎の歯ぐきのネジ2本と前歯が輪ゴム(というかゴムバンド)で接続された図。目立ちにくいとは言え、結構エグイ。 実は上の方で紹介した写真にも一部映り込んでいたのですが、気づか無かった方も多かったかもしれません。ちなみに、このゴムを装着することで、むしろネジの鋭角な感じが緩和されて上唇内側の突き刺さるような痛みは結構楽になりました。(慣れただけかもしれませんが。)

さて、歯ぐきから出すぎている歯を、根元の方に埋め戻すような矯正の動きを「圧下」と呼ぶそうです。

この「圧下」は、逆の埋もれすぎている歯を引き抜く方向の矯正と比べてきわめて困難だったそうです。 が、最近このようなマイクロインプラント(アンカースクリュー)を用いることで、結構「圧下矯正」ができるようになってきたとか。

また、このマイクロインプラントを用いた方法は、「ガミースマイル」といって、笑ったときに上あごの歯ぐきが目立つタイプの患者さんの矯正にも使うことがあるとか。

  • その後、アーチワイヤーを再度調整しながらブラケットに装着していきます。
  • やはり歯が動いているためか、リガチャーワイヤーや輪ゴムで締め上げる際には初回装着時と比較して、一時的でしたが痛みを感じました。

さて、以上で処置は終了。初回ほどではありませんでしたが、1時間くらいかかる大がかりなものでした。

院長先生曰く、

  • 下顎に関しては、・・・「少し広がりましたが、まだまだ、上あごに比べると狭いです。このまま装置をつけて広げます。」とのこと。
  • ということで、下あごの装置に関しては、現状維持。

次回予約を取って帰宅しました。かなりくたびれてしまいましたが、歯が動いていることが確認できて若干うれしい自分もいたりします。

装置が増えたことによって、口腔内の異物感はさらに増強していますが、初回の違和感に比較すれば、慣れるのに時間はかからないと感じています。

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まとめ

歯科矯正の本格的な装置を装着してから約一か月後の診察に行って来ました。

まだまだですが、よく見れば少しずつ歯が動いていることが分かって、励みになります。

前回、歯茎に打ち込んだネジも早速使用開始。

さて、次回は第9回目の診察以降に関して記事にしてみたいと思います。

歯科矯正記事関連のもくじ(Index)記事はこちら; これまでの歯科矯正関連記事の一覧です。